ワールド・ツアー評価:★
輸入盤は2枚組全16曲入り。 それでもあなたは国内盤を買いますか? |
SADAO 2000評価:★★★★
ザビヌルシンジケート、パットメセニーグループへの参加で今をときめくリチャード・ボナのプロデュース・ワークが聴きどころです。大らかなサウンドがとても良い。失礼を顧みずに言えば、このサウンドをサックス抜きで聴きたいと思ってしまいました、すみません。 |
ホワット・イット・イズ評価:★★★★
まじめなジャズというイメージがあるジャッキーテラソン。練習も人一倍で、音楽もとても技巧的でまとまった演奏をしています。でも今回の作品ではちょっと前衛的というか現代的なジャズです。全体としてはとてもまとまっていて、また適度な緊張感からのインタープレイはとてもいい感じがします。でも、深みがないというか、薄いというか。いつも期待しているだけに、という感じでしょうか。この作品についてはあまりいい評価がされてなかったのを覚えてますが、僕は何度でも聴いていていい作品だと思っています。 |
シーンズ・フロム・マイ・ライフ評価:★★★★★
この天才的なテクニックに裏付けされた奥の深い音楽。しかもそれをひけらかすことなく、大自然を舞うように歌いプレイするリチャード。パットメセニーグループでもその存在感はすごい。 |
ジョイ・ライド評価:★★★★★
豪華なゲスト陣を招いて制作されたものだが、個人的には一際L.リトナーの参加という点だけで購入したようなもの。 しかし、内容は期待を裏切らないものになっている。 1曲目から「いかにもB.ジェームス」というタッチを聴かせ、2曲目ではスリリングな展開を見せたかと思えば、タイトルトラックではL.リトナーとの掛け合いもあり、古くからのFourplayファンには堪らない展開かも。 (リトナーの軽く歪んだギターも最高!) 終盤もボサノバ風の洒落た楽曲もあり、B.ジェームスのイマジネーションに改めて脱帽! 捨て曲は1曲もありません。 |
ツイスト・オブ・マーリー−ボブ・マーリーに捧ぐ評価:★★★★★
レゲイとJAZZの組み合わせが面白そうだし、一流な有名アーティストが参加しているので購入してみました。 レゲイに対する強い思い入れがないので、素直にカッコイイ!と思いました。 レゲイをちょっとクールに Jazzっぽくしたという感じでしょうか。 FUSION・JAZZとして充分に満足できる作品だと思います。13曲中11曲にヴォーカルが入っています。 |
レヴランス評価:★★★★★
ベーシストとしてもジャコの再来と言われているように、有名な方ですがこのアルバムを聞いて、ベースはもちろん歌も素晴らしく彼のミュージシャンとしての才能を十分に感じました。どの曲を聴いても心を和ませてくれまた、ボナの世界に自然と引き込ませてくれる様な、そんな魅力を感じました。もちろんベースにおいても素晴らしく、6曲目で聞かせてくれるソロは凄いです!!すべてにおいて聞き所満載なので、今後も注目して行きたいなと思いました。 |
ルミノーゾ−僕は大地に疾走する輝きを見た−評価:★★★★
日本を代表するボサノヴァの名手、中村善郎の会心作。 彼のどのヴォーカルにも、ボサノヴァの真髄であるサウダージ(哀愁、郷愁)の感覚がそこはかとなく漂っており、ブラジルの歌手でもそれを表現できる人は極めて少ない。このアルバムではジョビンの曲をいくつか歌っているが、自作の曲も素晴らしい。特に「空と風の物語」では、遥か彼方に広がる大空、風のそよぎ、水の流れといった光景が聴く者の目の前に浮かんできて、何か懐かしい気持ちにさせてくれる。 ジョビンはブラジルの自然を愛し、自然との一体感や共生の感覚を曲に表現したが、中村の曲と歌声はまさにジョビンの自然観を体現しているかのようだ。 |
ビヨンド・ワーズ評価:★★★★★
そこは、未知なる音域です。あまりにも綺麗な歌声で聴く人を魅了するでしょう。 この方の作品は、アマゾンさんでは中々目にする事が出来ませんが、 見つけた方は、是非その音に引き込まれる事請け合いです。 静寂な場所で耳を傾けてください。素敵な音のマジックで心が豊かになる。 |
スピーキング・オブ・ナウ評価:★★★★
2002年発表。前作より5年のスパンあり。最新作『The Way Up』は2005年2月発表だからその後また、3年のスパンがある。 重要な変更点はボーカルがペドロ・アズナールからリチャード・ボナに変わっていることだ。リチャード・ボナは渡辺香津美の最新作『Mo'Bop1・2』で参加しているので知っている人も多いだろうが、ここではボーカル・パーカッションとしての参加になっている。 閑話休題。完成されたパット・メセニー・グループのサウンドというのは、パットのギター、メイズのキーボード、そしてペドロ・アズナールのボーカルが渾然一体となって電子のように飛び回る音楽だった。しかしながら本作ではその重要な完全体の一つの要素が抜け去り、『別物』になっている。それが進化か退化か、意見の分かれるところであろうが僕にははっきりと退化と感じられる。 スパンの長いアルバムの出し方もレコード会社との関係もあるのだろうが、このグループのイマジネーションと創造力の減退も大いに関係ある気がする。パットのギター、メイズのキーボード、そしてペドロ・アズナールのボーカルが渾然一体となって電子のように飛び回る音楽を再び聴けないのだろうか?残念で仕方がない。 |
