カムイ伝全集セット一式をまとめ買いしませんか?

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タイトル価格発送可能日購入詳細

カムイ伝全集―決定版 (第1部1)

1260円
通常24時間以内に発送

カムイ伝全集―決定版 (第1部2)

1260円
通常24時間以内に発送

カムイ伝全集―決定版 (第1部3)

1260円
通常24時間以内に発送

カムイ伝全集―決定版 (第1部4)

1260円
通常24時間以内に発送

購入者の感想

カムイ伝全集―決定版 (第1部1)

評価:★★★★★

聞きしに及ぶ『カムイ伝』であるが、自分は今になって初めて読んだ。
幼少の頃からの忍者好きなので、カムイ伝の名は知っていたが、
この全集の発売を機に読んでみたのである。
簡単に言えば、カムイ伝は忍者を題材にした物語なのであろうが、
第一回配本の1&2巻では忍者色はそう強くない。
物語の導入部分に位置するため、この物語の時代背景を学ぶ構成となっている。

この物語には、確かにカムイという名の少年が登場する。
しかし、物語の主人公はカムイだけにとどまらず、
この時代に生きた多くの人間、そして動物たちにまで及ぶ。

時は身分制度の厳しい徳川幕府下、場所はとある村落を中心に始まる。
学校で日本史を学ぶときの視点・論点とは異なり、
実際の農民の生活、封建制度の実態は実は
こんなものだったのではないのかと、考えさせられる内容で、
それだけにとどまらず、物語を通して、いわゆるコラム的な説明があり、
日本の自然、風物、風俗など現代では
もはやあまり聞く事もない数々の知識を学ぶこともできる。

白土三平の画業50年を記念する全集の出版だが、全38巻の予定である。
第一部が15巻、第二部が12巻、外伝が11巻で、
10月28日には第一部の第3&4巻が配本され(月一回二冊のペース)、
以下、第二部は2006年4月より、外伝は同10月より配本の予定である。

文庫サイズよりも一回り大きく、読みやすくなっている。

カムイ伝全集―決定版 (第1部4)

評価:★★★★★

白土三平の画業50年を記念する全集の出版で、全38巻の第4巻。
第一部が15巻、第二部が12巻、外伝が11巻で、11月下旬には
第一部の第5&6巻が配本され(月一回二冊のペース)、
以下、第二部は2006年4月より、外伝は同10月より配本の予定である。

文庫サイズよりも一回り大きく、読みやすくなっている。

第4巻ではいよいよ忍者物語らしくなり、まだ修行中の身だが、
忍びとしてのカムイの活躍が始まろうとする。

この物語の主人公はカムイだけにとどまらず、下人(身分的には百姓の奴隷)、
オオカミ、元百姓、元武士だが今は非人に身をやつして
大義を果たそうとする人々など実に人間くさいさまざまなヒーローが
登場する。そう、主人公は一人ではないのだ。

物語はテンポ良く進み、非常に読みやすい。
江戸時代、徳川幕府下の厳しい身分秩序下の物語だが、
当時の風俗・習慣や風物も随所に説明があり、
現代人にぜひ心に留め置いて欲しい「日本の原点」が描かれている。

物語は何か大きなものを予感させる方向で進んでいく。
今後の展開が楽しみである。

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このデータは、06年02月12日0時48分23秒現在のデータであり、現時点では変更されている可能性があります。