セロニアスモンク(Thelonious Monk)が参加しているCDの一覧

セロニアスモンク(Thelonious Monk)の参加CDをまとめて買いませんか?

セロニアスモンク(Thelonious Monk)をまとめて聞いてみたいと思ったあなたのために、セロニアスモンク(Thelonious Monk)が参加しているCDを集めてみました。ぜひ、CD選びにお役立て下さい。

タイトル価格発送可能日購入詳細

Thelonious Monk

1491円
通常3−5週間以内に発送

Plays Duke Ellington

1491円
通常24時間以内に発送

Brilliant Corners

1491円
通常24時間以内に発送

Thelonious Monk With John Coltrane

1491円
通常24時間以内に発送

Thelonious Monk & Sonny Rollins

1491円
通常6−9日以内に発送

Monk's Music

1491円
通常24時間以内に発送

Thelonious Alone in San Francisco

1491円
通常24時間以内に発送

Thelonious Himself

1491円
通常6−9日以内に発送

At the Blackhawk

1491円
通常6−9日以内に発送

5 By Monk By 5

1491円
通常24時間以内に発送

Big Band and Quartet in Concert

2487円
通常6−9日以内に発送

Straight, No Chaser

1491円
通常24時間以内に発送

Greatest Hits

1491円
通常3−5週間以内に発送

Monk Alone: The Complete Solo Studio Recordings of Thelonious Monk 1962-1968

2487円
通常6−9日以内に発送

モンクス・ミュージック+2

2520円
通常4−6週間以内に発送

Charlie Christian/Dizzy Gillespie/Thelonius Monk

1865円
通常24時間以内に発送

セロニアス・モンク・トリオ

2039円
通常1−2週間以内に発送

ケン・バーンズ・ジャズ−20世紀のジャズの宝物 The Very Best ofディジー・ガレスピー

2000円
通常3−4日以内に発送

Genius of Modern Music, Vol. 1

1533円
通常24時間以内に発送

Genius of Modern Music, Vol. 2

1491円
通常24時間以内に発送

ジャズ・ピアノ・ベスト

2500円
通常24時間以内に発送

ブルー・モンク

2200円
通常4−5日以内に発送

バグス・グルーヴ(XRCD/紙ジャケット仕様)

2520円
通常4−6週間以内に発送

バード・アンド・デイズ+3

1995円
通常24時間以内に発送

モンクス・ドリーム+3

1890円
通常24時間以内に発送

ソロ・モンク+9

1890円
通常24時間以内に発送

アンダーグラウンド+3

1890円
通常3−4日以内に発送

ジーニアス・オブ・モダン・ミュージック Vol.1

1500円
通常24時間以内に発送

ソニー・ロリンズ VOL.2

1500円
通常24時間以内に発送

ミステリオーソ

1500円

ジニアス・オブ・モダン・ミュージック Vol.2

1500円
通常24時間以内に発送

ザ・ベスト・オブ・ジャズ・ピアノ-ブルーノート編

2300円
通常24時間以内に発送

マイルス・デイビス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ

1500円
通常24時間以内に発送

アローン・イン・サンフランシスコ+1

1500円
通常24時間以内に発送

ザ・ユニーク

1500円
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セロニアス・モンク・ウィズ・ジョン・コルトレーン

