Virtuoso評価:★★★★★
私が20数年前の高校生の頃レコードで耳にし、30歳後半になってなぜか気になる音であり、CDで改めて聞き出した。聞き始め”はまり”アーチトップギターを購入、以前かじったコピーを再度始め、数曲マスターした。ここでさらに音をコピーしたくなり試行錯誤を行った。アコースティック音とエレキ音が録音時コントロールされた音であることに気ずき、曲ごとに配合が違うのではないかと思いミキサー、コンダンサーマイク、ギターアンプ、リバーブ等各機材購入しさらに”はまって”いった。 ジャズソロギターとしての音楽的な内容としては、主にフィンガーピッキングまたはピック奏法でのベース、コード、メロディーのジャズソロギターとしてバイブルとなっていることは周知のことであるが、ジャズギターの音としても非常に奥が深いものになっていると思うようになった。(まだこの手の趣味は続いている。) ギター音としては、小さいものだと思うが、臨場感があり、迫力のある音になっているCDでの音も気に入っている。 それぞれ音楽的な好みはあると思うが、ギターマニアは買って絶対損しないアルバムだと思う。 ジョーパスの他のソロアルバムもあるが、virtuoso#4と本作しかこの手法での録音が無いことが残念に思っています。他にこのようなアルバムがあったら、紹介してください。 宜しくお願いします。 |
Virtuoso No. 2評価:★★★★★
コルトレーンの曲やチックの曲などジョーパスの音楽性の幅の広さが良くわかる。 とても勉強になるし、音楽的にも非常にすばらしい。 |
Whitestone評価:★★★★
これは完全にフュージョンです。いつものジョー・パスとは全然違うスタイルですので知らない方は試聴してみて下さい。ブラインド・テストしたら誰だか判らないと思います。たまにはこういうジョー・パスも良いかも? |
Summer Nights評価:★★★★★
ジョー・パスはソロアルバム「ヴァーチュオーゾ」や「フォー・ジャンゴ」が有名ですが、 個人的にははポップなトリオやカルテットが好きです。 ソロに、バッキングに変幻自在にギターを操りますが、 いかにも気楽に弾いているように感じさせます。 そして、この気楽さが聴き手を楽しませるのです。 ドライブでのりのりになるにも、お酒のお供にも。ちょっとさびしい時の元気付けにも。 いつもそばにおいてあげてください。 |
Appassionato評価:★★★★★
こんなに熱いジョー・パスのリーダー作は知りません。 For Djangoと同じメンバーにてやってくれてます。 1曲目途中からバックのメンバーがだんだん熱くなってきます。 このメンバーでやっているのを心から楽しんでいる気持ちがひしひしと伝わってきます。ジョー・パスファンの方は是非御一聴を。 g.Joe Pss g.John Pissano b.Jim Hughart ds.Colin Bailey |
Virtuoso Live!評価:★★★★
後期のライブで落ち着いた雰囲気であるが、ノリの良い的確な演奏も楽しめる。最近発売された'90年のwhatistheretosayは意図的なのか全体的にテンポを抑えた渋い雰囲気のライブになっているが、このライブは'91年である。逆にもっと若い時の演奏に近いと感じるものがある。特に1,3,7はノリが良い。2曲目は他のCDでは聞いたことがないビリージョエルのスタンダードであるがアレンジが相変わらず良い。ギターはアイバニーズJP20でアンプはPOLYTONEと思います。 |
Virtuoso No. 3評価:★★★★★
ジョーパスが、スタンダードナンバーばかりやっていると思っている人は、これを聞いてびっくりすると思います。 ジョーパスのオリジナルが満載のこのCDは、スタンダードナンバーを演奏する感じとはまったく違う世界が繰り広げられています。 何度か聞いているうちに心地よい感じが出てきます。 1度や2度聞いたくらいでは、つまらないと思う人もいるかもしれません。中には、クラシックの現代音楽を感じさせるメロディーもあったりします。スタンダードを聞きたい人には、当然ですが、他のCDをお勧めします。 |
