エチオピアン・ナイト評価:★★★★
生粋のJAZZファンではありません,悪しからず。JAZZらしいJAZZを期待すると,外す。が,ミステリアスな音を求めている人には,午前3時過ぎ−夜明け前の一番静かな時間,最高にはまる。 激しさは無く,静かに徐々に開けていくそんな感じ。 JAZZと言うよりクロス・オーヴァーがピッタリかも。 夜,汗をかいて熱くなくなった後,良いと思うなー。そんな聴き方。 |
ザ・ハンター評価:★★★★★
ジョー サンプルの4枚目。前回と違うのは、一曲目のタイトル曲がニューヨークのスタジオミュージシャンをバックにしています。ちなみにドラム スティーヴ ガッド、ベース マーカス ミラー、ギター デヴィッド スピノザ。だからちょっと、二曲目からリズムセクションが変わるので、雰囲気も変わります。このアルバム、僕の大好きな職人ギタリスト、ディーン パークスが大活躍しており、さらに彼が僕の知る限りクルセイダーズ系の参加で、初めてのギターソロを一曲披露してくれた、思い入れのあるアルバム。ちなみに別の曲でフィル アップチャーチがギターソロを弾いていますが、これがまたブットビのソロで最高。なんていうか、標準語のNHKのアナウンサーに、関西弁丸出しの酔っ払いおっさんがインタビュー受けてるみたいな、キレたソロで最高です。アルバムはこれまた名曲揃い。アコピメインですが、エレピやシンセも使用し、バラエティーに富んでいて言うことなし。ただ、この頃のジョーって次から次へと佳曲が浮かんできたんですね。 |
サンプル・ディス評価:★★★★★
グループとしてのクルセイダーズも大好きだったが、中でも個々にソロ活動をし始めてからのジョー・サンプルの発表するアルバムがとにかく美しいメロディで大好きだった。先日このアルバムの存在を知り久々に聴いたが、懐かしい友人に久しぶりに出会ったような、でもその友人は若々しさを失ってなく、しかも大人の円熟味も持ち合わせていた。そんな感じのする好アルバムだ。 とにかくジョー・サンプルの好きな人には絶対にお薦め。 えっ、今頃聴いてる私が遅いのか? でも本当に良いんだ。 若い人にはデートの時にこんな音楽をさりげなくかけてみれば良いと思うな。 きっとこんな洗練されたメロディの数々を知っている君に、彼女の注目度もアップするぞ。 |
ロウルズ評価:★★★★
今現在のJOEが一番良いと思いますが、この時期の演奏は心に染みてきますね。 |
ダンシング・オン・ザ・ウォーター評価:★★★★★
ボブ・ジェームスとその仲間達で作ったシンプルな生ピアノをベースとした傑作である。とくに松居慶子とのコラボレーションのテンションにはまるで師弟愛のような美しいオーラが感じられる。彼らのジョイントコンサートも聞きに行ったが、このCDと同じくアーティストの掛け合いが単なる1+1以上の魅力を奏でていた。 |
テンダネス評価:★★★★★
超一流ミュージシャンを集めたアルジャロウのスタジオライブ。とにかく選曲、演奏内容共に抜群!で何回も聞き直してしまう。マーカスミラーのプロデュースに脱帽。ジョーサンプルのピアノ、スティーブガットのドラム、今際亡きエリックゲイルの泣きのギター、一曲だけ参加しているニールラーセンの本気の演奏が伝わってくる。90年代フュージョンの金字塔である。 |
NEVER ALONE評価:★★★★
いつの頃からか、ギターを聴くときのポイントというか着目点が”スピード&(スーパー)テクニック”から”フィーリング&メロディ”にシフトしている自分に気がつきました。無論、これはそのまま(特にその傾向が顕著な)HM/HR系のギターの否定につながるものではありません。しかし、E.ゲイル氏やデヴィット.T.ウォーカー氏、昨今のJ.トロペイ氏などのプレーを好んで聴くに連れ、ほぼ無条件に彼等(のプレー)を受け入れてしまうのも事実です。 そういう(結構、極端な?)嗜好性がある私にしてみれば、このP.ジャクソン.Jrという人も同列になります。本作にて、お洒落なリズムの上を軽やかにギターを歌わせていくプレーは、このままエンドレスでCDを回し続けていたくなるほど。 セッション・ギタリストとしては”多くを語らない(派手なソロなど取らない)”氏ですが、ソロ名義ではその才を遺憾なく発揮しています。陳腐な形容ですが、”大人のギターアルバム”って感じです。 アルバムの性格(メジャープレーヤーとの共演スタイルです)上、大挙して参加している実力派プレーヤーに埋もれることなく、”個”を見事に表現しているP.ジャクソン.Jrは流石です。 |