1500円
通常24時間以内に発送

セロニアス・イン・アクション+3

1500円
通常3−4日以内に発送

セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ

1500円
通常3−4日以内に発送

マリガン・ミーツ・モンク+4

1500円
通常3−4日以内に発送

サマータイム

2835円
通常24時間以内に発送

ライヴ・アット・カーネギー・ホール

2300円
通常24時間以内に発送

ソロ・オン・ヴォーグ+1

1890円
通常24時間以内に発送

バグス・グルーヴ

1500円
通常24時間以内に発送

セロニアス・ヒムセルフ+1

1500円
通常24時間以内に発送

ブリリアント・コーナーズ

1500円
通常24時間以内に発送

モンクス・ミュージック+2

1500円
通常24時間以内に発送

セロニアス・モンク・トリオ

1500円
通常24時間以内に発送

ミステリオーソ

1500円
通常3−4日以内に発送

セロニアス・モンク・プレイズ・デューク・エリントン

1500円
通常24時間以内に発送

セロニアス・モンク・クインテット

1500円
通常24時間以内に発送

購入者の感想

Brilliant Corners

評価:★★★★★

Riversideレーベルにおいて"Himself"及び"Monk's Music"と並び称されるMonkの傑作。冒頭に収められたタイトル曲の不気味ともいうべきテーマからMonkの作曲家,ピアニストとしての個性が爆発しているが,イン・テンポになってからの躍動感が素晴らしい。タイトル曲以外にもMonkの代表的なナンバーが並んでいるが,どれも一筋縄でいかない(換言すれば,何とも変である)ところが,誠にMonkらしいところ。聞き易さでは前述の2作には劣るものの,音楽的な完成度と言う観点では本作が一番の出来だろう。ジャズ初心者やMonkに初めて接するというリスナーには推薦しづらいが,"Monk's Music"等で予め彼の音楽に接したことがあれば,それほど抵抗感はなく入っていけるものと思う。

Thelonious Monk With John Coltrane

評価:★★★★★

ここでの演奏のトピックは何と言っても"Trinkle,Trinkle"のコルトレーンでしょう。すごい緊張と集中が伝わります。バックも固唾を呑んで聞き入っています。これを聴くだけでこのアルバムの価値はある!

Monk's Music

評価:★★★★★

「ブリリアント・コーナーズ」と並んで、全盛期のセロニアス・モンクの最高の1枚。プレスティッジ時代は冷遇されてきた彼もリヴァーサイドに移籍してからは、オリン・キープニューズという有能なプロデューサーにも恵まれて,才能が爆発する。このアルバムの素晴らしい点は、作曲、編曲、アンサンブル及び各人のソロ、あらゆる点において,ユニークかつ強力であること。そしてジャズの魅力に満ち溢れている。コルトレーンとコールマン・ホーキンズを同じレコードで競演させるなんて他の誰が思いつくだろうか?音楽の厳しさは「ブリリアント」のほうが上だが、リラックスした楽しさはこちらが上。あなたはどちらに軍配をあげますか?

Thelonious Alone in San Francisco

評価:★★★★

モンクのソロアルバムは他にヒムセルフとソロモンクを持っているがその中ではこのアローンインサンフランシスコが好きだ。内省的なヒムセルフと快活なソロモンクの録音時期も聴いた印象もその中間。

Thelonious Himself

評価:★★★★★

1957年録音のピアノ・ソロ。最後の曲だけコルトレーンとベースのウィルバー・ウェアが参加。

JAZZを聴き始めた頃は違和感を覚えたMonkだったが、色々な音楽を聴きつづけてきた今、なんの抵抗もなくこれを聴く事ができる。Monkの音楽が、その後の音楽にじわじわと吸収されてきたからかもしれない。

名盤と言われるこの作品の一般的な評価、意表をつく音とか、鋭角的とか、独特のタイム感覚とか、確かにそれはあるが、今聴いてみると、なぜか非常にリラックスできるのだ。その静かな雰囲気がいい。ひとり夢中になってピアノで遊んでいる感じだ。ふと立ち止まるような、カクッとくるようなタイム感覚にしても、例えばポール・ブレイ的な緊張感ではなく、呼吸しているような間合いで自然な落ち着きが感じられる。!

ラストの曲 "Monk's Mood" は、ほとんどコルトレーンとのデュオみたいな作品だが、不思議に現代的な響きがある。たまに「ありゃ?」という感じで二人の呼吸がズレルところも面白い。

個人的な感覚だが、なぜか、このアルバム、ラジカセで聴いたほうがいいと思った。夜、ベッドに寝転がって小さな音で聴くと妙に落ち着いてしまう・・・不思議な作品だ。

At the Blackhawk

評価:★★★★

−数多いモンクの録音の中で特にこの作品が人気が高いとか名盤といわれているわけではない。ましてやジャズ名盤ガイド本の類いで紹介されるようなアルバムでもない。しかし、何故か時々無性に聴きたくなって棚に手が伸びるアルバムだ。
−−
60年サンフランシスコでのライヴで、ジョー・ゴードン(トランペット)、ハロルド・ランド(テナー)、ビリー・ヒギンズ(一応、ロサンジェルス出身)(ドラムス)の3人の西海岸のミュージシャンが参加している。曲目はいつものモンク定番のレパートリーばかりだが、西海岸勢は特にモンク合わせるでもなく、いつもの自分達の流儀で演奏している。
−−
場所柄と共演者が作用したのだろうか、時々感じられるモンクの持つある種の暗さはここでは一切感じられ、カラリと明るい軽快な音になっている。こういうモンクも悪くない。
−−
音楽の中身とは関係ないが、曲によっては妙に観客のお喋りがうるさく、とても音楽に聴き入っているという雰囲気ではない。その場のリラックスした雰囲気を伝えていると言えなくもないが...−

