主人公は、なんらかの自然災害で壊滅した日本を生き抜く物語です。この手のジャンルは最近増えておりますが、この作品は「リアルさ」と、「情報量の多さ」では群を抜いています。
「リアルさ」は、描写の細かさと、設定の生々しさ、双方で言えます。主人公は残酷な自然にたった一人で挑んでいくのです。その上、荒廃した の風景は、さらに主人公を追い詰めていきます。「情報量の多さ」とは、読者が主人公と共に得ていくサバイバル知識の数々。
もし、日本が崩壊してもこれを読めば大丈夫??
そして、ぐいぐい読ませてくれる緊張のストーリー展開で、もう言うこと無しです。
このデータは、06年02月12日0時46分13秒現在のデータであり、現時点では変更されている可能性があります。