ユートピア評価:★★★★
Stuff のキーパーソンとして、そして数多くのアーティストからの絶大な信頼を得ていたE.ゲイル先生が惜しまれつつ他界したのが'94年。誰もが思うことですが、この大きすぎる穴は塞ぎようがありません。故に、”ワン&オンリー”な訳なのですが。本作は、彼が亡くなる3年前にレコーディングされていた音源ですが、Stuff でのリーダーであった G.エドワーズとフサノスケ・コンドウ(おおっ!)の強力なプッシュとマサコ・ゲイル夫人の了承の下に陽の目を見ることができた、ゲイル先生ソロ名義では最後の作品です。アコースティックプレーの奥深さや柔らかさ(”ブルー・ホライゾン”あたりの感触ですね)と、エレクトリックプレーでの堪らないブルージーさも、全てが心に響いてきます。いや、もう何も言わずとも聴いてみればきっと判っていただけるでしょう。 音楽とともに、ライナーノートの上に書かれた(愛娘達によると思われる)手書きのメッセージが心を震わせます。 |
マルティプリケイション評価:★★★★
グループとしてのSTAFFの各アルバムでと比べると、 リーダー作である本作では(当然乍ら)E.ゲイルの器用さ が十分に堪能できます。 #バックを固めるのもSTUFFの主要メンバーなのですが (^^; オープニング1.では、ゴスペルを彷彿させるバックコーラス にエモーショナルなE.ゲイルのギターが冴えます。 "こんな感じで続くのかな?"と思いきや、2.ではシンプルなリズムに乗ったブルージーなメロディの間に唐突にシンセの リフが絡んできたり、3.はブラスセクションがイケイケな ポップ感あふれる曲だったり、4.では一転、L.リトナー作の チョッとメロウな作品だったり、、いやぁ、全くもって 聴く者を飽きさせません。チョーキング+R&Bフレーバーを 散りばめた、一聴して彼と判る、プレイスタイルに改めて 心酔しました。 |
インティメット・ストレンジャー評価:★★★★
あるサックスプレーヤー(≒本人?)の恋物語を綴ったという組曲風の タイトルナンバーは秀逸!!R.ティーのキーボードがゆらゆらとバック で揺れている中、T.スコットのサックスが情景たっぷりに歌い上げます。 また、J.パストリアスのなんとも言えないあのベースもすばらしい メロディを紡いでいます。この値段でこれまで楽しめていいのかっ、って位、得した気分です。 |
アップル・ジュース評価:★★★★★
ウインドシンセをプレイした曲などがありちょっと古臭いけど今でも十分通用するすばらしいサウンドです!! (新しくてもつまらないものが多すぎますよね?) トム・スコットのプレイは乗りに乗っていて、今はなき、エリック・ゲイル、リチャード・ティーのすばらしい職人芸も聞けます。 そのほかマーカスはスタイルを完成させつつあり、ガットも最高!!これはフュージョンを代表するライブ盤です!! |
ジンセン・ウーマン評価:★★★★★
このサウンドは!! タッパンジー時代のボブジェームズの初期の作品が好きな方ならば、もうぴったし! ずぇったいに気に入るはず。しかし、タイトルが訳が分からないし、ジャケットもエグイが、内容はゴージャズ! 2曲目なんて、ほとんど気分は"タクシー"のエリックゲイル版。でもですね、エリックゲイルはやっぱり凄くて、カリプソあり、レゲエあり、スタッフ調ありで、もう何やっても例のコブシが入りまくり。。。やっぱし世界一でしたね。 |
オレンジ・エクスプレス評価:★★★★★
何度も何度も聞きたくなる曲、それがオレンジエクスプレス。発表当時はほとんどの曲がCMに使われていました。初めて貞夫さんのCDを買うならこのCDを聞いてみることをお薦めします。 |
セイリング・ワンダー評価:★★★★
