失われていくものに対する執着心、恐怖心。誰にでもあるものだからこそ、怖い。自分さえも得体が知れなく思えてくる。
そして、特にクライマックスでは、楳図作品の真骨頂、人間の想い(妄想)が、具体的な力を持って描かれています。
怖いけどついつい最後まで読んで、取り返しの付かない恐怖におびえてしまいました。
このデータは、06年02月12日0時41分27秒現在のデータであり、現時点では変更されている可能性があります。