サドゥンリー評価:★★★
1983年リリースの超一流ベーシスト:マーカスミラーの記念すべきボーカリストデヴューアルバム(笑)・・・ベースバリバリという内容ではなく、彼のボーカルをフューチャーしまくりのファンキーなAORって感じです。個人的に後追いで聴きましたが、予想通り期待外れの内容でした・・・正直、何回も聴き込むアルバムではなかったですね。ただラストの夜が似合うインスト「COULDITBEYOU」でのメロディアスなベースラインは、流石の一言で救われました・・・この路線で制作すれば良かったと感じました。ルーサーヴァンドロス(BackVo)・ラルフマグドナルド(Per)・マイクマニエリ(Vibes)・デヴィッドサンボーン(Sax)・ハーヴィーメイスン(Dr)・ヨギホートン(Dr)・バディウィリアムス(Dr)・ニックモロー(G)等参加。 |
ヒアセイ評価:★★★★★
ベテランサックス奏者サンボーンのファンキーグルーブ満載の好盤。プロデュ−スはマルチ音楽家でベースプレーヤーのMARCUS MILLER。ドラムは古くは24丁目バンド、新しくはキースリチャードのサポートで有名なSTEVE JORDAN。彼はすごくタイトなリズムキーパーだ。というわけで今回のアルバムはボトムがしっかりしているのが特徴。ミドルフローでセクシーなサンボーン口調も楽しめるが特筆すべきはリズムアレンジがなかなか面白いこと。このコンセプトがこのアルバムに生き生きとしたグルーブを持ち込んだ勝因だろう。さりげないRICKY PETERSON のセンスの良いオルガンプレーも好サポートしてて見逃せない。グルーブ感を重視したサンボーンのアルバムと言える。 |
ストラップハンギン評価:★★★★★
だれにもブレッカーブラザースは真似できない。だってソングライティングセンスがずば抜けているから。卓越したソングライティングセンスは時代を越える。それを実証。ハングリーで対応性に優れたミュージシャンを起用=マーカスミラー/バリーフィナティー/リッチーモラレス/マークグレイ。ハードボイルドな雰囲気とパンチのきいたサウンドがかっこよい。ブレッカー兄弟は類いまれなるインプロバイザーであることをも再認識。10点中7点 やりたいことをやった的な潔さがまぶしい |
アップル・ジュース評価:★★★★★
ウインドシンセをプレイした曲などがありちょっと古臭いけど今でも十分通用するすばらしいサウンドです!! (新しくてもつまらないものが多すぎますよね?) トム・スコットのプレイは乗りに乗っていて、今はなき、エリック・ゲイル、リチャード・ティーのすばらしい職人芸も聞けます。 そのほかマーカスはスタイルを完成させつつあり、ガットも最高!!これはフュージョンを代表するライブ盤です!! |
ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン評価:★★★★★
その後来日もしたバンドメンバーによるトラックと、唄物(別のメンバーでの録音)が混在してやや散漫な印象はあるものの、当時休養していたマイルスを待ちわびていたファンを狂気させた一枚。マーカスミラーといえばチョッパーの方が有名だが、このアルバムでの彼の指弾きこそ実に素晴らしい。マイクスターン、ビルエバンス(サックス奏者の方)、ミノシネル等が世に出たのもこのアルバム。 |
ウィ・ウォント・マイルス評価:★★★★
1975年の活動休止から久し振りにカムバックしたマイルスのライブ盤。マイルスのトランペットに、ビルエバンス(サックス)、マーカスミラー(ベース)、アルフォスター(ドラムス)、マイクスターン(ギター)、ミノシネル(パーカッション)という布陣。当時は、久々のマイルス復帰ということだけでも価値があった作品だが、やはり引退前のアグレッシブなサウンドに比べると、ややトーンダウンした感じはあるようだ。 新メンバーは好演。70年代からバンドの屋台骨を支えるアルフォスターも頼もしい。 |
オレンジ・エクスプレス評価:★★★★★