勝手に”(ロック色の強い)フュージョンギタリスト”とカテゴライズしていたのですが、本作を聴いて、増尾氏が非常に幅の広いセンス&テクニックを持っている事を思い知らされました。 #ジャズジャイアント、S.ロリンズに重宝がられた事も頷けます。 ここでは、(ほぼそのまま)Stuffのメンバーに加え、D.グルーシン(syn)や、後年の”Masuo Live”でも好演するT.M.スティーブンス(b)を迎えた布陣でのレコーディングとなっています。 多分、テクニカル指向で行けば、もっともっとハード、メカニカル&テクニカルな音も作れたと思うのですが、バランスの良さを優先したと思しき内容の本作は”これぞ気持ちいいフュージョンのお手本”と言えるものだと思います。#”豪風(ロリンズに捧ぐ)”のプレーは圧巻です。 |
ブルー・ホライゾン評価:★★★★★
地味−なサウンド。ちょっと平凡な歌が多いかな。。。そして呑気で田舎っぽいレゲエ。でも、そこが彼の人間性。すなわち頑固一徹、飛雄馬よ、あれがレゲエの星だと言わんばかりの一途な想いが伝わってくる愛らしい作品。実際、何度も聴いていると彼と彼のレギュラーバンドがほんとに楽しくやっているのが分り、滋味深い音楽なのです。多分奥さんに捧げたと思われる、4を聴くと繊細かつチャーミングなギターソロに感動します。また、ギターソロが、エリックゲイルとしか言いようがない、これまた頑固一徹にいつもの路線。でも強力に説得力があるんですよね。平和な感じがとても気持ちが良いです。6が、ボブマーレイーのよう。。 |
マイ・ラブ評価:★★★
S.ジョーンズ(vo)とStuffによる最初で最後の顔合わせ。偶々、同時期に来日中だった双方の間で短期に(録音が)決まったとの事。今までS.ジョーンズその人については殆ど聴いたことがなかったのですが、「Stuffがバックを演っている作品がある」と前々から気になっていました。企画モノとして多少泥縄的な感じを受けなくもありませんが、元々スタジオミュージシャンであり、且つ、R&Bテイストもお手の物というStuffだけあって、S.ジョーンズの歌をいい具合にサポートしています。[1]はR.ティーとB.ウィザースの手によるものですが、これ、まったく以ってR.ティー節だと思いませんか?本人も少しvoを披露しています。もちろん、主役?はS.ジョーンズその人だと思います。[3]、[4]辺りのvoを聴くと、なかなか味のある歌い方をする人だと気づきます。[2]ではウィングス(P.マッカートニー)のヒット曲をカバーしていますが、ポップス色を巧くジャズ色に変えているのが良いですね。 |
エンド・オブ・ア・レインボー評価:★★★★
一曲目の“Say You Love Me”は隠れた名曲といえるのではないでしょうか。自然な旋律、必要最低限なアレンジ、当時誰かのカバーかと思いきやパティ・オースチン自らが作曲したものとわかり驚いた記憶があります。 また、ここでのデヴィッド・マシューズのアレンジはかなり控えめな印象を受けます。所々彼らしいアレンジが見受けられますが、全般的に無駄なソロもありませんし、ヴォーカルをフューチャーしたアルバムだから当然なのかもしれませんね。 スタッフのメンバーが多く参加しているせいもあり、なんだか「スタッフ+パティ」という感じがします。 次作のデイヴ・グルーシン編曲による“ハバナ・キャンディ”と聞き比べてみるのもおもしろいと思います。 |
ボルチモア評価:★★★★★
星の数ほど女性ボーカルアルバムは世にあれど、これほどしっとり、ぐっと、そして試聴後に心に沁みる音楽も、残念ながらそうはない。 ともすれば、堅いジャズの人としてのイメージの強いニーナだが、これはそんな彼女の芳醇な魅力を開花させた、CTIのクリード・テーラーの功績に脱帽。音もデジタルリマスターで迫力が増し、「一粒で二度おいしい」再発の典型的いい仕事。 ぜひ、このCDヴァージョンで、聴いてみてください。 |
ザ・フォックス評価:★★★
いかにもCTIらしいサウンドが楽しめます。トゥーツ・シールマンズのハーモニカもいい味を出しています。アンソニー・ジャクソンとアンディ・ニューマークのリズム・セクションもいいですね。ワーグナーの“トリスタンとイゾルデ”は前半ワン・コードのソロが延々と続き、後半やっと有名な旋律が登場するのですが、編曲者のデヴィッド・マシューズはこのパターンが多いですね。私は好きになれませんが.......。 |
ハウズ・エヴリシング評価:★★★★★
