H2 (1)評価:★★★★★
最初あだち先生がまた野球漫画をはじめたと聞いて、あーあタッチとかぶっているよ、と感じずにはいられなかった。それ程タッチという漫画の存在は私の中で大きく、それに類似するものは許せなかったのである。しかしそんな私が数ヶ月後にはタッチと同様にこの作品が好きになっていた。あだち先生の独特な世界が好きな人はぜひ! |
H2 (2)評価:★★★★★
野球部もなかった高校。あったのは草野球レベルの同好会だけ。 そこに、甲子園に行きたいと、春華ちゃん(表紙の女の子。H2では一番かわいく、性格もいいです)が頑張ります。 本当は野球が好きな国見比呂も、協力していきます。 |
H2 (3)評価:★★★★★
表紙に出ているあかりちゃんは。主人公比呂の幼なじみ。 比呂は、自分が女性に目覚める前に、親友英雄に、ひかりを紹介してくれと頼まれて、紹介した。 ここが複雑な関係の始まり。英雄がいい男だけに、ひかりは付き合いを続ける。 が、常にひかりの心の底には、比呂を好きという気持ちがある。一方、女性に目覚めた比呂は、自分がどんな素晴らしい女性を紹介してしまったか、思い知る。でも、親友だから、取るわけにはいかない。 あかりの色々な場面での心の動きが、見事に書かれている。 |
H2 (4)評価:★★★★★
とうとう春華ちゃんの夢がかない、野球部が発足した。 校長が野球部を嫌いだったのは、過去初出場した時、甲子園で大差コールド負けを喫して、恥をかいたからだった。 それを校長の息子が打破する。 比呂も実力を見せつける。 |
H2 (5)評価:★★★★★
あかりは、比呂の紹介で、英雄と恋人どうしとなった。しかし、生まれた時から一緒だった比呂をあかりは好きだった。 比呂は女性にめざめる前にあかりを紹介したが、目覚めた後は、あかりを好きだったことに気付いている。 そこに、野球部を作るため努力する春華ちゃんが登場。協力してくれる比呂を好きになる。この4人の複雑な心の描写がよくできています。 |
H2 (6)評価:★★★★★
春華ちゃんは、純粋に比呂のことが好き。 決して出すぎたことはしませんが、影でささえになっています。 お金持ちの娘だが、それを全く表に出しません。 秘めた思いを持つあかりちゃんも好きですが、 古賀春華ちゃんこそ、H2のヒロインです。 春香ちゃんのファンになりました。 |
H2 (7)評価:★★★★★
野球部に変な新入部員が入ってきた。 一応練習はするが、比呂たち主力の動きを見ている。 この人たちは、実は・・・ 危険をはらんだ 意外な展開を始めます。 |
H2 (8)評価:★★★★★
英雄は、自分が初めて三振させられたのが、比呂だと覚えている。 そして、恋人のあかりが、比呂になにかあると心から心配することを知っている。 男として、比呂に勝つために、英雄は甲子園で活躍すべく猛練習する。 |
H2 (9)評価:★★★★★
全く無名の千川高校が、比呂、野田たちの活躍によって、都大会でめだってくる。 敏腕なスポーツ記者は、比呂の将来性に気付き、彼を追いかけ始める。 スポーツ記者をめざす、あかりとともに。 |
H2 (10)評価:★★★★★
千川高校は、不思議で、投手、捕手、セカンド、センターは1流、その他は凡人。だから試合も乱れると思いきや、投手力によって、相手を抑える。 他高校からのスパイだった選手も、野球の面白さにめざめ、真剣にプレーするようになる。 チームがまとまってきた。 |
H2 (11)評価:★★★★★
野球部監督に、サングラスの謎の人物が就任。 実は、その人は古賀春華ちゃんの兄だった。 何も考えていないようで、選手の気持ちを高めるのが上手。 千川高校野球部は、だんだん新監督のもとに統一されていく。 |