何度も何度も聞きたくなる曲、それがオレンジエクスプレス。発表当時はほとんどの曲がCMに使われていました。初めて貞夫さんのCDを買うならこのCDを聞いてみることをお薦めします。 |
ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン評価:★★★★
マイルスが60年代終盤から70年代にかけて、ポリリズムおよび電子楽器による激しい即興演奏で頂点(アルバム:Bitches Brew, On the Cornerが最高傑作)を極めてから、音楽シーンから退いていた。復帰して発表したのが、本作である。当時のパワーはさすがにないが、随所にマイルスらしい叙情性、特にミュートトランペットによる枯れた、クールな印象の、しかしハートが伝わって来るような演奏が聴かれる。「Fat Time」では、Bitches BrewやOn the Cornerでも聴かれなかったような、激しいギターが途中入ってきて、にやりとさせられた。ややフュージョン的な軽い印象の曲がいくつかあるのは、私のもっているマイルスの印象とは違うので、やや失望した。「The Man With The Horn」のミュートは50年代とハートは変わらない。 |
ウィズアウト・ライム・オア・リーズン評価:★★★★★
この方は、今何をなさってるのでしょうか?デリケートな歌と素晴らしい曲と素晴らしいギター。アレンジは少々時代を感じますが、デイブ・グルーシン、キースジャレット、マーカスミラー、エディゴメス、バディウイリアムス、クリスパーカー、ラルフマクドナルドなどの恐ろしいほど豪華なバックミュージシャン。キースジャレットの弟と言うことで、ジャズと思われて当時は肩透かしを食った人も沢山いたそうですが、この才能は素晴らしいです、聴いたことの無い人は不幸です。 |
ホワット・イット・イズ評価:★★★★
一般的にコルトレーン色の強いサックス奏者と言われている(らしい)D.リーブマンその人ですが、個人的にはこのリーダー作で聴いたのが初めてでした。 #M.デイビスやE.ジョーンズといった大物Grp.でもプレーしていた #そうですね。少なくとも、本作ではあまりJazz色は強くなく、本当に面白いフュージョン作品に仕上がっています。非常に柔軟でかっこいいメロディーラインを創り出せる人のようで、[1]、[3]などのオリジナルは楽曲の面白さという点で非常に秀逸だと思います。[4]などでも(ソプラノから)アルトに持ち替えてのブローもご機嫌。また、よく話題にのぼる[2](ローリングストーンズの曲)のカバー曲も、オリジナルよりテンポを落としながらも、M.ミラー、S.ガッドといった強力なリズムセクションが築き上げる隊となグルーヴにのったD.リーブマンのSaxが冴えています。 ギターにはJ.スコフィールドが参加していますが、このようなメロディーラインの楽しいアーティスのサポートにおいても非常にいいソロを聴かせてくれています。トータルバランスの良さも含めて、D.リーブマンの才とプロデュース(一部客演)したM.マイニエリの手腕が上手く発揮されているのではないでしょうか。 #ラスト[6]におけるメロディーの美しさは、是非 #聴いてみてください。 |
インサイド評価:★★★
この作品、失礼だが本当にサンボーンが作りたいと感じて演奏された物だろうか・・・・。’99年の本作、’94年に発表された「ヒアセイ」以来のマーカス・ミラーによるプロデュースによるものである。それまでのファンキー&泣きのサンボーンが一転してダークな世界に入ってしまった。音楽的にはまったく問題のないところなのだけれど、それまでの流れからどうして本作のような「インサイド=内面」となる必要があったのか・・・・私には理解できない。カヴァー曲の多いのも気になるところだ。一曲、ミシェル・ンデェゲオチェロの未発表曲がカヴァーされているのが注目に値する。 |
テイクザット評価:★★★★★
これまた豪華メンバーでファンキーなフュージョンを展開。のりのりです。 <参加メンバー> デニスチェインバース、ケニーギャレット、ポールジャクソンJr.、ラリーキンペル、マーカスミラー、アルマッケー、ワーワーワトソン、 ジョナサンバトラー、パトリースラッシェン、ハワードヒュエット。 ドライブ向け。10点中7点 |