ソング・リブズ・オン評価:★★★★★
レイラ・ハサウェイのちょっとハスキーな歌声がオシャレでかっこいい!!聴き惚れてしまいました。ジョー・サンプルのピアノもとても気持ちいい。ありがちでいて、今までになかった!!めっけものですよん。 |
ブラック・バード評価:★★★★
ブラックファンク/ジャズファンクの名アルバムとしてどこでも語られる本作ですが、いやはや、かなりゾクゾクする名盤です。 元々、正統的なJazz畑で活躍していた人なのですが、70th初頭にブラックファンク/ジャズファンクへの傾倒を強めた中での傑作がこれ。[1]の軽やかなグルーヴ、"クルセイダーズの曲だよ"といって聴かされれば、大半の人は信じて聴いてしまいそうです(実際、クルセイダーズの面子も参加してますが)。後、さりげなくデイヴィッド.T.ウォーカーがGで参加していたもします。 今聴いても、十分、コンテンポラリーものとして通用する、ということが名作の一因なのかも知れません。 |
虹の楽園評価:★★★★★
ジョー・サンプルの「虹の楽園」を耳にしたのは、中学生の時。友人が買ったレコードで聴きました。音楽にはあまり詳しくなかった当時でしたが、ピアノの音があまりにも美しく、今でも時々思い出します。もう一度聴いて見たいな。録音したテープはありましたが、引っ越しの時になくしたようです。そしてこの美しい曲を自分の娘にも聴かせてあげたいです。 |
スイング・ストリート・カフェ評価:★★★★
ジョー・サンプルにデビッド・T・ウォーカー。クルセイダーズファミリーの偉大なコンビによるまさにアーシーでファンキーなご機嫌アルバム。フュージョン全盛期の”78の作品の中で、またクルセイダースの方向性とはかけ離れたゴスペル・ブルース色の強い路線で、ファンにはたまらない内容になっている。ジャケットも地味というか泥臭く、売るのを目的としていない様で、わが道を行く自信が感じられイカス。音は生々しい。当時アナログ盤ではハーフ・スピード・カッティングとやらでやたら音の良さを強調していたが、確かに音が素晴らしい。選曲もスタンダードで、場末のバーでこのアルバムがかかればご機嫌なのではないだろうか。イナタイ感じで聴けば聴くほど味が出ると思う。星4つの理由だがなぜか小!さくまとめている感じがする。もっとダイレクトに雰囲気が伝われば良いと思う。だから逆に地味で退屈な感じがしてしまうんだが…はて?完成度が高すぎるのかな?。でもカッコ良いのは確か。B.G.Mにもおすすめ。 |
ジョー・サンプル・コレクション評価:★★★★★
アルバム「虹の楽園」から3曲、アルバム 「渚にて」から3曲、その他から4曲の10曲 入ってます。この2枚のアルバムが、やはりJoe Sampleの 傑作だと思うので、もしJoe Sampleを1枚だけを買うなら 凝縮したこの実質ベスト盤を!でもジャケットが味気ないですけどね。 |
ヴォイセス・イン・ザ・レイン評価:★★★★★
前作カーメルは、ちょっと一本調子だった嫌いがあるのですが、この3枚目は、エレピも結構使っていて曲調も明るくなり、とっても良い。とりわけ一曲目のタイトル曲はまさにタイトル通りのイメージが伝わってきて、超名曲。また、このアルバムではヴォーカル曲も二曲あり、ヴァラエティーに富んだ選曲となっています。ラスト曲「ソナタ イン ソリテュード」はヴァイオリンとジャズミュージシャンとのセッションで、これがまたほんわかとした名曲。雲の上でうたた寝してるような気分になれます。この頃のジョーって、本当にはずれなしで、そのヴァイタリティーには脱帽の一言です。 |