5 By Monk By 5

評価:★★★★★

もう何十回と聴いているが、聴けば聴くほどいろいろな空気が流れてる。
その空気を吸って、細胞一つ一つに、モンクのメロディ−が入り込んでくる
雨上がりの空気のように・・・。
我感せずといった感じに取られがちだが、持論をもって、ひとりひとりをちゃんとまとめている。
なぜだろう・・・こういう疑問がモンクの魅力なのかもしれない。

Straight, No Chaser

評価:★★★★

japanese folk song という曲が入っていますが、
これはなんと、荒城の月です。
荒城の月はfolk songといえるのかという問題はありますが、
これが意外なことにはじめからMonkの曲だったかのごとく
しっくり来ています。名演です。

Monk Alone: The Complete Solo Studio Recordings of Thelonious Monk 1962-1968

評価:★★★★★

アルバム2枚組中の全37曲のうち、14曲が未発表曲という構成。
"ディスク1"は−−−が既発売アルバムからのテイク、−−−が『ソロ・モンク』の12曲そのまま。
"ディスク2"は未発表曲14曲に既発売アルバムから5曲セレクトと言う内容です。

整然とした演奏の"ディスク1"に対して、"ディスク2"の演奏はかなり楽しめます。モンクの指が自由に踊っているかのようで聴き応えがあります。
しんねりむっつりとした『セロニアス・ヒムセルフ』が、ソロ最高作との通説には、いささか異議を唱えたくなります。『モンク・アローン』の2枚組は、それ以上に楽しんで聴くことができます。

是非聴いて欲しい一押しの傑作です!

モンクス・ミュージック+2

評価:★★★★★

出る箇所間違えるといったようなミスが多いことで知られる名演。それくらいリハなしのぶっつけに近かったということでしょう。それがスリリングな演奏を創り出しています。
well, you needn'tではモンクが「コルトレーン、コルトレーン!」と叫ぶのです。解説を読むとモンクの勘違いだったらしいのですが、これによってブレイキーとウェアが混乱。演奏は崩壊しかかるという、スタジオ盤とは思えないスリル。
またコールマン・ホーキンスが参加しているのですが、彼の吹くルビー・マイ・ディアは絶品です。

モンクはもちろんモンク節全開。長いソロをとるわけでもないのに、この個性的プレイヤーたちを包み込んでいる。それにしても愛妻ネリーのために書いたクレパスキュール・ウィズ・ネリーが美しい。

Charlie Christian/Dizzy Gillespie/Thelonius Monk

評価:★★★★★

1941年、ニューヨークのライブハウス"Minton's PlayHouse"はさながら、
ジャズの実験室状態であったことは史実が証明している。クリスチャン、セ
ロニアス・モンク、ケニー・クラーク、ジョー・ガイ、ディジー・ガレスピ
ー等々,この1枚は当時の先鋭的なミュージシャン達で録音されたクリスチャ

ンの斬新なギター・プレイが収録されている。1曲目の"Swing To Bop"を
聴けばすぐに理解できる。とにかくフレーズがモダンなのである。クリスチャ
ンが出て来る以前の、ジャズ・ギタリストはリズム・キーパーと言う地味な、
役まわりであったが、クリスチャンはこれをホーン楽器の様に変えた革命児で

ある。もの凄いスピード感&ドライブ感である!モンクのピアノも後年のスタ
イルとは全く違い、バップ・フレーズの連発で、ここも聴き所であるし、ジョ
ー・ガイのディジーを意識した、トランペットも非常に楽しめる。"Up On
Teddy's Hill""Down On Teddy's Hill"のクリスチャンのアドリブは

何回聴いても、進みすぎている感じを受けるくらいである。ベニー・グッド
マンとの録音が殆どのクリスチャンであるが、グッドマンとのプレイで、こ
こまでスリルを感じさせてくれる1枚は自分の知る限りでは無い。全てのジャ
ズ・ファンに聴いて貰いたいモダン・ジャズ・ギターの記念碑的な最高の1枚
である!