The Big 3評価:★★★★★
ドラムという楽器はもちろん演奏に活気を与えるのだが、それが欠けた時のよさというのもまたある。ちょっと輪が小さくなって、仲良しの会話という感じになる。ここでは3人の名人が寛いでジャズ語で語り合った。主役はもちろんミルト。バラードでもブルースでも自在にその名人芸を披露する。ギターは随所で応答し、密やかさを演出する。もっとレイ・ブラウンが出てくるかと思ったが、彼はダシのように陰に隠れつつ旨味を出している。 ハイライトは「ブルー・ボッサ」や「ウェイヴ」だろうが、「ムーン・グロウ」の親密な語り合いも楽しい。 噛むほどに味の出るするめのような好盤。 |
Porgy & Bess評価:★★★★★
ピーターソンとジョー・パスという、いかにもパブロらしいデュオ。しかし意外なのはピーターソンがクラヴィコードを弾いていること。チェンバロみたいな音がするが、チェンバロが弦を引っ掻くのに対し、クラヴィコードは弦をつっついて音を出す。だから「かそけき音」しかしないし、力を入れて弾いても音は大きくならない。そのかわりキーをふるわせると音もふるえるという特徴を持つ。500年ほど前にヨーロッパ、とくに英国で普及していた家庭用の卓上鍵盤楽器だ。およそ似合わない感じのするこの楽器を用いて、ピーターソンは繊細でしゃれた演奏を聴かせる。軽快にスイングする曲もいいが、スローな曲の方が楽器の特性が活かされているように感じる。パスの生ギターはいつもどおりのきれいな演奏。二人ともいつくしむような雰囲気があり、原曲のメロディーをそこはかとなく崩しながら、一風変わった響きのジャズを展開してみせる。 いつものピーターソンの迫力ある演奏とは対極にあり、しみじみ聴くのがふさわしい。そういうわけで、決して大音量でお聴きにならないように。ルネサンス期、家庭の居間で使われていた楽器なのだから。 |
フォー・ジャンゴ評価:★★★
G.Joe Pass G.john Pisano B.Jim Hughart Ds.Colin Bailey |
Joe's Blues評価:★★★★★
ハーブエリスとの競演で演奏されているこのCDは、本当に楽しい雰囲気がする。 ギターの音もときどきひずんでいるが、またそれが生々しい感じで気に入りました。 バトルという感じはないし、なごめる1枚ですよ。 |
The Trio評価:★★★★★
3曲目のEasy listening blues!!!もうこれに尽きるのでは? Nat King Coleの得意にしていたナンバーをピーターソンが強烈に演奏。…あとはあはは、と彼の超絶ピアノ+いい味のベース+ギターに身をゆだねるのみ。 |
Unforgettable評価:★★★★★
ジョーパスのソロアルバムといえば、当然ヴァーチュオーゾ#1&#2で、もちろん私も大好きなのですが、それ以上にすきなのが、エレキギターの前者2作品と違い、ガットギター一本で弾きあげるこのアルバム、最高です。まずは、1曲目My Romanceを聞いてみてください。ガットギターって、なんて綺麗な音なんだろうって、感動します。そして、アルバム途中の「枯葉」、私に、「ああ、枯葉って古くない曲なんだ」と気づかせてくれた一曲でした。 |
グレート・アメリカン・ソングブック (+11)評価:★★★★★
