悪人も自然災害(トノサマバッタ襲来)も手塚の手を通すと宿命という色を帯びる。この寛容な精神は、野蛮さや無知という言葉では割り切れないものであろう。舞台はインドであるが、昭和の時代の日本人に出会ったような親しみを覚える本である。
このデータは、06年02月12日0時52分42秒現在のデータであり、現時点では変更されている可能性があります。