私が始めて読んだのは高校生の時だったのですが、教室で大爆笑して先生白い目で見られたのは良い思い出です(笑)
やはり動物達の描写やストーリーの面白さが尋常ではありません。
あんな面白い教授や学生がいるだけでうらやましくなっちゃいます。この漫画を読んだことがない人がいれば、損をしてますよ!10年以上も前の作品とは恐ろしいことです。あなどらぬべしですっ!
絵について少し書くと、この作者はなんて根気がいいのであろうとつくづく思うのである。
動物の描写しかり、ほんとにもう毛のふさふさ感などをこれほどに線でもって表せる人はいないのではないかと思う。その他、人物の服装や表情までデッサンが完璧でなければここまで自然に見えはしないのである。うまいの一言に尽きる。
キャラクターについて少し・・ハムテルは主人公だ。だが、こんなに落ち着いた大学生はそうそういない。二階堂もかれこれ高校のとき?からだから10年近い付き合いである。
彼はまだ人懐こくてねずみが大の苦手というキャラクター性が少しはある。そんな二人は一見クールにも見える関係を続けている。不自然・・しかしそれは逆にリアルに、自然な感じにこの「動物のお医者さん」の世界を作っているのだ。そして彼らの周りには魅力的で個性的なキャラクター達・・。
キャラクターという言葉すら馬鹿馬鹿しく感じてしまうのである。
「動物のお医者さん」に出てくる動物は言葉を話す。(ふきだしなしだが)
人間には聞こえていないであろうその言葉は、それを話す動物の表情とぴったりで自然なのだ。それは、出てくる動物達がとても表情豊かに描かれているからである。動物の絵もそんなにデフォルメしてるわけでもないのにそのリアルさと言葉とが相まって面白さが倍増するのである。リアルに動物が描かれてるからこそ面白いのだが。
獣医学など私はぜんぜんわからないのだが、マンガの中にでてくる薬品名や単語などを聞いているととても面白そうに思えてくる。
丁度この巻でハムテル達は国試を受けるのだが単語を覚えるための語呂合わせ的な文句も可笑しい。他にも細菌系の実験や特殊な実習などはとても面白そうで、毎回わくわくしながら読んでいる。アザラシや変わった動物に触れられるのはやっぱり魅力的だ。
学会は、漆原教授の昔からの宿敵が登場で大乱闘必至・・!!
男漆原、アフリカでもすごかった・・!!ミケはいつから大阪弁になったのか・・それはさておきミケがハムテル家に来た経緯はまさに波乱万丈!すごいです!
家政婦は見た!(←×じゃなくって;)スナネズミは見た!・・菱沼さん家のどろぼう事件とは?!他ミケとカニ、ハムテル達オペラに出る、ヒヨちゃんの強さ、獣医学部は貧乏だ・・など。
ハムテル達も開業医の下で修行するなど勉強に頑張ってます。
オペラの回は本当に笑える!!
とうとうこのマンガも最終巻になってしまいました。ハムテル達もだいぶ成長したんではないでしょうか。
是非後日談を描いて欲しいものですね。
このデータは、06年02月12日0時44分14秒現在のデータであり、現時点では変更されている可能性があります。