ラウンド・ミッドナイト評価:★★★★
ドラムのウェックルはテクニカルで人気もありますが、スタジオミュージシャンとしての評価はともかく、ジャズプレイヤーとしてはいまひとつ面白みに欠ける。(対して、同じスタジオマンでもスティーブガッドは非常に音楽的に感じる。)「チック・コリアのピアノトリオ物」としては、そういう訳で残念ながら最低ランク。 |
シナジー評価:★★★★
1999年リリース。98年「リズムオブザソウル」に続くバンド名義のセカンド・・・ファーストはさながら”ウィズ フレンズ”てな印象でしたが、このアルバムはバンドとしての形がまとまった仕上りで、非常に楽曲&演奏が充実しています。メンバーは、デイヴウェックル(Dr)・トムケネディ(B)・ブランダンフィールズ(Sax)・ジェイオリヴァー(Key)・バジーフェイトン(G)・・・バジーフェイトンの関わった曲が(ボーナストラックを除く)12曲中6曲もあり、このアルバムでの彼の貢献度はかなり高いものです。それゆえに00年「トランジション」からギターレスになってしまい、個人的にはとにかく残念でした・・・ファーストにはフランクギャンバレも参加していましたし!2曲目「パンダズドリーム」はバジーの曲で、ツボを心得たプレイはまさに職人ならではの味わい・・・タイトルも素敵だ(笑)!7曲目は、トムケネディのベースソロからスタートするラテンフレーヴァー溢れる1曲・・・タイトルトラックという事もあってか(笑)、各メンバーのソロをフューチャーしています。因みにラスト曲は日本盤のみのボーナストラックで、デイヴがKey&Bもプレイしています・・・サイモンフィリップス「プロトコル」あたりの趣ですね。ギターフューチャー型デイヴウェックルバンドの素晴らしいアルバム・・・このグルーヴ感は見事です!!追伸:トムケネディって、最高!! |
ノート・ワーカー評価:★★★
1991年リリース。「THUNDERFROMDOWNUNDER」に続くアルバム・・・初期のいい意味での勢いがなくなり、こなれてしまった内容になっています。買ったとき期待して聴いたので、がっかりした覚えがあります。レコード会社の要求なのか(笑)、2・3・5・9でまたまた歌っています。それゆえ中途半端な印象は、払拭出来ないですね。メンバーは、フレディラベル(Key)・ケイ赤城(Key)・ボブハリソン(B)・デイブウェックル(Dr)・スティーヴタヴァローニ(Sax)・ティムランダース(B)・スティーヴスミス(Dr)他・・・出てくる音は一流なのですが、曲が弱いのがもったいない!!とは言え、4曲目「JET RAG」におけるデイヴウェックルとのデュオは、なかなかカッコいい!!個人的ベストチューン7曲目「HIGE5」では、鬱憤はらすが如く弾いてます。後追いの方は、GHSあたりでのバリバリ感を期待すると、肩透かしくらいます(笑)。 |
チック・コリア評価:★★★
CCEB及びCCAB前作から1・2曲が抜粋されて1つにまとまった作品。このアルバムを聴くと、CCEBがどのようにロックテイストからキャッチーなポップに移っていたかがわかる。しかし、やはりチックコリアといえばスペインであろう。このアルバムに収められているスペインは日本盤の『スタンダーズ&モア』のロングバージョンとは違うショートバージョンとなっている。 |
ミシェール・カミロ評価:★★★★★
ミシェルカミロのデビューアルバムといっていい。なんと言っても1曲目の“suite sandrine part1"が凄い!!10年以上前に新宿で彼をはじめて生で見たときの一曲目がこれだった。異常に興奮したのを覚えている。その時はマーク・アーモンドがドラムだったがCDのほうはDave Weckl大先生である。とにかく3人のすさまじいテクニックと緊張感には唖然とするしかない。このアルバムにはそれでいてチックコリア的な堅苦しさはなく(チックコリアも個人的に大好きだが)ラテンピアニスト独特のハッピーな良い意味での能天気さを兼ね備えていて尚更心地いい。ミシェルカミロのアルバムの中では色々な思い入れを差し引いてもこれがやはり自分のマイベストだ。 |
マスター・プラン評価:★★★★★
学校で音楽の勉強を本格的に始めたころに、このCDに出会いました。 1曲目の最初の音で、かなりの衝撃を受けたのを今でも覚えています。 このCDに出会わなかったら・・・っていうくらい私にとっては、貴重な一枚です。それから十年以上経った今でも、数百枚あるCDの中でもベスト3に入るでしょう・・・8曲目では彼とスティーブガッドのプレイが左右のチャンネルから聞こえてくる贅沢な一枚です。 |
ウエスト・サイド・ストーリー評価:★★★★★
グロリアエステファンが、"TONIGHT"を歌っている! グロリアとデイブグルーシンの組み合わせは大成功ですね。このアルバムの中でキラリとこの曲が光っています。素晴らしいアレンジとキュートな歌。これだけでもチェックしてみて下さいね。参加ミュージシャンは、マイケルブレッカー、ビルエヴァンス(サックスの方)、ジョナサンバトラー、ロニーキューバ、ジョンパティトゥッチ、リーリトナー、アルトゥーロサンドバル、デイブヴァレンティン、デイブウェックルトと並べれば、おもうお分かりでしょう。そう、GRPオールスタ−ビッグバンドの続編なのです。レナードバーンスタインにデイブグルーシン他の素敵なアレンジャーが挑んだ本当の意味での豪華版! |
シンギング・アウト・ラウド評価:★★★★