セロニアス・モンク・トリオ

評価:★★★★★

 今から思えばジャズ・ファンとしては常識の名盤で、だから誰もレビューをわざわざ書かないんでしょうけど・・・ ロック・ファンだった僕が少しづつジャズを聴き始めた十数年前、初めて受けたモンクの洗礼がこれでした。一曲目のイントロ数秒で完全にノック・アウトされました。鳥肌が立つような感覚を今でも感じます。 チャック・ベリーは「モダン・ジャズなんか」と歌いました。ロックは既成の概念を覆す、反抗の音楽だと得意げに語られます。でも、それって、ちょっと一方的すぎますよ。だいたい、ジャズだって歴史的には「不良の音楽」と言われてきたんだし。  このアルバムは、まさしく「気持ちのいい」音楽であることを完全に拒否しています。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドがノイズや不協和音を武器に現実に対する異議を唱えたように、このアルバムでモンクは違和感に溢れたメロディやリズム・和音でキョウレツに自己主張しています。 たまたまこのレビューを見た、まだこのアルバムを聴いていない人、是非このアルバムを聴いてみてください!

Genius of Modern Music, Vol. 1

評価:★★★★★

モンクの初リーダー作をアルフレッド・ライオンはよくぞ録音してくれました。後年リバーサイドなどで録音される事になるモンクのオリジナル曲が、既に完成しているのには驚きを禁じ得ない!こんな曲を書けるのはモンク以外に居ない、唯一のモンクスワールド。ピアノトリオも良いが、一聴すると奇妙なアレンジのホーン入りのアンサンブルは、聴き込むと虜になる不思議な世界。流麗なピアノ演奏が好きな方には勧めません!まして、カーオーディオで鳴らしながら運転すると事故を起こすかもしれない(冗談)独特のリズム感覚。でもそれは、後年の録音になるほど強烈になるので、まだ独特のタイム感覚はそれほどではなく、むしろ聴きやすいかも。ただ、48年頃の録音が中心なので、音声帯域は狭く、やや聴きづらい。でもその内容は素晴らしい!Vol2と合わせて買うべきです、ジャズファンなら。アルフレッド・ライオンに感謝。

Genius of Modern Music, Vol. 2

評価:★★★★★

アルフレッド・ライオンはこの時期のモンクを良く録音してくれました。さすが、敏腕プロデューサー!48年頃の録音が多く、音声帯域は狭いが、その内容は、既に孤高のモンクスワールドを形成している。アレンジが一聴すると奇妙な曲もあるが、良く聴き込むと、虜になってしまう独特のモンクの世界。後年リバーサイドなどに録音する事になるモンクのオリジナル曲が、既に作曲されている事に驚きます。好き嫌いがあるでしょうが、オスカー・ピーターソンのような流麗な演奏が好きな方には、このモンクの世界に馴染めないでしょう。ただ、一度好きになると、病みつきになる事請け合い!孤高の音楽のため、後継者が現れていない事が残念。そのため、モンクの録音は全て貴重です!ジャズファン必携!

ジャズ・ピアノ・ベスト

評価:★★★★★

ジャズ・ピアノ究極の贅沢盤とはこのCDのことである。ジャズ・ピアノの名匠と言われている人たちの名演が抜粋されて収録されている。このようなアルバムになると、何曲目がいいとかよくないとかの問題ではない。どの曲を聴いても聴き入ってしまう。ジャズ・ピアノを初めて聴かれる方にもすんなり入っていけるし、名曲ぞろいなので聴かれる人の好みで自分にあったピアニストをこのアルバムで見極めるということも出来る。毎日聴いても飽きがこないCDである。

バグス・グルーヴ(XRCD/紙ジャケット仕様)

評価:★★★★★

大先輩のモンクにオレのバックでピアノを弾くなと文句をつけたマイルスは、シュートを撃とうとしている中田英からボールを奪い取りゴールを決める大久保嘉人に例えられる。物怖じしない、将来有望な新人が、生き馬の目を抜くような弱肉強食の世界で生きていくためには、それ程の強力な自我が必要だ。

この日のマイルスは精神的、肉体的に相当充実していたのだろう。モンクを伴奏から強制排除したあとのマイルスのソロが凄い。延々と続くクールでパッショネイトなインプロビゼーションは畢竟のベストプレイだ。マラソン・セッションは単なる時間つぶしのお遊びで、カインド・オブ・ブルーはエバンスの書いた譜面をなぞっているだけのように感じられる。

