主人公の的場洋介は専業主婦であった妻ひかるから離婚を言い渡される。突然の離婚と育児、リストラ、そして元妻で現在キャリアウーマンの知華子との同居。話は一見非現実的な展開のようだが、登場人物の抱える問題はとてもリアルで考えさせられる点が多い。
結局、人は「結婚」という枠を手放しても、「家族」は手放すことができないのではないか・・・と考えさせられる内容だ。
会わないでいるうちに恋人が自分の中で都合よく理想化されてしまって、本人とギャップができてしまうことがしばしばである。柴門さんの描く男性がだんだん現実離れしてきているような気がする。漫画休筆宣言はそこらへんが原因かと勘ぐっている。ゆっくり休養して現実の男女を描いた恋愛漫画をまた書いてもらいたいと願っている。
このデータは、06年02月12日0時48分48秒現在のデータであり、現時点では変更されている可能性があります。