サイド・バイ・サイド評価:★★★★★
マイケル・ホワイトがドラマーで、そのソロアルバムであると言う考えは捨てた方が良い。この作品は音楽的でドラマと言うよりはプロデューサとしての仕事をしている。全体的にはメローで、コンテンポラリな売れ線のサウンドだ。ゲストも1曲目のサンボーンを初め豪華な顔ぶれ。最後の曲では故エリックゲイルが素晴らしいソロを演奏している。ちなみにこれが最後の演奏らしいです。合掌。 |
ザ・マン・ウィズ・ザ・ホーン評価:★★★★
初めてSOWHATを聴いたときほどの衝撃度は、ない。 カインド・オブ・ブルーのリズム隊をロックっぽくして、エレクトリック・ディストーションギターをあわせたような感じだ。 ジミ・ヘンドリックスの曲に、マシン・ガンという曲があって、マイルスはそれを聴いて、これを俺はトランペットでやりたかった、と言ったそうだ。だからというわけでもないのだろうが、この作品ではギターが大活躍している。 ギターをプリアンプで歪ませてコンプをかけるのが好きな人は、本作品を聴けば欣喜するだろう。もちろんジミヘンとは全然違う。 しょうじきなところ、カインド・オブ・ブルーのほうが、録音は古いけれど、コンセプトが明確で、勢いがあり、かつ品格がある気がする。 もしマイルス初体験というのであれば、カインド・オブ・ブルーのほうをお勧めしたい。 ただ、陳腐化したスタイルに浸りきっているジャズメンの中で、自らの表現を進化させようとしていたマイルスは、みかけの演奏形式が成功したかどうかではなく、アーティストとしての姿勢、資質の根本が、全然違うのだと思う。 |
オレンジ・エクスプレス評価:★★★★
バックを固めるスタジオミュージシャンの演奏がとてもいいので、それだけでも聞く価値ありです。草刈正雄の出演していたブラバスのコマーシャルが懐しくなる一枚。 |
マイグレーション評価:★★★
非常に音の粒が細かいというか、クリアなんですね。それに耳当たりも至極いい。 一歩間違うと(?)BGMになりかねないような作品が、そうはならず、寧ろ耳を惹かれてしまう要因となっているのは、やはりD.グルーシン(key)の曲の良さとプレーヤー達の流石の演奏にあると思うのです。[3]のきれいなバラード(歌詞でも付けてみたい)や、[8]のハードバップ的なジャズスタイル、[6]のちょっと”ひねた”AOR調などなど、聞き流せそうでそうはいかない(^^;楽曲が並んでいます。 H.メイソン(ds)、O.ハキム(ds)、C.リオス(g)、A.ラボリエル(b)、M.ミラー(b)、B.マルサリス(ts)、H.マセケラ(flgh)などプレーヤーも贅沢。 #個人的には、H.マセケラのflghとC.リオスのgがなんとも言えず #琴線をくすぐります。 [10]−[14]は映画のサントラから。その映画はグラミーワードを獲っているとか。 #映画は全然興味がないので(^^;詳しくは判りませんが。 |
ザ・キング・イズ・ゴーン評価:★★★★★
マイルス亡き後のジャズシーンを牽引する正当な後継者は誰だろうか?邦題「ザ キング イズ ゴーン」というタイトルの通りこの作品はマーカス・ミラーによるマイルス・ディヴィスへのトリビュート作である。と同時に、後継者は自分だという宣言とも思えるだけの傑作である。このアルバムでは彼自身に影響を与えた偉大なるミュージシャン達、マイルス、ジャコ、スティーヴィー・ワンダーへのレスペクトが、彼自身の音楽的なルーツを物語ると同時に、90年代のジャズの新しい可能性を切り開いて見せている。それはただ懐古的に偉人達の足跡をなぞるだけではなく、様々なエッセンスを取り入れながらも現代性を持ち合わせていることである。(日本のジャズファンは視野が狭いのか、もうジャズというものが進化する事を拒んでいるようかのように思われる)参加メンバーはあまりにも豪華であり、その意味は90年代を代表するジャズアルバムであろう。このアルバムを何かに例えるならば、極上のエスプレッソコーヒーを大きなマグカップで飲んでいるような感じである。その芳醇な香りと苦味は、時代を超えて黒人音楽のルーツへ遡上する旅にと誘うのである。 |
