FUSIONブームは完全に終わってはいるが。それでも聴きたい人におすすめ。 10点中8点
[3]のきれいなバラード(歌詞でも付けてみたい)や、[8]のハードバップ的なジャズスタイル、[6]のちょっと”ひねた”AOR調などなど、聞き流せそうでそうはいかない(^^;楽曲が並んでいます。H.メイソン(ds)、O.ハキム(ds)、C.リオス(g)、A.ラボリエル(b)、M.ミラー(b)、B.マルサリス(ts)、H.マセケラ(flgh)などプレーヤーも贅沢。
#個人的には、H.マセケラのflghとC.リオスのgがなんとも言えず#琴線をくすぐります。[10]−[14]は映画のサントラから。その映画はグラミーワードを獲っているとか。#映画は全然興味がないので(^^;詳しくは判りませんが。
ブラジルを意識しているだけに開放感は最高。やはり、リゾートやらしたら、リトナーに勝てる奴はいないね。
絶対お薦め。
それはまるであのクラシックの名曲『月の光』をギターで弾いたかのようです。繊細で、優しく、何処か宗教的な荘厳さがあって・・・この曲を聴いて瞼に浮かぶ光景は、『湖のほとりでシスター(僧侶でも可)が月明かりの照らされて空に向かって手を合わせているような、懺悔しているような、憂き世を嘆いていながらも、自分に何が出来るのかと神様に投げかけている』姿です。まぁ、あくまで私個人の光景ですから参考になりますかどうか・・・しかし、それは遠からずだと思うんですよ。僕はこの曲に何度耳を傾け、魂を洗い流されたことか・・・彼のキャリアの瞬間的頂点ではないでしょうか・・・
僕は今でもラリー・カールトンのライブに足を運ぶ時、この曲を演奏してくれないかなぁと胸の奥で祈っています。。。なかなかライヴの選曲リストには入り難いようですが。。。そしていつも家路につく前に『ああ、今回もLord's Prayer演奏してよとは言えなかったなぁ』と人知れず顔をしかめています。
ただ僕はこの曲の素晴らしさを皆さんにお伝えしたかっただけなのですね。
クルセイダーズでは、ジョーのピアノはファンキーな面が前面にでていましたが、ソロアルバムでは完全にメロウ路線(でも案外ピアノはガンガン弾いていますが)。本質的には両者でのジョーのプレイにそう違いはないと思うのですが、両者の異なるコンセプトを使い分けて、うまく作っていると思います。
このデータは、06年02月12日0時55分35秒現在のデータであり、現時点では変更されている可能性があります。