H2 (12)評価:★★★★
国見比呂と英雄は親友で野球のライバル。比呂は幼なじみのあかりに頼まれて、英雄を紹介する。その後英雄とあかりは公認の恋人同士。比呂は野球部マネージャーの春華(この子はかわいい!)とキスする関係になる。甲子園で英雄は優勝。比呂は相手をかばって予選落ち。泣く比呂が胸をうずめたのは、春華でなく、かおりだった・・・この先どうなるか、予測できない展開です。 |
H2 (13)評価:★★★★
国見比呂、親友でライバルの英雄、比呂の幼なじみで、秀雄の恋人のあかり、比呂とキスする仲の春華(この子はかわいい!)の微妙で複雑な四角関係を描いています.進行が遅く、星3つ。ストーリーで星5つ。平均で星4つです。 |
H2 (14)評価:★★★★
甲子園を目指す国見比呂と、英雄は親友で野球はライバル。比呂は、幼なじみのあかりに頼まれ、英雄を紹介します。あかりと、英雄は誰もが認めるカップル。英雄は甲子園で優勝し、比呂は怪我のせいで、予選落ち。その時、比呂が胸をうずめて泣いたのは、キスした春華ではなく、他人の恋人であるあかりだった・・・ナイン、タッチ、みゆきは三角関係を描いていますが、四角関係は面白いです。ただ、話の進行がだらだらしています。全社で星5つ、進行で星3つ、平均4点です。 |
H2 (15)評価:★★★★★
あかりは、幼なじみの国見比呂から、英雄を紹介されてつきあっている。 英雄はいいやつなので、不満はない。 しかし、時々、本当の気持ちがでそうになる。 比呂に、英雄とのキスシーンを見られて、いや!といってしまう。 つまり、彼女は心の底では、比呂を好きなのだ。 しかし、自分には英雄、比呂には春華がいる現在、比呂を奪うと泣く人が2人出る。優しい彼女には、それはできない。 |
H2 (16)評価:★★★★★
僕の中では、これがあだち充さんのNO.1である。ストーリー、人物設定、ギャグ・・・すべてが、あだち充さんの魅力の全てがこの作品につまっている。なんてたって、主人公、国見比呂が格好いい!!最高だ!最高だ! もう、4回ぐらい読んでしまいました。全34巻、最初から最後まエネルギッシュです!! |
H2 (17)評価:★★★★
甲子園を狙う国見比呂を中心に、ライバルで親友の英雄、その彼女のひかり、比呂をしたう野球部マネージャーの春華の四角関係を描く、珍しいマンガです。これまで、ナイン、タッチ、みゆきなどは三角関係でした。(主人公と両思いの彼女と、主人公に恋する魅力的な女の子がいる)国見比呂は、ひかりと幼なじみで、実は心の底では愛し合っているのです。しかし、比呂は、ひかりを好きになる前中学1年の時、ひかりに頼まれて英雄を紹介した手前、中学3年になってひかりを好きだと気づいても、今更、仲がよい英雄とひかりに何も言えません。しかも、魅力的な春華ちゃんにほれてしまいます。でも、時々ひかりと比呂はお互いに好きだと分かり合うのです。面白い展開で☆5つ、だらだらと長い書き方で☆三つ、!!論☆4つです。 |
H2 (18)評価:★★★★
甲子園を目指す国見比呂、その親友の英雄、英雄の彼女で、比呂の幼なじみのひかり、比呂に恋する野球部マネージャーの春華、その恋と友情をビビッドに描いています。ナイン、タッチ、みゆきは主人公と両思いの女性と、主人公を慕う魅力的な女の子の三角関係でした。比呂と春華は恋に落ちます。しかし、ゆかりは、英雄を好きでありながら、比呂のことが忘れられない・・・比呂も泣きたいときはあかりの胸で泣く・・・二人は実は心の底で愛し合っているのです。ラストがどうなるか、楽しみです。四角関係に☆5つ、だらだらと長い展開(原稿料稼ぎ?)に☆3つ、合計☆4つです。 |
