Black Jack―The best 12stories by Osamu Tezuka (1)評価:★★★★★
今まで手塚治虫さんの作品は、『鉄腕アトム』と『リボンの騎士』のアニメ作品だけだったが、ストーリー漫画に触れたのはこれが最初です。週刊誌に連載されていたというのに、1話毎の読切りでしかも20頁という制限つき。その中で毎回重厚な感動作が生まれていったのです。特にピノコの生誕の話は素晴らしかった。腫瘍から人間へと作り上げる。そしてのちにブラック・ジャックは「ピノコわが娘」と呼ぶほど愛するようになるのです。ピノコも彼を永遠の恋人のように慕い続ける。この不思議な親子?関係がたまらなく素敵です。さすが巨匠手塚治虫さん! |
Black Jack―The best 14stories by Osamu Tezuka (2)評価:★★★★★
ブラック・ジャックの一途なひたむきさに、人は魅かれるのかもしれない。彼は、困難に真正面から挑む。体全体から真剣さがみなぎる。皮肉に相手を愚弄するときもあるが、その裏にはしっかりとした洞察がある。 手術中に周囲の医師が諦めかけたとき、彼は「おちつけっ!なぜヨワネをはくんだっ!」(86頁)と叱咤する。そこに示されているのは責任感と執念であろう。 また、皮膚を移植してくれた友人タカシの行方が分からないとき、「こうなったら世界中いく先々で聞いてつきとめてやるぞ…」(144頁)と決意を深める。友情を忘れないブラック・ジャックの一面を鮮やかに見せる。 あるいは、外国において危機を救ってくれたある日本人の恩に応えるため、その人が命の危機に瀕したとき、彼は交通法規を犯し、レンタカーやモーターボートを即金で買い、全力で駆けつける。果ては恩人が収容されている病院まで買い取り、手術を行う(第10話 助け合い)。 ブラック・ジャックは一途にひたむきに自己の信じる道を走り抜ける。そこに苦悩はあっても迷いはない。だからこそ、私たちの心を揺さぶるのだろう。 |
Black Jack―The best 15stories by Osamu Tezuka (3)評価:★★★★★
Black Jackはすばらしい作品です。内容についてはご存知の方も多いいので書きませんが、この文庫サイズの良い点として持ち運びに手軽なサイズと言うことです。Black Jackには豪華版など大きなサイズのものもありますが、外出時の空いた時間などにちょっと読むにはちょうど良いサイズです。 |
Black Jack―The best 14stories by Osamu Tezuka (4)評価:★★★★★
言わずもがなの普及の名作です。何度読んでも深い哲学と先見性は感動的です。示唆に富む作品群。僕が高校生の授業中、友達に渡されて読んだ、ブラックジャック4巻が手塚にはまった最初の作品なので、敢えて4巻から推薦します。(^^) |
Black Jack―The best 14stories by Osamu Tezuka (5)評価:★★★★★
今読んでも古くないのが凄いです。 こんな話が毎週読めたなんて、凄かったんだなあと あらためて、連載当時を思い出しました。 マンガの課題図書(なんてものがあれば)のひとつです。 |
Black Jack―The best 14stories by Osamu Tezuka (6)評価:★★★★★
手塚治虫さんの有名な作品の文庫版。「手塚漫画に登場するキャラクターはどこかで哀しみをもっている」と何かで読んだ事があるが、ブラックジャックもその一人である。誰よりも命に一直線でいる。誰にも負けないと自負するオペの技術を持っていても患者が死んでいく現実がある。とても深い。 |
Black Jack―The best 14stories by Osamu Tezuka (7)評価:★★★★★
「灰色の館」ではブラックジャックの朝の行動が見れます! お気に入りはピノコの顔を参考にした女の子のこと…ブラックジャックはも女の子をかわいいと思うこともあるんですね。 アニメのDVDにもなったもので第1作目のクロスワードとなった人物のおはなしもあります。 |
Black Jack―The best 14stories by Osamu Tezuka (8)評価:★★★★★
ブラックジャックは手塚治虫のなかでもっとも好きな作品です。こうして文庫になったのがきっかけでであえることができました。 どれをかっても20Pの短編ですし、実際掲載されたものとは違う順番になっています。この8巻では意外なキリコの一面がのぞけますよ。最後二人の後ろ姿がありますが、それはこれでしか見ることができないでしょう。(「死への一時間」です) ピノコの愛! もみえますし…手塚氏は本当にすごい漫画家です。亡くなってから気がつくなんて。 |
Black Jack―The best 14stories by Osamu Tezuka (9)評価:★★★★★