ストリングスを加えての武道館ライブ!サイドメンには、リー・リトナーをはじめ”強者”を揃え、心地よく吹きまくる貞夫さんが最高だ!この会場に足を運べなかったのが残念なほどです。ラストの「マイ・ディア・ライフ」は圧巻!! |
ゼム・チェンジズ評価:★★★★★
GRP時代(grpではなく)のトム・スコットの作品には、どれもスカッと爽やか、コ○コーラ的なノリがあって特に夏に聴くには素敵でしたね。このCDもオ−プニングの"ズート・スート"からして、思いっきりかっきよく(そしてかっこ良すぎてちょっとマンガちっくに)始まり、どきどきします。2曲目からして、アヴェレイジ・ホワイト・バンドの"ピック・アップ・ピーセス"ですからね。ぜ−ひ、キャンディ・ダルファー・ヴァージョンしか聴いたことが無い方はチェックです。全体的に、ヴェリー・アメリカンなサウンドで、よくスウィングしてるし、歌心もあって良いです。ただ、ちょっと荒っぽいかなと。繊細さを求める向きには不向きかと感じます。エリック・ゲイルが参加してますが、パット・ケリーがスムース・ジャズと言うには、かなりワイルドなギターを聴かせていてオッケーです! |
リード・マイ・リップス評価:★★★★★
<ガイドライン> 1948年ロスアンジェルス生まれのヴェテラン『フュージョンサックス奏者』。70年代に最も成功した『ポップジャズ』バンド『LAエクスプレス』を率いて活躍。ポップワールドでのセッションでもかなりの有名所と演奏しているところがこのひとの強み。<聴き所と注意点> この作品はいわゆる『ポップジャズ』でして『スムーズジャズ』とは違います。パワフルで勢いのあるブローがかなりでてきますんで。ヒップホップ/ヴォーカルもの/グローバーワシントンジュニアとのサックスの掛け合い/グルーヴィーなポールジャクソンとエリックゲイルのギター/堅実なサポートのトトのデヴィッドペイチ/などセールスポイントは多いです。 歌ものは『ジョナサンバトラーのもので』なかなかいいです。全体的には『都会的で洗練されたムードと勢いのあるサックスの音色が非常に心地よい』作品であると言えます。 『ブレッカーブラザース/ロブマリンズ/ラリーカールトン/デヴィッドベノア/ジェラルドオルブライト/ウオルタービーズリー/ジョージベンソン/トムグラント/カークウエイラム/ケニーG/ジョージハワード/スパイロジャイラ/デイヴコズ/ジョンクレマー/デヴィッドサンボーン/リーリトナー』などがお好きなかたにぜひとも推薦致します。 近年のトムスコットの作品では(彼は非常に多作)かなり上位の作品であると言えます。 んぢゃ |
フォアキャスト ― 《アドリブ誌リコメンド KUDU ベスト12》 24ビット・リマスタリング評価:★★★★
軽やかなリズムと華やかなホーン、それにE.ゲイルのギターが良く決まっている[2](H.ロウズのフルートもご機嫌)、控えめのストリングに絡むワウワウを活かしたフレーズが心地よい[3]など、初リーダー作とはいえE.ゲイル先生のエリック節が随所に見られます。個人的な一押しは[4]。少しスペーシーなイントロから一転、アーバンなブラスの響き(なんか、H.ロウズの"Chicago Theme"みたいです ^^; )を従え、ゲイル先生のギターワークが最高潮に達します。最高にかっこいーです。 B.ジェームスプロデュースということもあり、非常に聴きやすく、かといってギター好きに対して物足りなさを感じさせない程度にまとめているのも嬉しいところでしょうか。 |
フィル・アップチャーチ & テニソン・スティーブンス ― 《アドリブ誌リコメンド KUDU ベスト12》 24ビット・リマスタリング評価:★★★★★
ギタリスト・アップチャーチは、さほど前面に出ていないが、その心地よいサウンドは今聴いてもまったく色褪せることはない。これぞ本物のリズム&ブルース。キーボードのテニソン・スティーブンスはボーカルとしても5曲に参加。これぞ「メロウ」というボーカルが気持ちいい。ガッドは5曲に参加。ほかにボブ・ジェームス、エリック・ゲイル、サンボーン、ラルフ・マクドナルドなど超豪華ミュージシャンがバックを固めている。2曲目のレゲエ版「アヴェ・マリア」、9曲目ラルフ・マクドナルドの「アイ・ウォンテッド・イット・トゥー」などポップで聴きやすいものも多し。 |