プッシュ評価:★★★★★
豪華ゲストを鬼のように投入。しかしそれは生かされていないようだ。 ラップミュージシャン=ブラックスターなどを参加させているが、成果が出ていれば問題はない。出ていない模様。印象も薄い。 クリスボッティーはビルエバンスとは相性が悪いみたい。 ボニージェイムスみたいなかっこいいアルバムはできないようだ。予算かけてもいいアルバムはできない証拠。輝くキャリアを汚してしまった作品。10点中3点 |
テイルズ評価:★★★★
マイルスが無くなる直前に一緒にプレーをしていたマーカス・ミラーが 出したCDらしくマイルス・デイビスの未完の遺作「Doo Bop」と何か 通じる物があるアップテンポなJazzです。1曲目「ザ・ブルース」の 始まりに有名ミュージシャンの実声が入ってるのも魅力的です。 当然マイルスの独特なかすれた声も聞けますよ。 |
ライヴ・アンド・モア評価:★★★★
BASS爆発です。 この音色がたまらない。 |
マウンテン・ダンス評価:★★★★
このアルバムはアナログ盤で知り合い、時が立ちアナログ盤もいつの間にか処分されて、たまたま「恋におちて」を観る機会があり、もう一度聴いてみたいと思うようになり、買い求めました。個人的にはピアノのシンプルな楽曲が好きだが、このアルバムは名盤と云われるほど1979年の頃と変わらず、才能に満ち溢れている作品だと想う、今聴いてもタイトでそれでいてJAZZの基本はしっかりと抑え、聴きやすいアルバムです。5曲目の「MOUNTAIN DANCE」は映画とマッチしていたし、CAPTAIN CARIBEはアール・クルーの楽曲でもお馴染みだと思います。セッションとアコースティックギターでは曲の印象も違うので、聴き比べてみるのもいいですね。 |
コラボレーション評価:★★★★★
2大ジャズギタリストのコラボ。コマーシャル的側面が強くて。二人の良さは=特にベンソン=やや殺されている感じ。ややアールクルーが有利なフォーマットなので、アールクルーのアルバムのようだ。そのへんがコラボは難しい。 優良なBGMとなりうるスムーズジャズの典型。10点中5点 |
TUTU評価:★★★★★
ワンマンバンド的とのレビューであるが、実際にマーカス・ミラーがバックトラックを全て作ってしまって、その上にマイルスが演奏を重ねた作品であるから(中山康樹著の「マイルスを聴け!!」径書房による)文字通りワンマンバンドなのである。私は最初にこれを聴いて、帝王の老後の余興かと思った。貧乏旅行の野宿中に鳥取県の倉吉駅の駅前で夜通し繰り返し聞いていたことを思い出す。この作品を聞くたびに生まれて初めて警察の職務質問というものを受けた記憶がよみがえる。まあそれはそれでよいが、それから 10年以上、ただの余興と思ったのなら聞くのをやめれば良いものを、なぜか聞き続けている。何か取り憑かれたかのような感じがする。 帝王の老後の余興という最初の感想は完全に間違っていたとは思えない。 ただ、たとえ余興であってすら、帝王の余興であれば、背筋を伸ばし 刮目して聴くべしということなのだと思う。 |
シエスタ評価:★★★★★
TUTUやアマンドラなど後期マイルスから入ったファンには特に推薦します。マイルスという素材の魅力をマーカス・ミラーが極限まで引き出しているのか、マイルスが上手(うわて)なのか?いづれにしろ聴け聴くほど、美しさと狂気、退屈さと衝動みたいな感覚を楽しめます。 |
フィル・アップ・ザ・ナイト評価:★★★★★
むかしこの人の『パーカーズ ムード』『アイム オールド ファッションド』を聴いてその情熱と音楽的な完成度にびびりまくったことを思い出す。世界的なサックス奏者。この作品はややスムーズジャズよりの作品。リラックスして聴ける楽しい作品。プロデュースはラルフ マクドナルドで、暖かい彼の人間性が良く出ている。ハートウォームな作品。 10点中7点。マーカス ミラーやらスティーブ ガッド/リチャード ティー/エリック ゲイル/グラディーテイト=ボーカルで参加しております。聴くとほっとするアルバムだ。 |