今読んでも古くないのが凄いです。 こんな話が毎週読めたなんて、凄かったんだなあと あらためて、連載当時を思い出しました。 マンガの課題図書(なんてものがあれば)のひとつです。 |
Black Jack―The best 14stories by Osamu Tezuka (10)評価:★★★★★
ここではブラックジャックの父親がでてきます。事故で動けなくなった妻を見捨てて愛人と香港へいった父親が。 ほか、ブラックジャックのすんでいる家のはなし、ブラックジャック扮する少年。ピノコはあまりでてきませんが、お気に入りです。 |
Black Jack―The best 14stories by Osamu Tezuka (11)評価:★★★★★
この巻で特筆すべきは初めと終わりであろう。まず、ブラックジャックがオペ中に原因不明の痙攣を起こしオペを続けられなくなるという医師生命にも関わる話の、その名の通り「けいれん」。そして最後の「人生という名のSL」。これは、ブラックジャックの連載が終了した時の最後の作品であり、それに相応しく今までに登場してきた色んなキャラ達がブラックジャックと関わって、言葉を残していく。しかし、「人生という名のSL」はすごく好きな作品ではあるのだが、いくらベストストーリーで集めているとはいえ、最終回らしく最後の最後に見たかったという気持ちもある。 |
Black Jack―The best 13stories by Osamu Tezuka (12)評価:★★★★★
タイトル通り、私はこの巻に収録されている或る作品を待っていた。それは、秋田文庫七巻に収録されていた「不発弾」の続編的な話の「二人目がいた」だ。物語の芯となるのは不発弾処理がずさんで爆発事故が起こり、不運にも犠牲になった間親子。「不発弾」では、金をつぎ込んで母親の仇に過激なことをしたブラックジャックであるが、さて今回は・・・。 私は『間黒男』という少年が『ブラックジャック』となったエピソードなど、身内話を特に好むのだが、この「二人目がいた」はダントツで心に残っている。内容を詳しく言えないのがもどかしいが、ブラックジャックの持っている心の闇や人間性がよく現れた作品だと思う。 |
Black Jack―The best 14 stories by Osamu Tezuka (13)評価:★★★★★
「幸運な男」「小うるさい自殺者」「水とあくたれ」「山小屋の一夜」など、心温まるものや考えさせられる作品ばかりだ。「奇形嚢腫パート2」というピノコの親戚話もある。なにより魅力的なのは、ブラックジャックだ。彼の一言一句、胸に突き刺さる。自分でも、誰よりも命を大切にしているものだと自負している。何としても読む価値あり。私はもっと早く出会いたかった。 |
Black Jack―The best 14 stories by Osamu Tezuka (14)評価:★★★★★
14巻で、ブラックジャックが結婚式をしちゃうんです!!初めて見たこのシーンは、なんともいえない気持ちとなりましたが、最後にはいつも通りのブラックジャックになるのですが。。。 |
Black Jack―The best 14 stories by Osamu Tezuka (15)評価:★★★★★
ブラックジャックの稼いだお金を巡った「宝島」からはじまります。「コレラさわぎ」ではほかのとは違ったギャグ漫画っぽくなっていてまた違った一面をみることも。ブラックジャックに恋をした女、木の芽がでる少年…。これもまたお気に入りの一冊です。 |
Black Jack―The best 12 stories by Osamu Tezuka (16)評価:★★★★★
何度も読み返したくなるブラック・ジャック。その中でも選りすぐりの全16巻の最終巻。そのうちのひとつ、「過ぎさりし一瞬」は、アニメブラックジャック「サンメリーダの葬送」のもとになる話である。従来のブラックジャックには珍しい、とてもファンタスティックな話だ。全体的にもとても面白い。とても心に残る作品だ。 |
Black Jack―The best 11 stories by Osamu Tezuka (17)評価:★★★★
話の収録の仕方が連載の順番ではないので話が行き違いになることも多いが、突然昔の話が読めたりするのでそれはそれでいいかなという気もします。秋田文庫のシリーズはいつ終わるのかも分からないし何冊出るのだろう。ハードカバーのほうもまだ終わらないみたいだし、新しい原稿が見つかったりしてるのでいつ完結するのか分からない。次がいつ出るのかもさっぱりです。連載の最終回はもう大分前の巻で乗ってたのでこの後の話は一話完結の形で読んでいける。そういった読みやすさを考えた収録の仕方なのだろう。しかし実を言うと連載順に並べて欲しかった。まあ、手軽に面白い漫画が読めるのでそこは折れて読んでいます。 |
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