写楽呆介という見つめ族最後の生き残りと和登さんと言う女の子が繰り広げる話だが、背景が難しいだけに話も難しい。その為最後もえっ、終わりという感じだった。この話を理解するには頭をすっきりさせて読んでいくしかない。おでこの目を隠されると幼稚園児のようになってしまう写楽だが、そのおでこの目が全開の時には、恐ろしい破壊的な人間になってしまう。それを唯一止める事ができるのが和登さんなのである。この二人のやり取りと、その物語の深さにもう脱帽です。
とにかくその奇抜な発想力に脱帽します。(まあそこまではちょっとといったような仮説もでてきますがそこは漫画なのでご愛嬌というう事で・・・しかしもしかしてそうなのかもと思わせたり、実際ふしぎだなと思ってしまう所に手塚漫画の面白さがあると思います。)
この漫画で初めてグリーブの存在を知りました。世界には多くのなぞの建造物があるんだなーと改めて思ったものです。キャラの役回りもコミカルで面白いです。
二巻にもつづく長編であり。ここで初登場する雲名警部もこの後三つ目−にはかかせない存在となります(キャラもなんとも面白い)。やはり手塚さんの長編は面白くよみごたえがありますよ
この巻を読んで写楽がやっぱり子供時代の手塚さんの反映なんだなって実感しました(理由は呼んでみればわかると思います)。読んでて思わずキャラクターに感情移入してしまう話だったと思います
このデータは、06年02月12日0時53分42秒現在のデータであり、現時点では変更されている可能性があります。