ジャズ・ヴォーカルの御三家と言えば、ビリー・ホリディは別格として、熱狂ライブのエラ・フィッツジェラルド、絶対音感完璧テクニックのサラ・ヴォーン、そしてこのカーメン・マクレエが加わる。しかし彼女に何とキャッチフレーズを加えるべきか迷う。特長がないわけではないが、際だった印象に残りにくい。強いて言えば金属的な硬質の歌声で、結構骨太のテクニックだ。歌唱力に迫力もあるが、エラのような熱狂的な迫力ではなく、静かな迫力と言うべきか(変な言い方になってしまうが)。 何せグレイト・アメリカン・ソングブックというタイトルが初心者の入門編を求める気持ちを魅力的にくすぐる。しかも11曲も加わっており、初心者ばかりではなくジャズファン必聴の一枚である。 一度はまってし!!うとしばらくはこのCDばかり聴くことになってしまい、なかなか抜け出せない。オーソドックスなジャズ・ヴォーカルの中心というか王道を聴きたいならばこのアルバムが最適だ。別格ビリー・ホリディと御三家の歌を聞き比べてみるとそれぞれ特長があるが、カーメン・マクレエの歌が座標の中心のように聞こえる。 |
枯葉評価:★★★★★
良くも悪くも、日本のジャズファンにとって「枯葉」は最もポピュラーな曲と言って良い。あまりに安易にうけてしまうので、「カレッパ」などと揶揄されたりもする。が、サラ・ヴォーンの「枯葉」には正直度肝を抜かれた。妥協の一切ないスキャットで全編通し、そのアイデアの豊かさとそれを完璧に歌いこなすテクニックはさすが。絶対音感に裏打ちされた完璧なテクニックと言って良い。 種々の「枯葉」を聞き比べて、最後に到達するのがサラの「枯葉」ではないかと思っている。少なくともヴォーカルの「枯葉」では頂点と言っても良いのではないか。少なくとも私の中ではベストだ。 あるいは、色々な「枯葉」を聞き比べることでジャズの多様性やすばらしさを辿ることもできる。そのようなジャズの魅力に!どっぷりと浸れる一枚だ。 この「枯葉」を聞かずして、ジャズファンと言って欲しくない! 源アルバム名「Crazy & Mixed Up」は日本では採用されず、日本でのアルバム名は「枯葉」だ。 良くも悪くも。 |
チェット・ベイカー・シングス評価:★★★★
ウエスト・コースト・シーンで人気先行の感がなくはないが、チェット・ベイカーというトランペットの魅力は、テクニック云々を超越したアンニュイなムードとエモーショナルなフレーズだといえる。その源泉はマイルス・デイビスだが、マイルスよりもさらに甘い情感とメロウな音色であり、フレーズも音を節約し抑制が効いている。そして、このアルバムの最大の特徴と魅力はベイカーのボーカルが聞かれる点である。トランペットとボーカルという組み合わせは古くは、ルイ・アームストロング、ディジー・ガレスピーなどハッピーなイメージが中心だったが、ベイカーのそれは中性的なボイスとメランコリックな雰囲気で、ややもすると際物的においがする。正統派ジャズから逸脱した怪しげなムードをたたえているが、それだけにジャズの不健康な底深さを感じさせる。私生活でも麻薬との関係が付きまとっていたベイカーには、悲しくも弱い人間性も垣間見えるのである。ライク・サムワン・イン・ラヴ、マイ・アイディアル、バット・ノット・フォー・ミーなどいずれもスタンダーなナンバーで親しみやすいが、マイ・ファニー・ヴァレンタインやザ・スリル・イズ・ゴーンなどに聞かれる退廃的なムードは、深夜、アルコールを伴った場所という限定付き出ないと聞けないほど危ない雰囲気なのだ。 |
ライヴ・アット・カーネギー・ホール+7評価:★★★★★
デビュー38年。白内障を患いながらも自分のキャリアと誇りを胸に熱唱するエラ。 この年齢にしてこの艶やかさは一体何なのでしょう。 この日臨時再結成のチック・ウェッブ楽団も花を添えています。 デビューヒットの「ティスケット・タスケット」から最新ソウル「ホワッツ・ゴーイン・オン」まで、 自身の集大成とも言えるこの傑作ライヴ。絶対のオススメです!! |
EXIMIOUS評価:★★★★★
僕のジョー・パス ベスト5 に入るアルバム。 |
Resonance評価:★★★★
