達也との南争奪競争に敗れる,と言う結末では和也があまりにも不憫である.さすがに作者も和也がかわいそうと思ったのだろう.代わりに「和也の死」によって決着をつけたのだ.死んで神となれば,もはや勝負にはならない.この後,達也は神となった和也との競争に悩むことになるのだが,それは先の話である.
全12巻の「タッチ」の中では,作者も認めるように,「和也の死」までがもっとも面白い部分である.完全版で言えば,2、3巻で,南と和也と達也の心理的な葛藤を,さり気無い記述や伏線から読み解くのが,なんとも楽しい物語だ.
まぁ、読んでない人は買ってみてもいいとは思うけど
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