Duke Ellington: Three Suites評価:★★★★
末永く愛聴できる作品、すべての音楽ファンに推薦します、トラック1から9までがチャイコフスキーの曲を元にした「くるみわり人形組曲」、トラック10から14までがグリーグの曲を元にした「ペール・ギュント組曲」、残りがエリントン自作「木曜日組曲」、 それぞれが16人・14人・16人編成の演奏、 とても長い活動歴を誇る人だけに実に多彩な録音を残しており、本作は20世紀前半に活躍したのクラシック作曲家のジャズ・アレンジとしてはおそらく「ラブソディ・イン・ブルー」に次ぐ成果だろうと思います、とりわけT−9はガーシュイン・ファンにお奨めです、 ブックレットが附属するもののいわゆる解説記事のみで、録音データに関する記載がほとんどない、この点と最初にCD化されたままの商品であることから星4つと評価しています、そろそろデジタル・リマスタリング処理済みで未発表バージョン追加のボックスをと、私個人としては期待しています、 |
Play the Blues Back to Back評価:★★★★★
ジョニー・ホッジスはベニー・カーター,ウィリー・スミスと並びスイング時代の三大アルト奏者と呼ばれた一人。その長い演奏生活の大半(37年間)をエリントン楽団で過ごし,ハリー・カーネイと共に同楽団の至宝と呼ばれた。 このアルバムは,互いに気心の知れたエリントンとホッジスにベイシー楽団出身のハリー・エディソン(tp)とジョー・ジョーンズ(ds)を加えたいわばオールスター・コンボ・セッションといえるだろう。 エリントンとホッジス。それぞれの楽器を前にして今更何を語るべし。まさに大人の演奏であり,大人の鑑賞に堪える演奏だ。 1966年度のフランスにおけるACCディスク大賞受賞の傑作。 |
Ellington At Newport 1956評価:★★★★★
「モダン勢力」に押されぎみで低調だったエリントンが見事に復活した 56年のニューポートジャズフェスティバルの偉大な記録。それまでの1枚のレコードでは伝わることのなかったライヴの全貌を伺い知ることが出来る。ハイライトは何と行ってもポール・ゴンザルベスが27コーラス吹きまくる、「Diminuendo and Crescendo in Blue」!この演奏に熱狂した観客を静めるための選曲にデュークが苦心しているさまがリアルに伝わってくる。とにかく、デュークが本気を出せば「モダンジャズプレイヤー」なんて足元にも及ばないことが本アルバムを聴けばよーくわかります。自称ジャズファンでこのアルバムを持っていないなんてモグリ。いますぐ買いにいこう! |
Black Brown & Beige評価:★★★
オリジナル盤の6曲+ボーナストラック2曲+アウトテイク9曲 のデジタルリマスター版。mahalia jacksonが歌っているcome sunday、この一曲は泣きます。 音楽を聴いて泣く、なんてことは滅多に無いのですが聴いてて何故か泣きそうになりました。 本当に素晴らしい曲だと思います。 |
First Time: The Count Meets the Duke評価:★★★★★
1961年7月の録音です。言わずと知れた二大ビッグバンドの、まさしく夢の共演です。36ページもあるブックレットの中の、談笑してるお二人(もちろん、エリントンとベイシー)をニヤッと笑って見てるグリーン、これだけで、ファンも『ニヤッ!!』でしょう!!僕はこれだけで腹いっぱいです!ライバル意識は当然あったでしょうが、双方、実力を認めあっていたのでしょう、違う個性が上手くまとまっています。例えば4曲目の『コーナー・ポケット』(ご存知、ベイシー・オーケストラの超有名曲です)では、なんとソロをエリントン・オーケストラのクックとゴンザレスが吹いてます。そして、『A列車で行こう』(10曲目)では、ベイシーが作曲者のストレイホーンにピアノの席を譲るというハプニングもあり、本当に楽しい内容です。お薦めの1枚です。 |
Such Sweet Thunder評価:★★★★★
エリントンはやっぱり凄い!アルバム1枚を丸々シェイクスピアに捧げてしまった。タイトルナンバーが本当に「リア王」に触発させられたにしても、一度聴いたら忘れられない異様なアンサンブルは、真っ黒なエリントンミュージックそのものである。これに対抗するのが、「ロミオとジュリエット」の「THE STAR-CROSSED LOVERS」。この曲は数あるエリントンナンバーの中で、ジョニー・ホッジスがソロをとる最も美しい曲であろう。このアルバムの中で、異なる時代の全く相反すると思われる文化が見事に溶け合っている。これを奇跡と呼ばずしていったい何と呼ぶのか? |
ハイ・ファイ・エリントン・アップタウン+1評価:
デューク・エリントンのように長い間第一線で活躍した人は、それぞれの時代に名演を残している。で、50年代のエリントンといえば、やはり本作と56年のニューポート・ジャズ祭の実況盤が双璧だろう。 エリントン楽団は51年に危機を迎えた。バンドの看板奏者だったジョニー・ホッジス、ローレンス・ブラウン、ソニー・グリアーの3人が揃って退団したからだ。しかしエリントンはファン・ティゾールやルイ・ベルソンらを加えてバンドを立て直し、それ以前とはまた違ったスマートなサウンドでファンの支持を取りつけた。これはそうした時代の作品。 <1>はルイ・ベルソンのドラム・ソロをフィーチャーした演奏で、これによってベルソンの株が上がった。<2>はエリントン・クラシックともいえるナンバーだが、新たなアレンジでドラマティックに演奏しており、エリントン・ミュージックの神髄が聴ける名演。<3>はバンドのテーマ曲として知られるおなじみの曲だが、ここではベティ・ローシェのスキャットがエキサイティング。(市川正二) |