めちゃくちゃ速いです。 速弾きテク前面に押し出したアルバムですね。 その分、他のアルバムに比べて演奏が荒っぽく感じられるので、 風格ある「名作」を求めている人にはちょっと難有りかもしれない。 というわけで評価は星4つ。でも、聴いててすごく楽しいんです。ノリがいいんです。 なりふり構わず突っ走っているPassの音が何より楽しそうだし、 共演者も、面白がって追いかけっこでもしているような感じを受ける。 そして観客も楽しそう! オーディエンスが大喜びで手を叩く、 ノリノリの演奏をバックに、すごくリラックスしておしゃべりをする、 ライブ盤ですから、そんな音がたくさん聞こえてきて、 雰囲気がよくわかる。なんて楽しそうなライブなんだろう! それを聴くこちらもまた楽しくなってしまう! アルバムタイトルのRESONANCE−反響、共鳴−とは、これのことを 指しているのかも。 Passのギターとドラムスの好相性ぶりも必聴ものです。是非! |
枯葉−ソロ評価:★★★★★
真夜中に静かな場所で、このアルバムを聞くことほど落ち着けることはそうはない。ガットギターから紡ぎ出される透きとおる様な音色は、ジャズ・ギターの巨匠 ジョー・パス の天才性を感じさせずにはおかない。(一度でいいからこの人の弾くギターを生で聴きたかった。) 楽曲全体の構成もとても良く、1曲目の<My Romance>が始まると後は夢見心地のままラストまで聞き入ってしまうに違いない。 |
ソフィスティケイテッド・レディ評価:★★★★★
ジャズギター&ヴォーカルを聴いた中で始めて衝撃を受けた一枚。 |
インターコンチネンタル評価:★★★★
麻薬の魔手から療養所へ。やがてジョー・パスの苦闘に 終止符がおかれたのは1960年台のことであった。 34歳にしてダウン・ビート誌の新人ギタリスト賞に輝き、 以後、ツイン・ギターカルテットの形式で活動を続ける。「キャッチ・ミー」「ジョイ・スプリング」に続いて、 1964年に録音された「フォー・ジャンゴ」ではジャンゴ・ ラインハルトへの追悼アルバムとして決定的な評価を得た。 その後1970年代に入ると米国を後にして西欧に渡る。 パシフィックレコードからMPSレコードへ地盤を移して 渡欧後最初に録音した初のトリオアルバムが本作である。 やがて1973年の「ヴァーチュオーゾ#1」に始まる 11作ものソロギターアルバムを残し、ソロギターの 代名詞としてその名を欲しいままにすることになる ジョー・パス。このアルバムはそのコンボとしての集大成 をなすアルバムと言っても過言ではないだろう。 また、リズムギターを減らしたことが後のソロギター への布石となっていると考えてもおかしくないだろう。 ベースのエバーハルト・ウェーバーもドラムのケニー・クレアも ジョー・パスのギターを静かに支えることに徹している。 このままベースとドラムの音を消してもギターソロアルバム として成立しかねないようなギター色の強いアルバム。 しかし、ジョー・パスのギター自身がでしゃばるようなもの でないことから非常に穏やかで心地良いとなっている。 Joe Pass : guitar Eberhard Weber : bass Kenny Clare : drums |
ヴァーチュオーゾ評価:★★★★★
ギター1本でスタンダードの名曲を奏でるジョー・パスの技巧には 本当に驚かされます。技巧だけでなくジョー・パスの持ち味である 歌心に満ち溢れているアルバムに仕上がっています。 ジム・ホールよりも音に温さがあり(ジム・ホールが冷たいということではありませんが)くつろげる一枚です。 |
テイク・ラヴ・イージー評価:★★★★
バックがジョーパスのギター一本なので非常に地味な感じだけど さすがに大御所 渋い良い演奏を聴かせてくれますただエラが復帰後一作目だからか 歳を重ねて落ち着いたのかわからないけど 以前のキレというか、大胆さはない気がする まぁバラードばかりなのでそんなものなのかもしれない どちらかと言えば次作の「エラ&パス アゲイン」の方がよいかも |
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