ポートレイト・オブ・セロニアス+1評価:★★★★★
ジャズピアノでバド・パウエルは最高です。ひつこくなく、軽すぎず、気楽に聴けます。ソニー・スティットのサックスとバド・パウエルのピアノは、是非一度お聞き下さい。くどくどした理屈は必要ありません。聴けば良いものは分かります。このアルバムはレコードで持っていますが、何度聴いても飽きません。またCDも購入したいと思っています。 |
バド・パウエルの芸術評価:★★★★★
1947年と1953年の演奏が収録されています。50年も前にこんなすごいピアノトリオがあったこと自体驚きです。後半の8曲は1953年の再起後の演奏ですが、音色もさえており是非ともピアノファンには聞いていただきたい1枚です。ビル・エバンスファンの方はココに原点があると思って購入されてはいかが・・・ |
ザ・ハード・バップ!−ノー・ルーム・フォー・スクエアーズ4評価:★★★★
そもそもno room for squaresというのは、テナー・サックス奏者ハンク・モブレーのアルバム・タイトルである。「おかたいやろうはおことわり!」(blue Note #4149)。で、ブルーノート・レーベルのサンプリング盤no room for squaresは四種類。一つ目のno room for squaresは4000番台から24曲二枚組。(これはめちゃくちゃ売れたらしい。DJ御用達、サンプリング用に必携。)二つ目(Real Blue)は4100番台から12曲。(ファンキーな踊れるジャズ中心の選曲で、これまたDJ御用達。)三つ目(Lexington Avenue)は1500番台の前半。わりとマイナー系中心の渋めの選曲が嬉しい。そこまで手を出すと生活が破滅……的な意味合いで。 で、四つ目がこの「ハード・バップ!」。1500番台の後半から12曲が収録されていて、こちらは「レキシントン−」に比べて、かなりメジャーな曲&メンバーが選ばれてるっぽい。 “Hard”Rockという言葉からの類推で“Hard”Bopというのは不良様御用達的な過激な/陰鬱な音楽だと思ってしまったら大間違いである的なことは、ジャズ用語解説集みたいなものに書いてあることだが、僕的に翻訳すれば、洗練された(あまり難解でない)即興演奏を楽しむことができるのが「ハード・バップ」。 で、ブルーノートはリラックスムードの(小難しくない)名演を数多楽しむことのできるレーベルであるからして、ジャズへの入口に最適な一枚=「ハード・バップ!」、勿論「おしゃれ気分で−たまにはジャズでも」的なコンピレーションとは一線を画しております、です、はいっ♪ |
NOW JAZZ評価:★★★★★
本当に、ずるい。コンピレーションなら当たり前だが、まさにいいトコを集めたおした、という感じ。 ジャズの入門盤、としては最適なのではないでしょうか。この中から自分の好きな感じの曲を見つけ、その奏者のCDを探すも良し、そのジャンルや時代のCDを探すも良し。 ラストにハービー・ハンコックの処女航海を持ってくるあたり、にくい。 |
バード/サヴォイ・レコーディングス (マスター・テイクス)評価:★★★★★
「CDジャーナル・データベースからのレビュー」に思わず頷くわけですが、それにしても洗練され尽くしたアドリブの凄さは、本当に天下一品です。ビバップの黎明期と呼べるような時代に、こんな凄い演奏があったなんて…これはもう神懸り的な稀有の芸術ではないでしょうか。 40年から50年代のジャズと言えば、やはり自然にチャーリー・パーカーの名前が挙げられると思うのですが、このCDを聞くとその自然な流れに納得します。大げさですが、他のビバップ・バンドが聞けないくらいです。 マスターテイクばかりを集めたこの二枚組は、オルターニット・テイクスをいくつも集めた「歴史的名演の資料性」を誇るコンプリート盤よりも、アルバムとして聞き流すのに向いていると思います。共演のディジーメ |
ザ・シーン・チェンジズ評価:★★★★★
名盤100選に必ず、必ず入るアルバムです。 オープニングの「クレオパトラの夢」は正に神がかり的な演奏で圧倒されます。 パウエル自身は破滅的な生涯でしたが、この曲は正に「魂を悪魔に売った」ような凄みが有り、グイグイと引き込まれていきます。 「クレオパトラの夢」1曲でもこのアルバムは買いです。 |
NOW JAZZ BEST millennium評価:★★★★
何となく、大人の音楽に触れたいと手に取った一枚ですが、スタンダードな物から、最近の物まで網羅されたお得な一枚になりました。これを聞いて、さらにジャズに興味がわき、次の一枚を探しているところです。ジャズに興味はあるけれど、どれから聞いていいか分からないというあなた、是非このCDを聞かれてみてはいかがでしょうか? |