《アドリブ誌リコメンド KUDU ベスト12》 24ビット・リマスタリング ワイルド・ホース・ロック・ステディ評価:★★★★
本作はジョニー・ハモンドが1971年に録音したKUDUレーベルにおける2作目です。いわゆる“クロスオーヴァー”という表現がピッタリの作品で、選曲も申し分なく、ボブ・ジェームスのアレンジも冴えています。主役は勿論、グローヴァー・ワシントンやジョージ・ベンソン、エリック・ゲイルもいいソロを披露しています。最後の“Wild Horses”はローリング・ストーンズの曲で、私は原曲を聴いたことはなかったのですが、いい出来栄えです。5曲目の“It's Impossible”はスピード感に溢れ、しかも各ソロイストが素晴らしいソロを展開しています。原曲がいいせいか、アルバムの中で私が一番惹かれた曲です。 |
ザ・ベスト(芸歴50周年記念特別企画)評価:★★★★
ナベサダが"My Dear Life"に始まるFlying Diskレーベルに残した「クロスオーバー」系の演奏からセレクトしたベスト盤である。70年代後半から80年代前半の日本のジャズ・シーンをリードした演奏として懐かしい音源ばかりだが,古臭さは感じない。ここに収められた演奏の中では,"California Shower"所収の曲が最もポピュラーであろうが,"My Dear Life"からのラスト3曲の味わいも捨てがたい。共演者ではLee Ritenourのギターが突出した魅力を放っている。 |
ストリームラインズ評価:★★★★★
ここ日本ではサンボーンに人気の面でかなりの差をつけられている人物。毛並みのよい人物らしく、かなり才能に恵まれているからあんまり売ろうとか思わないのかね。トムスコットのいいところは白人なのにかんりファンキー成分が強いということだろうか。このアルバムもやはりかなりのファンキーテイストである。トムはこの時期に早くもスムーズジャズ的なサウンドを演奏している。全体的に映画音楽やアニメやテレビ音楽の仕事の影響がでているのか=映像的なサウンドが多いのが特徴である。テクニカルな方向にはぜんぜん走らないトムスコット、ジェントルでかつ深みのあるサウンドを追求している。そのへんがこのひとの味なのである。バックにはヴィニ−カリウタ/マイケルランド−/リチャードティー/エ−−〓ックゲイルなどが参加していて、見事なサポートをしています。7)アマレットが美しいです。8)雄大なイメージを喚起するパイプスオブパンドラなど聴きところは多い。サンボーンとはまったく違うかなりの知性派サックス奏者である。 |
夢のマルディグラ2+1評価:★★★★★
基本的には『one』と同じ形で作られただろうアルバム。もちろん全曲すばらしい。1はなぜか荒井由美の「中央フリーウェイ」を思い出してしまう、ポールサイモンのカバー。2はパティオースティンのヴォーカル入り。これはちょっとベタ過ぎるが、80年代AORの先取りともいえる。オリジナルの3は、映画音楽のような豪華なストリングスをはさみギター、ピアノソロとフュージョン系の音作り。4はBizetのアダプテーションで、「はげ」と似た路線のため若干インパクトが弱いか。5は「feel like making love」に匹敵する極上スムースジャズ、6も映画音楽のような上昇ストリングスのポップファンク。これがオリジナルです。 |
ザ・ベスト・オブ・リチャード・ティー評価:★★★★★
本当に掛け替えの無いピアニストを我々は失ってしまったんだと、痛切に感じさせられます。 ジャンルにとらわれないその幅広い活動、どんなアーティストのアルバムに参加していても、それと分るピアニズム。こうしてベストの形で聴いてみると、必ずしも本当のベストではありませんが、彼の偉大さがはっきりと理解出来ます。日本のアーティストの皆さんもそうとうお世話になったはずです。リチャード・ティーはとりわけ日本人に愛されていたように思います。 彼のプレイは様々なアーティストのアルバムで聴けます。本作を期に本格的にお聴きになる事をお奨めします! |