マイルスから自尊心を傷つけられた、モンクのスライド奏法を駆使したピアノ・ソロも聞き物だ。ブチ切れた怪人のピアノは見事に切れまくっている。まるで氷のようにクールでクリスタル・クリアーなモンク・ワールドが出現している。虎視眈々と下克上を狙うロリンズも、リーダーのマイルスに食ってかからんかとするかのごとき勢いだ。

群雄割拠するハードバップの戦国時代を最初に制したのは、信長マイルスだ。ミルト・ジャクソンを家臣として、モンク、ロリンズを従えた、クラーク、ヒースの純ハード・バップ・リズム・セクションによる、バグズ・グルーブは、数あるマイルスのCDの中でも、トランペッターとしてのマイルスの最高の部分を記録した、歴史的名盤だ。マイルスを聞くなら、カインド・オブ・ブルーではなく、まずバグズ・グルーブから始めよ。

バード・アンド・デイズ+3

評価:★★★★★

名曲リープフロッグのが4テイク入っています。これがすごい。まるでやすきよの漫才を聞いているが如く、いい感じで引き立てながらもお互いの主張が重なり合ってくる。まさに名コンビ。両者とも幸せであったろうとひしひし感じ得ます。

ソロ・モンク+9

評価:★★★★★

ポール・デイビスのイラストによるジャケットがほほえましくアルバムのイメージを印象付けている。モンクはやっぱりソロがいい。もちろんコンポーザーとしてもアレンジャーとしても優れたモンクゆえ、様々なユニットでの音楽性を発揮できるのだが、最もダイレクトにモンクの世界に浸るにはソロという形式に勝るものはないだろう。ダイナというとディック・ミネを思い出すが、オールドファッションなストライド・ピアノのモンクは郷愁を感じるし、アイ・サレンダー,ディア、スウィート・アンド・ラヴリー、ノース・オブ・ザ・サンセット、ルビー,マイ・ディアと続くモンクのリリカルでユーモラスな世界は他の追随を許さない。それにしても9曲ものボーナストラックを追加したこのCDはものすごいお徳盤だ。これほどモンクの世界に没入できるアルバムも珍しいのではないだろうか。モンクの真骨頂を様々な演奏で楽しめるお奨めの一枚だ。

ジーニアス・オブ・モダン・ミュージック Vol.1

評価:★★★★★

モンクのブルーノート録音(47年−52年)は、LPフォームで本盤と『Vol.2』及び『ミルト・ジャクソン』の半分に割り振られて残されている。ピアノトリオ−セプテットでピアノソロはない。うち本盤は一番おいしいところが纏められている。
各曲3分前後で自由度が少ないため、後のクァルテット体制のような奔放さはなく、硬質なシンプルさが際立っている。テーマの重要度が前面に出るため、この時期のモンクは作曲を頑張ったのではないだろうか。
いいのはミルトとのクァルテット「Epistrophy」と「Misterioso」。バイブとピアノが奇妙に絡み合い、眩暈をさそう(『ミルト』に収められた「Evidence」も素晴らしい)。この2人、どんどん別の方向へ進むが、これ発展させていたら別の50年代、60年代があったのだろうなあ。
グリフィンとの『イン・アクション』には及ばないものの、「In Walked Bud」はここでも実にかっこいい。「'Round About Midnight」は淡々とした硬質な出来である。

ソニー・ロリンズ VOL.2

評価:★★★★

ブルーノートにはワンホーンアルバムが何故か少ない。オーナー兼プロデュサーのアルフレッド・ライオンの意向(好み?)からか、二管、三管のレコーディングセッションが多い。ジョニー・グリフィンのブローイングセッションなどは四管(グリフィン、モブレー、コルトレーン、モーガン)だ。恐らくは営業上の戦略で、なるべく数多くのプレーヤーを一枚のレコードで紹介した後、彼らのリーダーアルバムを作り、レーベル全体のセールスを伸ばそうと考えたのだろう。ライオンは若くて優秀なプレーヤーをたくさん抱えていた。良く言えば一枚で二度三度美味しいサウンドとなるのだろうが、逆に言えば、イマイチ、リーダーに焦点が定まっていないと言えなくもない。

そこでこのロリンズのVol.2(Blue Note1558)だ。二管(ロリンズ、J.J.ジョンソン)、二ピアノ(シルバー、モンク1曲?)にベース(チェンバース)、ドラムス(ブレーキー)の六人から成るセッションになっている。いきなりロリンズの豪快なテナーが炸裂する。絶好調のロリンズがしばらくアドリブをとった後、他のメンバーが順次ソロを引き継いで行く。皆ハードバップのエッセンスを詰め込んだような見事な演奏で圧倒される。息の合ったメンバー全員の相乗効果が素晴らしい力強いジャズだ。