PULSE OF KYOTO−Selection by α-Station FM KYOTO−評価:★★★★
朝聴くと、一日中さわやかに過ごせます。気持ちのいい日曜日の朝、紅茶を飲みながら、お掃除しながら、本を読みながら聴いて欲しいです。 |
ジャズ・ピアノ・ベスト評価:★★★★★
ジャズ・ピアノ究極の贅沢盤とはこのCDのことである。ジャズ・ピアノの名匠と言われている人たちの名演が抜粋されて収録されている。このようなアルバムになると、何曲目がいいとかよくないとかの問題ではない。どの曲を聴いても聴き入ってしまう。ジャズ・ピアノを初めて聴かれる方にもすんなり入っていけるし、名曲ぞろいなので聴かれる人の好みで自分にあったピアニストをこのアルバムで見極めるということも出来る。毎日聴いても飽きがこないCDである。 |
超ブルーノート入門評価:★★★★
タイトルにあるとおりに、ジャズの入門になる1枚です。 有名な「ブルーノート」というジャズのレーベルで誕生した曲のベスト盤という感じです。 ジャズにもいろいろありますが、「かっこいい!」という感じの曲が集まっています。どのミュージシャンも大御所ばかりですから、自分がどの人がぴったりくるかを探して、今度はその人のアルバムを買ってみるといいと思います。 まさに、入門ですね。 |
JAZZ TIME(青盤)評価:
「レーベルを超えた史上最強のジャズ・コンピ」というキャッチフレーズは大げさでもなんでもない。マイルスを筆頭に、コルトレーン、ロリンズ、ウエス・モンゴメリー、ビル・エヴァンス、バド・パウエル、ジャズ・メッセンジャーズ、MJQ、アート・ペッパーと、人気アーティストの代表的演奏が、これでもかこれでもかと続く。 好きな1曲にじっくりと耳を傾けるのもいいし、頭から順に聴いてモダン・ジャズの魅力にどっぷりと浸るのもいい。こういう作品はこれからジャズを聴こうという人に最適のガイドとなるが、ここに入っているような演奏はみんな持っているよ、というジャズ・ファンでも、こういうふうに盛りつけされると、それはそれで、いままでとはまた違った味わい方ができて楽しいはず。たとえば人気曲の「朝日のようにさわやかに」は『白盤』ではウイントン・ケリー、『赤盤』ではMJQ、本作ではソニー・クラークの演奏で聴けるとあって、その違いを味わうことができる。(市川正二) |
ランデヴー・イン・ニューヨーク評価:★★★★★
凄いアルバムが出来ました。各バンド1、2曲ずつしか聞けないのが惜しく、全体の統一感は皆無ですが、性質から言って当然であり、深さよりも広さを楽しむべきアルバムです。一般に我が国では、職人気質で1箇所を徹底的に掘り下げる人間が評価される傾向にあり、その場合、チック・コリアの最近の活動は(特にマニアを自認する方々には)「う−ん」と言われてしまうようです。 しかし、それも40年間貫き通せば、こんな凄いものが出来るんだぞ!という意味で、従来型の価値観をも揺らがせてしまう作品かもしれません。このアルバムがオムニバスではなく1人のピアニストの作品集だなんて、知らない人には信じられないと思いますから。これからも、ドンドン新しいことにチャレンジして欲しいですね。 とにかく楽しそうな演奏が多くていいのです。中でもボビー・マクファーリンとのデュオは注目でしょう。「Blue Monk」ではチックもゴキゲンで、その歌声(というか何というか)まで聞けてしまうのでありました。 |
ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル+2評価:★★★★★
「ジャズ・ジャイアント」と共にヴァーヴ時代を、というよりキャリアを通じての傑作として知られる本作だが、ソロ演奏に重点があるような編集で、趣はかなり異なる。むしろ、ソロ・ピアニストとしての才能を聴くべきアルバムなのだろう。 それにしても、トリオ演奏のバディ・リッチという人は、この手のセッションには起用すべき人ではないと思う。はっきり言って合わない。ヴァーヴは好んでバッパーたちとリッチを組み合わせるが、成功した例は一つもない。そういう意味からも、やはりこのCDはパウエルのソロを聴くものなのだろう。 |
ジャズ・ジャイアント評価:★★★★★
精神病による入院生活から復帰したバドパウエルは49−51年にかけて、次々と傑作アルバムを発表しましたが、49、50年のセッションを収録した当アルバムはその中でも「ザ・ジニアス」と並び、称される人気アルバムです。収録されているオリジナル、スタンダードとも、曲も素晴らしいのですが、やはりバドパウエルの真骨頂はその神業ともいうべきテクニックに裏打ちされた躍動感と情緒感でしょうか。前者の代表が物凄いスピードで弾きまくる−や−だとすれば、後者の代表はバラード曲の−や−でしょうか。ただ、いずれにしても、JAZZのスィング感溢れる演奏になっており、「JAZZのピアノソロっていいなあ」と思えるアルバムになっています。 |