パート・オブ・ユー評価:★★★★
ある意味、一番E.ゲイル先生らしいプレーを聴きたいなら本作がいいと思います。もう、どうしよーもない位に「One & Only」なゲイル節が滲み出ています(^^; "パート・オブ・ユー"の柔らかなメロディーを紡ぎだすのも、"ホールディング・オン・トゥ・ラヴ"の「これぞゲイルっ!」的なサウンドも、好きな人には堪らないはずです。 裏を返すと「安全牌」的な作りといえなくもないのですが、プロデュースを務めたR.マクドナルドからしてみれば(いい意味で)最大限にE.ゲイルの魅力を伝えたかったのかも知れませんね。私も、ここまで強烈な個性とサウンドを持つギターリストってそんなにいないと思います。 #だからフォロワーが出てこないのかな。。さすが、One & Only... |
ネグリル評価:★★★
E.ゲイル氏(g)は、無論、Stuffの結成以前からスタジオミュージシャンとしてとして数々の仕事をしていた訳ですが、本作('72年録音)のような音まで残していたとは、驚きを越えて感動しました。普段、レゲエミュージックは殆ど聴かないので、一緒にプレーしている面子については皆目判らないのですが、一E.ゲイル・ファンとしては、そのギタープレーが存分に聴ける、それもいつものR&Bスタイルではなくレゲエ・タッチで、という事だけでも充分に嬉しい訳でして。 実際には、後のStuffの2ndアルバムで再演される[5]など、随所にフュージョンとして捉えることができる部分も多く、極端にコアなレゲエ・サウンドになっていない分、レゲエ門外漢の私でも充分に楽しめる内容となっています。 ライナーノートとして添付されているマサコ・ゲイル夫人の手記は、ある意味、E.ゲイル・ファンにとってはレアな情報満載のお宝ノートかも知れません。(^^; |
フォー+1評価:★★★★
その名の通り、ボブの4枚目のリーダー作。まだシンセサイザーが多用される前の作品で、彼の木管や弦を中心にしたアレンジが冴えわたります。初期の作品の中でも特にメロウな一枚。 |
ヘッズ+1評価:★★★★★
ポップなフュージョンサウンドが楽しめます。ボズスキャッグスのカヴァーもあり。バックのメンバーの職人芸も聴きもの。もちろんボブ本人のプレイやアレンジも極上です。 |
タッチダウン+1評価:★★★★
ボブジェームスの曲の中でも有名な「タッチダウン」をタイトル曲として収録したアルバム。中盤でフィーチュアされるデビッドサンボーンのアルトなど、聴きどころ満載の曲です。初期に比べて、よりポップ色を強めていく過程のボブジェームスが堪能できます。 |
コーリション(紙ジャケット仕様)評価:★★★★
職人という表現が似合うプレーヤーは本当にカッコいいと思います。単に圧倒的な技術(質、量とも)を持っているという意味からすると、C.レイニー(b)以上のそれを持つ人を探すのは難しくないでしょう。また、圧倒的なセッション量という面でもそうかも知れません。 しかし、その両極だけに位置していては職人ではないのでは?と思います。双方の条件を満たしつつ、天性のフィーリングや信頼といった点についても兼ね備えてこそ、初めて”職人”という響きの似合うプレーヤーが出現するのだと思います。 ですので、ジャケットに記載されている”誰々の曲を聴いたことがあれば、C.レイニーを知っているはず”云々という文句は(私の場合)どうでもいい売りコピーとしか映りません。 そんな事より、普段は耳にも留めない?ベースという楽器、その音を、ここに収められた楽曲からじっくりと聴き取って頂きたいと思うわけです。 ソロアルバム(本作は'71年録音)とは言え、当の本人は自らにスポットライトが当たる事など爪の先ほども望んではないのでは?と(私は勝手に)思っていますが、どうでしょうね(^^; |
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