H2 (19)評価:★★★★
甲子園を目指す、国見比呂。親友でライバルの英雄。その彼女で、比呂の幼なじみのひかり。比呂を慕う野球部マネージャーの春華。比呂は春華と恋に落ちます。しかし、自分が中学1年の時、あかりに頼まれて英雄を紹介し、2人は恋人同士なのに、実は比呂はあかりをいつも必要としている事に気づきます。また、あかりも比呂を心の底では愛しているのに気づいていきます。ナイン、タッチ、みゆきは主人公と両思いの恋人と主人公を恋する魅力的な女の子という三角関係でした。このH2は、複雑な四角関係をビビッドに描きます。四角関係の面白さに星5つ、だらだらと長い展開に星3つ、平均で星4つです。 |
H2 (20)評価:★★★★
甲子園を目指す国見比呂と、英雄は親友で、野球はライバル。中学1年の時、幼なじみのあかりに頼まれ、比呂は英雄を紹介します。英雄とあかりは公認のカップル。一方、比呂は野球部マネージャー春華とキスする関係になります。英雄は甲子園で優勝。比呂は、怪我のせいで予選落ち。比呂が胸に顔をうずめて泣いた相手は、人の恋人のあかりだった・・・四角関係で面白いです。ただ、話の進行がだらだらしています。前者で星5つ、後者で星3つ、平均星4つです。 |
H2 (21)評価:★★★★
甲子園を目指す、国見比呂と英雄は親友で、野球はライバル。中学1年の時、比呂は幼なじみのあかりに頼まれて、英雄を紹介します。その時から、英雄とあかりは公認の恋人同士。一方、比呂は野球部マネージャーの春華とキスする関係になります。英雄は甲子園で優勝。比呂は怪我で、予選落ち。そのとき、比呂が顔を胸にうずめて泣いたのは、他人の恋人のはずのあかりだった・・・四角関係が面白くて星5つ、話の進行がだらだらしていて、星3つ。平均で星4つです。 |
H2 (22)評価:★★★★★
いよいよ甲子園に出る比呂と英雄。 比呂は剛速球で勝ち進むが、アクシデントが待っていた。 英雄は、順調に勝ち進む。 うまくいば、2人は決勝で対決する。 それを見守る、マネージャー春華と、幼なじみのあかり。 あかりは、英雄の恋人だが・・・ |
H2 (23)評価:★★★★
甲子園を目指す国見比呂と、英雄は親友で、野球はライバル。比呂は中学1年のとき、幼なじみのひかりに頼まれて、英雄を紹介する。それ以来、英雄とひかりは公認の恋人同士。比呂も野球部マネージャーの春華とキスする仲になる。英雄は甲子園で優勝、比呂は怪我で予選落ち。泣く比呂が胸をうずめたのは、春華ではなく、ひかりだった・・・四角関係をビビッドに描いています。面白いので星5つ、話の展開が遅いので、星3つ、平均で星4つです。 |
H2 (24)評価:★★★★
国見比呂は甲子園を目指す高校生。英雄は、親友で、野球はライバル。中学1年の時、幼なじみのひかりに頼まれ、英雄をひかりに紹介する。比呂は、野球部マネージャーの春華とキスする仲になる。甲子園で英雄は優勝。比呂は相手をかばって予選落ち。泣く比呂が胸に顔をうずめたのは、春華ではなく、ひかりだった・・・四角関係が珍しく、面白いです。しかし、話の展開がだらだらと遅いです。前者で星5つ、後者で星3つ、平均星4つです。 |
H2 (25)評価:★★★★★
来春の選抜出場がかかった秋季東京都大会準決勝。相手は広田のいる栄京学園。打者、広田は手強かった。才能に加えて、集中力までも今日は明和一高で四番を打つ英雄並。なぜなら、彼にとって今日は特別な日だったから・・・。 かつて散々嫌な奴として登場した広田ですが、この巻を読めば彼に対する印象が大きく変わると思います。彼の出ている試合を見てワクワクしたのは初めてでした。 |
H2 (26)評価:★★★★