ブルーノート・イヤーズ評価:★★★★★
ハードバップの最重要ピアニストは誰が何と言おうとこのバド・パウエルしかいない。このバドのブルーノート時代を集約したのがこのコンピレーション。バドの名盤はバーブ等いくつかのレーベルにあるけれど、ブルーノートでの作品が一番ロックファンやブルースフファンに推薦し易い。1940年代から50年代にかけて現在のピアノトリオの原型を作ったのがこのバド・パウエルなんだけど、ブルーノート以外の作品はどこかクラシック的な要素が抜け切らない。スリルが少し足りない。しかし、このブルーノートでのバドはベードラが強調された録音になっていて、とてもよくスイングするフォービートが大変気持ち良い。クレオパトラの夢から始まる、バド・パウエル・オン・ブルーノートの決定的名演集。モノラル録音ですが、見事にリマスターがされているので音がびっくりするほど良い。私は、バドのブルーノートのCDは全部持っていますが、このコンピレーション盤は選曲が良く、とってもスムーズな流れのなので、最近はこればかり聞いています。イチオシの作品です。 |
ザ・ジニアス・オブ・バド・パウエル+2(紙ジャケット仕様)評価:
このアルバム・タイトルが最初に使われたのは、パウエルの死から10年ほど経った1970年代半ば、リイシュー盤がリリースされる際のことだった。このピアニストの天才ぶり(genius)が、まだ充分に認識されていなかった時期である。パウエルは、チャーリー・パーカーとディジー・ガレスピーがジャズ・シーンを席巻する中でデビューを果たした。ビ・バップという複雑怪奇な音楽を手際よく料理する彼の素晴らしい腕前は、この2人のホーン・プレイヤーたちほど目立たないことが多い。それでも、彼ら2人の強烈な演奏をピアノに移し変え、見事なメロディー性を持つラインを猛スピードで繰り広げていく才能には、同じぐらいの称賛が与えられていいはずだ。 本作は、パウエルのキャリアの初期(1950-51年)に行なわれた2回のセッションを1枚にまとめたものだが、楽曲の長さやアプローチの面で、バランスの取れたカップリングとは言いがたい。オープニング・セッションでは、レイ・ブラウンとバディ・リッチがパウエルに負けじと大奮闘している。残りの曲は伴奏なしだ。急速でアート・テイタム風にアレンジされた「Tea For Two」は、3バージョンにわたって収録されている。「Just One of Those Things」はより急速で今にもパウエルがしくじりそうだが、そうはならない。ほかに2曲、よりリラックスした雰囲気のスタンダードが登場するが、それ以上に印象的なのが、秀作ぞろいのオリジナル曲である。特筆ものは、「Parisian Thoroughfare」(後にクリフォード・ブラウンが録音)と「Hallucinations」(「Budo」というタイトルでマイルス・デイヴィスが録音)だ。このパウエルによるピアノ・バージョンは、クリフォードやマイルスが崇拝しただけのことはある、さすがの出来である。(Brian Priestley, Amazon.co.uk) |
ザ・シーン・チェンジズ評価:★★★
上のレビューで録音の際パウエルの唸り声みたいなのが気になるって描いてあるけど、正直私は気になりません。 乗ってきたら声を出す、そんな素直な出来事だと思います。 |
ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.1評価:★★★★★
これは輸入盤のほうが曲数も多く値段も安いが、曲順が入れ替えてあるのは感心しない。「ウン・ポコ・ローコ」は必ず三連発で聴かないと意味がない。この曲を初めて聴いたら「なんじゃこりゃ?」と、そう思うだろう。耳障りなカウベル。でもなんかちょっとカッコイイじゃん、と思い始めたら要注意。かなりヤバイ領域に侵入しつつある。瑞々しいアドリブを残しつつ途中で弾くのを止めてしまう「パリジャン・ソロフェア」といい、鬼才バド・パウエルの作品のなかでも、最もアメイジングな一枚。 |
アワ・マン・イン・パリ評価:★★★★★
ブルーノート時代のアルバムでは一押しのアルバム。聴きやすい曲ばかりなのでとにかくリラックスして聴けます。サイドマンにはパウエル、クラークといったビッグ・ネームが名を連ねているがでしゃばらずサポートに徹しており、ゴードンもマイペースで長いソロ吹ききっています。またこのアルバム全体に流れる雰囲気は、のちのモンマルトル・コレクションにも繋がっており機会があればこちらも一聴することをお薦めます。 |
ジャズ・ジャイアント(紙ジャケット仕様)評価:★★★★★