ザ・キング・イズ・ゴーン評価:★★★★★
マイルス亡き後のジャズシーンを牽引する正当な後継者は誰だろうか?邦題「ザ キング イズ ゴーン」というタイトルの通りこの作品はマーカス・ミラーによるマイルス・ディヴィスへのトリビュート作である。と同時に、後継者は自分だという宣言とも思えるだけの傑作である。このアルバムでは彼自身に影響を与えた偉大なるミュージシャン達、マイルス、ジャコ、スティーヴィー・ワンダーへのレスペクトが、彼自身の音楽的なルーツを物語ると同時に、90年代のジャズの新しい可能性を切り開いて見せている。それはただ懐古的に偉人達の足跡をなぞるだけではなく、様々なエッセンスを取り入れながらも現代性を持ち合わせていることである。(日本のジャズファンは視野が狭いのか、もうジャズというものが進化する事を拒んでいるようかのように思われる)参加メンバーはあまりにも豪華であり、その意味は90年代を代表するジャズアルバムであろう。このアルバムを何かに例えるならば、極上のエスプレッソコーヒーを大きなマグカップで飲んでいるような感じである。その芳醇な香りと苦味は、時代を超えて黒人音楽のルーツへ遡上する旅にと誘うのである。 |
虹の楽園評価:★★★★★
この中の 道草(There are many stops along the way)とMelodies of Loveは 自分でもジョー・サンプルのピアノをコピーし、コンサートの中でも何回か弾きました。特にMelodies of Loveは 結婚式でも弾いた思い出深い曲♪ ジャズの中でもクラシック育ちの女性からも人気の高いジョー・サンプルですよね?!でも実際に弾くと、予想以上に 各指の力強さが要求されますね! それにしても初めて聴いた時の 重くない明るいキレイな曲たちの このアルバム、とても新鮮でした。クラシックピアノからのジャズピアノへの入門としても最適アルバムの一つですo(^-^)o |
ダークネス・ダークネス評価:★★★★
地味に地味にメロディーをたどりながらも、いぶし銀の巧さ織り込んでゆく曲があるかと思うと、炎のギターソロが切れまくる曲もある。ダニー・ハサウェイの有名な「LIVE」で魅せた「You've Got A Friend「君の友達)」を本アルバムでも取り上げ、こちらも素晴らしい仕上がり。ニューソウルを影で支えた達人のこの最高傑作、ニューソウルファンなら騙されたと思って買ってみて! |
ウィ・ウィル・ロック・ユー評価:★★★★★
かなりかっこいいです。淡々とした雰囲気の中に重なる声がSEXYで気分が高揚してきます。原曲とはだいぶ感じが違いますが、歌メロをそんなに崩してないので、原曲を思い出しながらでも、いい感じで聞けます。あとの2曲もかっこいいので、買って損はないハズ。 |
ザ・ピーカン・トゥリー評価:★★★★★
まだジャズをききはじめて間もないのですが、かなりよかったです。 ゆったりした感じですぐに気に入りました!! |
SOUL FOOD CAFE評価:★★★
職人、デイヴィッド.T.ウォーカー(g)と、彼とは30年以上の付き合いがあるJ.サンプル(p、key)。一時期、デイヴィッド.T.ウォーカーはクルセイダーズのサポートをやっていたこともありますが、本作('89年作)はクルセイダーズよりも、もっともっとベーシック&シンプルなソウルテイスト溢れるアルバムになっています。H.シルバーの代表曲として名高い[3]や、P.スレッジの歌で有名な[4]など、耳なじみの曲が、デイヴィッド.T.ウォーカーの柔らかなギターと上手くマッチしています。 ただ、悪く言えば”身内のセッション”的な色合いが多分にあり、商業的に”これ”といえる部分がちょっと見当たらないですね。 寧ろ、(私もその一人ですが)”デイヴィッド.T.ウォーカーのプレーが聴きたい”というファン向けのアイテムの1つとして割り切って捉えた方がいいように思います。 #ベテランのC.レイニー(b)も参加。 #プレーはちょっと控えめかな? |
