野田や木根、柳と言った脇役との絡みも面白い。偶然、野球部のない学校にそろった逸材たちが甲子園を目指す。と言ってしまえばありがちだが、そうではない。ヒロインの古賀に思いを寄せながらも幼なじみ光へ−−の初恋を忘れたようで捨てきれていないから、その二つの間で揺れる比呂(それを表情に出さないのに感じさせる)。ギャグも所々に入り、クスッと笑ってしまう場面もあるのに、思わず涙する場面も多い。
決して山田孝之と石原さとみに演じきれるものではない。今のドラマはこの漫画への冒涜だ。−
ドラマ化されたので読んで見たら面白い。
セリフが少ないんで早く読めるしいいですね。
読み始めの頃は、中心人物の一人古賀春華が、前作「ラフ」の二ノ宮亜美に見えて(外見的に)しかたがなかったのですが、1冊読み終えると昔の事はうっかり忘れてしまいました。「タッチ」や「みゆき」など昔の作品を読まれた事のあるかたでも、過去のしがらみにとらわれる事なく楽しめると思います。
さらに単行本2冊分を収納するワイド版は値段的にもお得ですし、買っとけ買っとけ。
この方の作品は言葉数は少ないですが、深いと思います。
タッチの作者でもあるので、期待は裏切らないとおもいます。
このデータは、06年02月12日0時39分8秒現在のデータであり、現時点では変更されている可能性があります。