だが、ブルーノートらしく、リーダー以外の演奏(特にジョンソンのソロ)にも耳が奪われるような構成になっている。ロリンズ好きの私には少々食い足りないもどかしさも残る。リーダーよりも、ブルーノートのレーベルカラーが優先された音作りがなされているようにも感じる。やはりロリンズと言えばあの延々と続く豪快なトーンによるアドリブだ。プレステージでのワンホーン作(ウイズMJQ、サキコロ、テナーマッドネス)の方が主役ロリンズにスポットライトがあたっていて好きだ。ブルーノートで言えば本作後のビレッジバンガード・ライブやニュクーズタイムのほうがよりコアなロリンズが聴ける。

ミステリオーソ

評価:★★★★★

セロニアス・モンクという不思議なピアニストにひきづりこまれた
最初のアルバムです。モンクのピアノに加えジョニー・グリフィンの
テナー・サックスはモンクのピアノにぴったり?と寄り添うように
好演を繰り広げる。ベースとドラムスもでしゃばることなく堅実にバックを固める。リバーサイトというレーベルがなかったらこのアルバムもですが当然モンクというピアニストがここまで偉大になったかどうか。

ザ・ベスト・オブ・ジャズ・ピアノ-ブルーノート編

評価:★★★★★

老舗レーベルブルーノートだからこそできる名盤からのセレクトピアノコンピレーション。ルビー・マイ・ディア(セロニアス・モンク)はモンクの曲の中でも最もロマンティックな曲。クレオパトラの夢(バド・パウエル)はやや人気先行だが、やはり楽想が印象的。ソング・フォー・マイ・ファーザー(ホレス・シルヴァー)とクール・ストラッティン(ソニー・クラーク)のファンキーな味わいに酔い、ウォーターメロン・マン(ハービー・ハンコック)とマトリックス(チック・コリア)の新主流派のテクニックに舌を巻き、オ・ソレ・ミオ(ザ・スリー・サウンズ)、A列車で行こう(ミシェル・ペトルチアーニ)のスタンダードで心和ませる。他にもフライト・トゥ・ジョーダン(デューク・ジョーダン)、ザ・ジャングラー(大西順子)、ソング(セシル・テイラー)、アイ・ラヴ・パリ(ジャッキー・テラソン)など組み合わせもユニークだ。ピアノの層は厚く才人も多いが、変化に富んだ選曲がうれしい。

マイルス・デイビス・アンド・ザ・モダン・ジャズ・ジャイアンツ

評価:★★★★★

Bag’s Groove とならぶ名盤が廉価版で!
Monkとの緊張感あふれるThe man I love やColtraneとのおなじみRound about midnightなどなど・・・。お買い得です。
個人的にはこの頃のMilesの作品は彼の演奏より共演者の演奏のほうに興味があります。失礼!

セロニアス・モンク・ウィズ・ジョン・コルトレーン

評価:★★★★

モンク(Piano)の曲を,まるで自分の曲のように吹きこなすコルトレーン(Sax)。でも,曲は完全にモンクサウンドになっています。モンクはこのレコーディング時は調子がよいのか,サックスに寄り添った太いピアノを聞かせてくれています。
一曲目がバラードということもあり,聞き始めから私を捉えて話さない,少し異色のフィーチャーアルバムです。ジャズアルバムとしても聞きやすいので,モンク初心者の人にもお勧めです。

ライヴ・アット・カーネギー・ホール

評価:★

国内版はCCCDです。装置の故障の危険を承知の上でご購入ください

ミステリオーソ

評価:★★★★★

 正直、モンクはとっつきにくかったです。あまりにも朴訥としすぎてて。
 それが開眼したのは、このアルバムの「ジャスト・ア・ジゴロ」。音も多くなく、素朴なのにリリカル。何とも味わいがあり、しみじみと聞き入ってしまいます。
 ジョニー・グリフィンを初めて聞いたのも、これ。表題曲での、熱気のこもったソロがいいです。グリフィンのライブ版というのも少ないように思うので、その点でも面白いと思います。
 ジャケットのキリコの絵も、雰囲気があって、購入する決め手の一つになりました。奇妙なんだけど何か惹かれるところが、モンクと共通してる?
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このデータは、06年02月12日1時7分2秒現在のデータであり、現時点では変更されている可能性があります。