BNやルースト盤などと比較すると一枚格が落ちるかのように言われているヴァーヴのパウエルだが、本作と「ジーニアス」は別格の傑作アルバムである。 絶頂期の豪快なアドリブを取り戻したかのような、快演に次ぐ快演で、聴く者を圧倒する。 バード、ペッパーなどの例もあるとおり、病院帰りの吹き込みには駄作無し、と私は思っている。 |
ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.2評価:★★★★
温故知新と言う意味で、ジャズ黄金期の巨人達の作品をコレクションしています。 録音に時代を感じさせる部分があるような気がして、私としては星一つだけ減点させて頂きました。 既に定評のあるアルバムですが、私にも楽曲・演奏は魅力的に感じました。 「Vol.1」と共に、「買って損のないCD」だと思います。 |
ザ・ベスト・オブ・ジャズ・ピアノ-ブルーノート編評価:★★★★★
老舗レーベルブルーノートだからこそできる名盤からのセレクトピアノコンピレーション。ルビー・マイ・ディア(セロニアス・モンク)はモンクの曲の中でも最もロマンティックな曲。クレオパトラの夢(バド・パウエル)はやや人気先行だが、やはり楽想が印象的。ソング・フォー・マイ・ファーザー(ホレス・シルヴァー)とクール・ストラッティン(ソニー・クラーク)のファンキーな味わいに酔い、ウォーターメロン・マン(ハービー・ハンコック)とマトリックス(チック・コリア)の新主流派のテクニックに舌を巻き、オ・ソレ・ミオ(ザ・スリー・サウンズ)、A列車で行こう(ミシェル・ペトルチアーニ)のスタンダードで心和ませる。他にもフライト・トゥ・ジョーダン(デューク・ジョーダン)、ザ・ジャングラー(大西順子)、ソング(セシル・テイラー)、アイ・ラヴ・パリ(ジャッキー・テラソン)など組み合わせもユニークだ。ピアノの層は厚く才人も多いが、変化に富んだ選曲がうれしい。 |
バド!/ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.3評価:★
ブルーノートのバド・パウエルの5枚については、5枚のUS盤(またはUK盤)RVGエディションに(Vol.1と2の収録順が変わっていますがVol.1 と2ですべてを網羅しており)すべてボーナストラックが付いていますが、決定盤1500シリーズは、LP時代のままで一切オマケ無しです。ゆえに、もう買っちゃった人は仕方ないけど、よっぽどのマニアで何度も繰り返し同じようなのを買う趣味の人や日本語解説が必要な人以外は、1999年−2003年に発売されたUS盤(またはUK盤)RVGエディションで揃えたほうが断然お得です!しかも安価!アーティスト名 "bud powell"で一気に探せると思います。決定盤1500シリーズにはこういうのが多いので要注意です。 |
スティット、パウエル&J.J.+3評価:★★★★★
スティットのみならず、パウエルにとっても五指に入る名盤と言われている。 このセッションの素晴らしさは何といっても前半にある。後半、理知的なJJと肉感派のスティットのプレイが合うとは思えないのは、わざわざ聴いて確認するまでもないだろう。 「ファイン・アンド・ダンディ」で、パウエルのピアノとスティットのテナーがもろにぶつかる場面が聴ける。スティットのミスなのかもしれないが、ピアノとテナーのアドリブがもろに重なり、びっくりしたスティットは途中で吹奏をやめてしまう。こんなところにジャズの創成期の魅力が端的に現れている。 個人的に素晴らしいと思うのは「恋のチャンス」である。この、メロディが明確で、アドリブの素材としては不向きな曲を、スティットは実に見事に料理する。もともとメロディアスな発想のアドリブを得意とする(というか、それしかできない)スティットの独特の魅力が十分に現れている。特に、パウエルのソロが終わってスティットのテナーが復帰してくる場所は、何度聴いても鳥肌が立つくらい美しい。 この録音にあたって、スティットはパウエルに「あなたは世界一のピアニストだ」とか何とかおだててやる気にさせた、という逸話が残っているが、それだけではなく、これだけの演奏を両者が残せたのはやはり時代の熱気がなせた技なのだ、と今さらながら思う。 |
ベスト・ブルーノート100評価:★
「全ての曲が100秒だけ」と、何処かに表記されていたら、いったい何人の人が購入するだろう?どこにも表記無しで「CD2枚で100曲なんだから考えればわかるでしょう」は無いよね。絶対不可能とも言い切れないからね。俺はまぁ自分の不注意だし寝ながらでも聞くか…で良いけど、生真面目に、熱く怒る人が訴えでもしたらどうなるか見てみたい。ちょっと消費者をナメているね。 |
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