虹の楽園評価:★★★★★
この中の 道草(There are many stops along the way)とMelodies of Loveは 自分でもジョー・サンプルのピアノをコピーし、コンサートの中でも何回か弾きました。特にMelodies of Loveは 結婚式でも弾いた思い出深い曲♪ ジャズの中でもクラシック育ちの女性からも人気の高いジョー・サンプルですよね?!でも実際に弾くと、予想以上に 各指の力強さが要求されますね! それにしても初めて聴いた時の 重くない明るいキレイな曲たちの このアルバム、とても新鮮でした。クラシックピアノからのジャズピアノへの入門としても最適アルバムの一つですo(^-^)o |
アスク・ア・ウーマン・フー・ノウズ評価:★★★
ナタリーコールといえば、やはりべったり、いやしっとりとしたバラードに限ると思っている私。しかし、このアルバムではバラードも、他のアルバムよりさらりと歌えているのは、名プロデューサー、トミー・リピューマのおかげでしょうか?初心者には聞いたことのないナンバーも多いのですが、「コーリング・ユー」「イッツ・クレイジー」「アイム・グラッド・ゼア・イズ・ユー」 あたりは、耳慣れていて、すっと入ってきます。他のシンガーとの聴き比べにももってこい。ダイアナ・クラールとのデュエットは、ちょっと食われそうで、ハラハラしながら、聞いてます。ドライブのBGMにもおすすめです。 |
虹の楽園評価:★★★★★
紹介のレヴューにはよくメロディアスということが強調されていて、そういうイメージで私も買いましたが、1、3はファンキー、6、7も跳ねるようなリズムで、オヤスミ用に考えていると大間違いです。ただ、確かに、全曲良いメロディーをしていて、シャカタクなど結構パクってるなーと感じることも多いですね(笑)。トータルとしては、もちろん満点のアルバムですよ。 |
渚にて評価:★★★★
ソロ一作目「虹の楽園」について作られた二枚目のソロ。柳の下にドジョウはいるか、とおもいきや、これもなかなか良いです、当時随分聴きました。クルセイダーズでは、ジョーのピアノはファンキーな面が前面にでていましたが、ソロアルバムでは完全にメロウ路線(でも案外ピアノはガンガン弾いていますが)。本質的には両者でのジョーのプレイにそう違いはないと思うのですが、両者の異なるコンセプトを使い分けて、うまく作っていると思います。 |
ソウル・シャドウズ評価:★★★★★
ジョーさんが喜んでピアノを弾いているのがよ−く伝わってくるソロピアノの作品。昔からのファンは、"Soul Shadows"や"Spellbound"が入っているのが嬉しいでしょうし、初めて彼のピアノを聴く人も、ラグタイムの曲等、楽しく聴けると思います。弾いている本人が楽しそうにやっているのが音から出ているので、聴いているだけで嬉しくなってきます。ああ、こういうのが彼は、実は好きだったのかというかベースにあったんだと思いました。9は、映画"スティング"のテーマ曲であまりにも有名な曲。もう全然ジャズなんか聴いたことが無くても、これを聴けば、おお!と思うはず。また他の曲に関してもジェリー・ロール・モートン、ファッツ・ウォーラーってだあれ? という方に是非オススメ。。しかし、僕はガーシュインの11が一番好きだったな。ロマンティックですねえ。最後に彼のピアノのテクニック、凄いですね。ライブを観るといつも思いますが、ピアノを弾く時の指使いや、姿勢、タッチは全て基本に忠実という感じ。シンプルなメロディを弾いてからアドリブに入った後、いろいろな技を次々繰り出して音を紡いで行き、聴き手を飽きさせない工夫が感じられるし、引き出しの多い人だなといつも感心させられます。その感じがこのアルバムに良く出ている。取り上げている素材といい、やっぱりバックグラウンドが豊かなことは何事にも大切なことだなと思いました。 |
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