甲子園を目指す国見比呂と、英雄は親友で、野球はライバル同士。中学1年の時、比呂は幼なじみのひかりに頼まれて、ひかりに英雄を紹介する。そのときから、二人は公認の恋人同士。一方比呂は野球部マネージャーの春華とキスする関係になる。甲子園で英雄は優勝、比呂は相手をかばって予選落ち。そのとき、比呂が顔を胸にうずめて泣いたのは、春華ではなく、ひかりだった・・・四角関係を面白く書いています。しかし、話の進行がだらだらと遅いです。前者で星5つ、後者で星3つ、平均で星4つです。 |
H2 (27)評価:★★★★
春の選抜に出場する千川高校。一方予選で姿を消した明和一高では、バッティング投手をしていた英雄の顔面にボールが直撃してしまう。幸い傷跡はすぐに消えたが、それからなんだか英雄の様子がおかしい。 お互いに相手を思いやるからこそ何も言わない、しっかりもの同士の英雄とひかりの関係が切ない一冊です。作品名の意味もこの巻で明かされます。 |
H2 (28)評価:★★★★★
東、西東京に分かれて、比呂と英雄の試合が始まった。 昨年の全国制覇高校の英雄は当然として、マスコミの注目を集めたのは、千川高校の国見比呂。 第1試合をコールド、第2試合を完全試合、第3試合も完全試合。 うなりをあげる、150kmの剛速球と、150kmの高速スライダー。 たまには、手を抜かないと、外野が暇でしかたない。 |
H2 (29)評価:★★★★★
地方予選準決勝、頭脳派の監督が、比呂に挑んだ。 比呂に近い速球を投げるエースで、千川打線を抑え込み、 たくみな技で、先取点を取る。 ところが、比呂や千川高校の仲間は、全く動じない。 裏をかいたつもりの投球をヒット。思いがけぬヒットエンドラン。 そして、主砲野田のホームラン。 さらに早くなる、比呂の速球。 力の差は、大きかった。 |
H2 (30)評価:★★★★★
比呂、英雄とも、大差で都大会優勝。 こんどは同じ宿はとらず、甲子園でくじびき。 勝ち進めば、準決勝で合う事に。 英雄にも比呂にも勝って欲しい、あかり。 その気持ちを見抜きつつ、あくまで比呂を愛する古賀春華。 男たちの、女たちの戦いが、始まった。 |
H2 (31)評価:★★★★
比呂たちにとって甲子園最後の夏。二回戦で初登場した千川高校は奪三振ショーで比呂の力を見せつけた。一方、明和一高校。英雄はひかりに「最後まで見届けろよ。―そして選べ。おれか比呂か。」と言い、二人の関係はぎくしゃくする。またエースの石元は自分の彼女が二回戦で対戦するチームのマネージャー、三奈川と歩いているところを目撃してしまい、嫉妬して取り乱した結果彼女にふられてしまう。そして二回戦。明和一の投手は石元ではなかった。 |
H2 (32)評価:★★★★★
四角関係も、英雄の「比呂か、俺を、選ばせてやる。」というあかりへの宣言で、煮詰まる。 誰があれと結びつくか、意外な結末! |
H2 (33)評価:★★★★★
甲子園で、投手は比呂、打者は英雄と皆が注目。 2人は準決勝で対決する。(なぜ決勝にしなかったのでしょう?) 比呂の剛速球と、高速スライダー。 思いがけず、英雄は打てない。 というのは、捕手野田のリードが効いているからだ。 勝敗はいかに? |
H2 (34)評価:★★★★★
4回くらい読み返して、やっと ひかりと比呂の気持ちのつながりが」わかった気がします。 しかし奥が深い!! 一読ではけっして解らない微妙な気持ちの変化や沈黙による効果は何度も読み返せと、読者を誘っているように感じます。心に残るベスト10、漫画編があったら間違いなくベストテン入りの一冊です。 |
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