ホイール・オブ・ライフ評価:★★★★★
渡辺貞夫芸能生活51年目、・・・て、なんでこんなに老けないのだろうか?無理して若作りしているわけでもなく、かといってこの道50年の頑固一徹でもなく、飄々と自然体で演ってて、その音が自然に若々しいのですよ!フルートで−のようなプレイをしても、全然枯れた味わいにならないのが不思議。森の中を歩くジャケット写真のイメージそのままの、ナチュラルな音。プロデューサーのリチャード・ボナって、昔サリフ・ケイタのバンドに居て、ザビヌルとかメセニーと一緒に演ってた人。 |
JET STREAM-SUMMER FLIGHT評価:★★★★★
昔からなんとなく、番組は聞いてましたが、番組という骨なしでも十分楽しめる一品です。カフェのBGMのような。 |
ジーズ・タイムス評価:★★★★★
一念天に通ず!マイキーはまたやってくれた。ボナとのコラボレートが織りなす余りの美しさ。そして、二つの類い稀なる才能を見事に昇華させるジム・ベアードの職人芸。さらには、バックアップするアーティストの辛口かつ適確な味付け。それらが完璧に調和したこの崇高なる大地のグルーブに我々の内なる魂(ソウル)は否が応でも躍動してしまうのだ!PMGで満足してはいけない!ボナはパーカッションのアーティストではない。やはり何といっても天才的なベースとボイス。その才能を最大限に引き出す「人材」がいてこそ宇宙の美しさに近づけるのだ!そして、その「人材」こそマイキーに他ならない。 |
ワード・オブ・マウス新伝説評価:★★★★★
このアルバムいいです!!ジャコのトリビュートといえば少し前に出たやつが有名ですが、個人的にはこっちの方が好きな感じです。過去色々なベーシストが伝説化してきましたが、これを聴けば、ジャコがその中でも頭一つ飛び抜けた存在だったことが再確認できるのではないのでしょうか。とりあえず参加メンバーが半端じゃなく豪華なのに驚かされます。皆ジャコの曲を忠実にカバーしつつも、やはりそれぞれの個性を所々で出しているのが興味深いです。特に「TEEN TOWN」で聴かれるヴィクター・ウッテンによるスラッピング・ソロは、スラップを一切しなかったジャコに対する、彼なりの最高のトリビュート方法だったような気がして、少し微笑ましかったです。 |
ムニア~ザ・テイル評価:★★★★
評判と名前しか知りませんでしたが、買って納得の名作でした。教会音楽的なバック・グラウンドを感じさせる透明感あふれる魅力的な声もいいですが、ジャズだけでなくアフリカ音楽やブラジル音楽、カリプソなどを貪欲に取り込んだ野心的なサウンドを聴かせてくれます。それでいてアルバム全体の統一感を損なうことがありません。 日本盤のみボートラでジャコ・パスの「リバティ・シティ」のカヴァーを収録していますが、これがなんと15分にも及ぶ白熱のライヴ・トラックで、聴き応えばっちり。 |
トト・ボナ・ロクア評価:★★★★★
アフリカ系のシンガー、最近ではセザリア・エボラやユッスー・ンドゥールを聴いて、いつも感じるのは圧倒的な「歌の力」だ。それは歌を信じる力であり、歌によって人々の魂を揺さぶる力、ひいては世界を変革する力である。言霊という言葉に倣えば、「歌霊」といえるようなものが確かにそこに存在する。リチャード・ボナの3枚のリーダーアルバムにも、いつも同じことを感じてきた。カメルーン出身のボナ、ザイール(現コンゴ)出身のロクア・カンザ、フレンチ・カリビアンのジェラルド・トト。ワールドミュージックの新進気鋭のシンガーたち(才能あるソングライターでもあるし、ボナはベーシストとしても超一流)。国も言葉も民族も異なるその3人が競演したアルバムである。それぞれの個性を発揮するリードボーカルも素晴らしいが、ここで注目したいのは3人のコーラスパート。歌と歌が掛け合わされ、そのハーモニーによって「歌の力」が見事に増幅されている。聴いていて、なんともウキウキ楽しくなる。何回も繰り返し聴きたくなる。こんなアルバムは実に久方ぶりだ。 蛇足ながら、リチャード・ボナはジャズ(フュージョン)の範疇で語られることが多い。しかし、サリフ・ケイタやユッスー・ンドゥールのまさに正嫡であり、ワールド(アフリカ)ミュージックのコンテキストで評価すべきだと思う。たまたまジャコ・パストリアスばりのベースでジャズも演れるというだけのこと。その真価は「歌の力」にあると私は確信している。 |
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