1995年リリースのロック色の薄れたフュージョンギターアルバム・・・ディストーションを抑え、クリアーなギターサウンドを追求しています。曲も心地良いものばかりで、BGM的な印象が残ります・・・AOR的な大人のインストアルバム、ジョージベンソン化(笑)!!(裏ジャケのフランクは、ジャケット姿にセミアコモデルですからねえ。)メンバーは、フランクギャンバレ(G)・オトマーロルイ−ズ(Key)・ディヴィッドゴールドプラット(Key)・ブライアンオーガー!!(Org)・ケイ赤城(P)・ティムランダース(B)・アルフォンソジョンソン(B)・デイヴウェックル(Dr)等・・・フュージョンシーンで一流のメンバーで構成されています、豪華!!それにしても、ブライアンオー!ガ!ーの参加にはビックリ・・・ハモンドが最高です!!さり気なく彼のスピードピッキングは聴けますが、曲を大事にした演奏に終始しています。10曲目「マイリトルヴァイパー」が一番ロック色が強く、個人的には大好きなナンバーです。バリバリ弾きまくるフランクを期待すると肩透かしをくらってしまうアルバムですが、彼の音楽性の間口の広さを垣間見れるハイクォリティーな内容です!! |
トランジション評価:★★★★★
アルバムごとに成長や変化が聴けるベスト・サウンド! |
RENDEZVOUS評価:★★★★★
トリオって「フロントの人」と「それを持ち上げる2人」って感じる物が結構あると思いませんか? このアルバムは違います!3人が全力で戦っています!きっと耳を通せば、良く理解できることでしょう。その戦いはアルバムの最後をしめる曲“フロム・ウィズイン”でピークを迎えます。この戦いは歴史に残りますよ! |
ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・デイブ・グルーシン:GRPクラシック・コレクション評価:★★★★
バランスの良い選曲でグルーシンのキャリアを一望できるベスト盤だが、グルーシンの代表的なアルバム「マウンテンダンス」から一曲も収録されていないのがあまりにも惜しい。これがあれば完璧だった。 |
パーペチュアル・モーション評価:★★★★★
「ハード・ワイヤード」からそれほどイメージが変わらないアルバム、というとつまらないかというとそうではない。どう言ったらいいのか−自分のドラムの聴かせ方を心得ていると言ったらいいのだろうか、スロー、ミディアム、からアップテンポまでデイブ・ウェックルここにありといった感じだ。とにかくデイブのスティックさばきの心地よさをストレートに味わえるアルバムである。車でかけたりするともう最高!手数の多さだけならほかにもたくさんいるが、ドラムを中心に曲を聴けるアーティストはそれほど多くはないと思う、その数少ないドラマーの一人だと思います。 |
ボトム・ライン評価:★★★★
故R.ティーのソロ名義3作目('85年作)です。全2作がB.ジェームスが創立したタッパン・ジー・レーベルからのものであったのに対して、本作は日本のレーベル(キング/エレクトリックバード)が主体となっています。全編にR.ティーのヴォーカルを配しており、あの独特のメロディーラインをR.ティー自身の声でたっぷりと楽しめます。#巧さではなく、”味のある”ヴォーカルです。明るくファンキー系のティーがお好みなら、先ずは[1]や[6]をどうぞ。しっとりスロー系なら[7]、[8]がいいですね。聴き所は(個人的には)何といっても[5]。S.ガッドとR.ティーのデュオによる録音ですが、かつての「A列車で行こう」と同じぐらいゾクリとします。また、本作では、S.ガッド(ds)+M.ミラー(b)組み、D.ウェックル(ds)+W.リー(b)組みの2セットリズムセクションを曲ごとに分けているところ辺り、ちょっと手が込んでいますね(一部、例外があるようです)。また、随所に聴かれるJ.トロペイ(g)の抑え気味のプレーもいい感じ。#[9]のソロがE.ゲイル氏っぽく聴こえるのは私だけ?R.ティーのプレーそのものは(技術的には)何ら難しいことはないのだそうです。キーボードを弾けない私でも「多分そうだろな」と思えます。しかし、メロディの其処彼処に現れるどうしようもない「ティー節」と、フェンダーローズの「ポワーン」とした音色をティーが奏でているという事実だけで私としては充分な訳でして(^^; |
ホワイ・ノット評価:★★★★★
まずは、カミロの超速オクターブ奏法が笑っちゃうほど凄いです。 それが、WhyNotの曲の中で見事に溶け込んでの演奏というのが、 この人のさらに非凡なところでしょう。 ゴンサロだと、「今から、凄いことをやります!」って感じに聞こえてしまう。チューチョとかもそうですかね。 その点、スーパーテクが曲に溶け込んでるのが、カミロ。もちろん、リズムがまた凄い。デイブウェックル、アンソニージャクソン なんだから、キメが凄くないわけが無い。 とにかく、ご機嫌で凄いアルバムです。オススメ。 |
イン・トリオ評価:★★★★★
このアルバムのトンボは凄いです・ そうです。数年前にサンバ!バージョンが日本で 大流行した、アイアートの曲です。 そのピアノトリオ盤。 もちろん、カミロの超絶ピアノ、デイブウェックルのドラム、 アンソニージャクソンのベースも凄いです。 ジョエルローゼンブラットも密かにめちゃくちゃ巧いし。 とにかく買い!の一枚です。 |
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