The Great Summit: The Complete Sessions評価:★★★★★
ここでサンプル聞いて購入。かなり楽しんでいます。 サッチモの他のCDで良いと言われているものを聞いていて たいして感動もおぼえなかったのですが、これはビビッときました。 こういう音楽が流れているお店なんか行ってみたい。いいですよね。 |
A列車で行こう評価:★★★★★
ジャズを語る際、この人は避けて通れない。 音のマジック。音のマジシャン。 絶品。 |
The Great Summit: The Master Takes評価:★★★★★
同名タイトル盤の一枚版ですが、3トラックテ−プからリマスタ−されたもので音も文句なし。 とにかく楽しい!! オ−プニングの もいいですが、, の2曲は特に素晴らしい、デュ−クとサッチモとの眼と眼とで交わしているだろうコミュニケ−ション、更に両者の相手への気遣い、直に伝わってくるのには感動します。これは正にスロ−バラ−ドでありピアノとボ−カルが彼等ならではの心地よい雰囲気を醸しだてしてくれます。数多いサッチモ・プレイの名盤のなかの一枚といえるでしよう。 |
ポートレイト・イン・ジャズ評価:★★★★★
このCDと本、コーヒーあれば至福な一時が過ごせます。 |
ケン・バーンズ・ジャズ−20世紀のジャズの宝物評価:★★★★★
Ken Burns 監督のドキュメンタリー映画 "JAZZ" を 観たならこっちのサントラも試してみては? 映画の中 で扱われたジャズ・ミュージシャン達の曲を一曲ずつ集 めた総集編みたいな感じ。このCDで満足するもよし、後 で好きなミュージシャンのアルバムを買うもよし。 JAZZの入門にはぴったりだと思います。 録音も悪くないです。 |
LISA’S ONO BOSSA HULA NOVA評価:★★★★★
小野リサの声っていいんだよなぁ。新旧、内外含めて、ボサアーチストで一番好きな声です。曲も洗練されてる。小野リサ自身相当数の音楽を消化した上で、本作をプロデュースしていますが、そんなことを一切感じさせない、あっさりとした仕上がりです。アルバムコンセプトはボサ+ハワイアン。ボサあり、トラディショナルあり、スウィングジャズありですが、全曲自分の音楽に仕上げているところはさすがです。低音がゆるい録音が気になりますが、涼しげな夏の聴き流しアルバムとしてはイチオシです。 |
ミスティ K評価:★★★★
選曲の面から言ってもとっても興味深かったこのCD、小林さんのあのソフトで甘い声で歌われると、この寒さも少し和らぐような気も…?ハイテンポな曲が今まで印象強かったのですが、悲しげなバラードも声的にはまるということを再認識。でも以前に出たCDと雰囲気が少しかぶってる気もしました。 |
Je m'appelle MONSEIUR ~我が名はムッシュ評価:★★★★
過去のムッシュの曲をリミックス&再録した、まさに「自己ベスト」。監修は小西康陽氏ということで、うっすら味付けられたDJ風味と、かまやつ氏をひもとく、さまざまなインタビューもCDの各所にちりばめられ、付属のブックレットを眺めながら聞けば、これはまるでドキュメンタリー番組。いいですねー。個人的には小西さんはこれを作るためにピチカートやDJをやってたんじゃないかとまで思ってしまった。この手法で昭和の偉大なアーティストをどんどんリスペクトして、たくさん集まったらボックス・セットにして「全集」として出すのはどうですか? |
マイ・ファースト・ジャズ~スタンダード評価:★★★★★
楽器演奏曲、歌唱曲がほどよくミックスされてます。ジャズを勉強しはじめたばかりでも「お、聞いたことあるぞ」という有名な曲&ミュージシャンがズラリとならんでいるので嬉しくなります。サラ・ヴォーンがダイナミックに歌う「バードランドの子守唄」、エロール・ガーナーの色っぽい「ミスティ」、オスカー・ピーターソンのはじけるような「ウッディンユー」。そうそう、スタン・ゲッツの「イパネマの娘」も定番ですね。 じっくり聴くことも、サラッと流して聴くことも出来る不思議なアルバムです。わたしは大好きですよ。 |
デューク・エリントン&ジョン・コルトレーン評価:★★★★
巨匠エリントンとて、コルトレーンの凄さは充分認めていたことだろう。よく『バラード』と並び称されるが、本作には異様な緊張が見られる。どちら側の土俵で勝負するか。両者ともアクが強く、懐もまた深い。「Take The Coltrane」では、エリントンが弾くのを中断。これは凄い判断力だ。弾かないほうがいいサウンドになることをエリントンはちゃんと知っていたのだ。 |
バック・トゥ・バック評価:★★★★
ジョニーホッジスとエリントン。仲が良かったとは到底思えないが、ここでの演奏では和気あいあいといった感じである。特に2曲目、Basin Street Bluesは絶品。聴くたびに感動するし、楽しい気分にさせてくれる。 |
スウィング!いいとこどり!評価:★★
スウィングジャズの数々の名曲から選び抜かれた名演奏。その演奏のいいとこだけを、編集して集めてあるそうです。 名曲がたくさん集めてあるのは嬉しいですが、それぞれの曲のいいとこだけ…というのになんだか違和感を感じてしまいました。きれいに編集して聞きやすいよう作られているとは思うけど、やっぱ最初から最後まで通しての流れや盛り上がりがあるもんでしょ?!と。編集によっては、楽曲の素晴らしさを奪いかねないような…。 とはいえ、スウィングジャズの入門として、まずどんな曲があるかを知りたいなら、これはかなりおいしいCDかもしれません。ちゃんと聞きたくなったらきっと物足りなくなります。このCDをきっかけに極めていくのもいいかも。 |
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