タイトネス評価:★★★★
3Viewsレーベルの第3弾、ソリッドブラスの第4弾アルバムはオリジナル曲が5曲も!しかもあの!Marcus Millerがエレクトリックベースばかりか、バスクラまで!仙波師匠もほのぼのっと参加。 ソリッドブラスはポピュラリティーをねらっているという村田さんの言葉どおりそれぞれだいたい4分前後で次々と多彩な曲が続く。前半がけっこうアンサンブル重視のテクニカルな曲で畳みかけ、後半有名な曲でアンサンブル重視のグルーブ感の高いカバー曲で構成されている。 ポンタさんの演奏はアルバムどおり"Tightness"で、今回は余り暴れていない。ポンタさんの弾けた演奏が聴きたければ、前作の方がいい。 音づくりもきっちりとタイトでコンパクトな感じ。前作"What's Bop?"のライブ感とはまた違った感じ。と思いエンジニアが変わったかとおもって見てみたら、同じMr. Yasuo Morimotoだから、ねらったものなのだろう。ちなみにジャケのイラストはあの内田春菊! |
M2−パワー・アンド・グレイス評価:★★★★★
グラミー賞を受賞したこのアルバムはまさに「力強さと優美さ」を兼ね備えた作品です。マーカス・ミラーの特徴の一つとしてあげられる空間と密集した音の塊が交互に訪れる独特のベースラインは必聴です。リズムの楽しさを徹底的に叩き込んでくれるすばらしいアルバムだと思います。 |
ウィ・ウォント・マイルス評価:★★★★
この2枚組ライヴ盤は、1枚目の冒頭と最後に入っている「Jean Pierre」という曲のせいでずいぶんと損をしているように思います。アルバムの印象を決める大切な位置にあるこの曲が、なんだか間の抜けたような曲なのです。他の曲は概ね気合が入った演奏で、迫力満点です。1曲目で気が抜けた人は、取り敢えず1曲目を後回しにして2曲目・3曲目を聴いてみて下さい。マイク・スターンのギターはスタジオ盤『The Man With The Horn』以上に自由自在に飛び回っており、魅力的です。「My Man's Gone Now」は懐かしい『Porgy And Bess』からの曲ですが、もちろんアレンジは全く違います。 |
ディケイド(リミックス、ベスト&モア)評価:★★★★
ご存じソリッドブラスのベスト盤。マーカスミラーも参加のこの作品は聴き応え十分。ブラス・アンサンブルで攻めるこの編成は、とにかくアレンジが命。村田陽一の才能が光る。 |
ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・デイブ・グルーシン:GRPクラシック・コレクション評価:★★★★
バランスの良い選曲でグルーシンのキャリアを一望できるベスト盤だが、グルーシンの代表的なアルバム「マウンテンダンス」から一曲も収録されていないのがあまりにも惜しい。これがあれば完璧だった。 |
ナイト・ラインズ評価:★★★★★
豪華スタジオミュージシャンをバックに製作したもの。フィービースノーとデビッドサンボーンがゲストで<2>に参加しているがなんだかマテリアルがよくなくて魅力を十分に発揮できていないような印象。かれこれ20年前のアルバム。オーバープロデュース気味な部分がいけないかね。映画のサウンドトラックチックな楽曲が多く、シンセサイザー+打ち込みサウンドで少々がちがちな部分が残念。力みすぎているのかもしれません。 10点中5点 |
フォクシー+1評価:★★★★
リリース当時(83、4年)にテレビCMでも流れていた「マルコポーロ」が収録されています。また、亡くなったファンクドラマー、ヨギ・ホートンも参加。マーカス・ミラーとのリズムセクションが楽しめます。「ルートヴィッヒ」は、ボブお得意のクラシックを題材にしたジャズ/フュージョン・バージョン。 |
白鳥+1評価:★★★★★
このアルバムは日本からのオーダーにより日本向けに制作されたものだ。 現在では海外でも売られているかもしれないが、80年代初めB・Jが日本で大人気だったときの ”大事件”だけに衝撃は大きかった。B・Jだから例の「ピコピコフュージョンサウンド」だろうと思うかもしれないが、そのフュージョン系のミュージシャンを使いながらも原曲に忠実なアレンジとなっているし、アドリブと原曲との ”つながりかた”が絶妙、これならクラシックファンからクラシックのぶち壊しなどといわれなくて済むだろう。 「水上の音楽」はヨギ・ホートンがドラムス、ロン・カーターがベースというおもしろい組み合わせであるが、アルバム全体の統一感は失われていない。 |
(オフィシャル・ブートレッグ) ライヴ ~ジ・オーゼル・テープス評価:★★★★
「公式’海賊版’」の皮肉たっぷりなタイトル。CD2枚組★ツアー、ライブに積極的なマーカスが海賊版に困り、対応策としてリリースしたとのこと。ワールドツアーでのベストプレイをマーカス自ら選りすぐった名演。つぎはぎだけど、一貫したのりノリなプレイのおかげで違和感なし。前作のM2からの曲が大半だが、珍しいのはロバータ・フラックの〔やさしく歌って〕にはレイラ・ハザウエイ(vo)をフィーチャーしている。バックバンドでのベース演奏者としてデビューした歴史と因縁感じる。フィナーレにはマイルス・マーカスメドレーとしてアマンドラ、ハンニバル、TUTUがバスクラリネットも演奏したりとマルチプレーヤーらしい最高のライブ編集版。コンサートやBLUENOTEへ行っていない人には元気なMMを聞けて、たまない臨場感(約160分)が味わえる。★10月4日発売予定、アマゾンで予約したから9月27日に到着して一足お先に聞けて大満足! |
マウンテン・ダンス(XRCD-24bit Super Analog/紙ジャケット仕様)評価:★★★★★
グルーシンの代表作にして、クロスオーバーの歴史的名作。まず全ての曲が素晴らしく、そしてバックのミュージシャンも好演。録音も最高。これを聞かずして70年代フュージョンは語れません。 |
ボトム・ライン評価:★★★★
故R.ティーのソロ名義3作目('85年作)です。全2作がB.ジェームスが創立したタッパン・ジー・レーベルからのものであったのに対して、本作は日本のレーベル(キング/エレクトリックバード)が主体となっています。全編にR.ティーのヴォーカルを配しており、あの独特のメロディーラインをR.ティー自身の声でたっぷりと楽しめます。#巧さではなく、”味のある”ヴォーカルです。明るくファンキー系のティーがお好みなら、先ずは[1]や[6]をどうぞ。しっとりスロー系なら[7]、[8]がいいですね。聴き所は(個人的には)何といっても[5]。S.ガッドとR.ティーのデュオによる録音ですが、かつての「A列車で行こう」と同じぐらいゾクリとします。また、本作では、S.ガッド(ds)+M.ミラー(b)組み、D.ウェックル(ds)+W.リー(b)組みの2セットリズムセクションを曲ごとに分けているところ辺り、ちょっと手が込んでいますね(一部、例外があるようです)。また、随所に聴かれるJ.トロペイ(g)の抑え気味のプレーもいい感じ。#[9]のソロがE.ゲイル氏っぽく聴こえるのは私だけ?R.ティーのプレーそのものは(技術的には)何ら難しいことはないのだそうです。キーボードを弾けない私でも「多分そうだろな」と思えます。しかし、メロディの其処彼処に現れるどうしようもない「ティー節」と、フェンダーローズの「ポワーン」とした音色をティーが奏でているという事実だけで私としては充分な訳でして(^^; |
ザ・ベスト・オブ・マーカス・ミラー(+2)評価:★★★★★
マーカスミラーのBEST盤で、悪い訳無いだろうと思い購入しました。 良いです。 とっても良いです。全作品は所有しておりませんが、ライブ盤を除いてすべて持っておりますが マーカスの中でも“ビシッ”“バシッ”と決まっている曲がおおよそ選曲されております。 抜かり無しと言った処でしょう。 持ってて損しない作品。 マーカス ミラーに少しでも興味在る人是非お勧めで御座います。 |
ブロー評価:★★★★
黒い音は素敵です... 久々に陶酔しました... 秋の夜長にオススメの1枚です...パッチェス・スチュワーはトランペッターです。 顔はイケ面ではありませんが、音がイケてます。 10年以上マーカス君のおかかえトランペッターをしています。 彼もやはりマイルスの呪縛からは、とけることが出来ません。 だから音はとてもクールでブルージーです。 でもそこがいいんです。 マイルスが生きていたなら、きっとマーカスとこんな感じの 音をつくるんじゃないかとワクワク聞き込んでしまいます。 アルバムタイトルのブローという曲。 出だしからとろけるような大人の甘いメロディが流れます。 ペットの音にからみつくケニー・ギャレットのサックスが またいい感じです。 3曲目はジョージ・ベンソンのギブ・ミー・ザ・ナイトが サンプリングされてました。 スティービー・ワンダーのオーバージョイ... とても素敵なカバーバージョンに出来上がっています。 6曲目のドント・ユー・ノー... 切なそうなけだるさが堪りません。 ウィル・ダウニングのボーカルスキャットが秋の夜長に しみいります。 10曲目のハービーの曲もお進めです。 プロデュースがマーカス・ミラーなので、ほとんど音が ”マーカス”していますが、あたしは彼が大好きなので 大満足の1枚です。 ミドルテンポのスローな曲が続きます。 シルクのような夜を引き込む、妖しげな音が滑り込むように 心を満たしていきます... |
ドレフュス・ナイト評価:★★★★
このCD、マーカス・ミラー、ミシェル・ペトルチアーニ、ケニー・ギャレット、ビレリ・ラグレーン、レニー・ホワイトとメンバーも超豪華で、期待して、耳を傾けました。 結論としては、4つ星という評価にしましたが、何と言っても3曲目の「LOOKING UP」というペトルチアーニ作のこの曲、曲がいい。各メンバーのソロも1、2曲目に比べて、乗りがよくなり、聴いていると鳥肌が立つくらい(久しぶりの現象)素晴らしく、哀愁を帯びたサンバ調のこの曲は、彼の代表作として、後世に残る名曲だと思います。 肉体的ハンディを乗り越える、するどいピアノ・タッチでいい演奏を我々に残し、突然去った、 故ペトルチアーニですが、彼の名は、この曲と共に永遠にジャズの歴史に輝くでしょう。 |
ザ・ベスト・オブ・ボブ・ジェームス~アーリー・イヤーズ・セレクション評価:★★★★★
もちろん現在も第一線で活躍中のボブ・ジェームスですが、特に70−80年代の作品は曲、アレンジ、演奏いずれも素晴らしく、当時のフュージョンを聴きたいならこれ、と断言できます。本アルバム中では「フィール・ライク・メイキング・ラヴ」のカバーが絶品、その他も彼の代表的作品ばかりなので、これから聴いてみようという人にも、昔好きで聴いていた人にもお薦めです。 |
ハンズ・ダウン+1評価:★★★★★
ジャケットの10本の指は、10作目という数字を表しているそうです。このアルバムがリリースされた当時(80年代前半)はリンドラムなどのリアルなドラムマシーンが世の中に出回り始め、多くのアーティストが作品中に用いていますが、ボブジェームスのドラムマシーンの使い方は中でもピカ一、センスがとても良い。一曲目のスパンキーが好きです。 |
シルヴァー・レイン評価:★★★
−やはりこのひと暗い。 曲が暗い、音色が暗い。ついでにジャケ写もくらい。サンボーンやナベサダと関わっていた頃、美味しくてアイディアたっぷりのフィルに魅了されまくりでした。 が、ソロアルバムになると、弾きまくってくれるのは良いんだけど、暗いんですよ。 D4とか無調に近いコードも原因かもしれない。高度な音楽にすればするほど、楽しむ余裕が狭く−−なる気がします。 それでも、また、新作が出ると買ってしまうのでした……。 ちょろっと一曲目は好きです。あとフランケンかな。月光は期待したが、やっぱりこうなるかって感じ。− |
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