Song X評価:★★★★
1985年12月14日ニューヨーク、パワー・ステーションで「ライヴ」録音とある。パットの最も尊敬するミュージシャン、オーネット・コールマンとの競演盤。ベースにチャーリィ・ヘイデン、ドラムにジャック・ディジョネットとオーネットの息子のデナルド・コールマンを迎えてのアルバムである。曲はオーネットのオリジナルが4曲、オーネットとパットの共作が4曲という構成だ。ここで頭に浮かぶのは、1983年11月29日・30日同じニューヨーク、パワー・ステーションで録音した「Rejoicing」である。マンフレート・アイヒャーが企画したこのアルバムに対して、パット自身がやりたいのはこういうことだと示したのが本作ではないかと思う。 パットはオーネットの曲をそのリズム・セクションとやりたいのではなかったのだオーネット自身と音楽を創造したかったのである。しかも本作はスタジオ・ライヴと宣言した一発取りだ。一発で即興性溢れるインプロビゼーションをオーネットとやりたいと彼はここで宣言している。 オーネットの空間とパットの空間の混ざり合った希有なアルバムだ。 |
Something Else!!!!:The Music Of Ornette Coleman評価:★★★★
オーネットのデビュー作です。 ビーバップやラテンをベースにしながら、オーネットはこの時点で独特の浮遊感を漂わせた 「ハーモロディック節」を確立させており、楽曲的には後の作品と比べても、全く遜色ないレベルにあるのが驚きです。惜しむらくは、トランペットの盟友ドン・チェリー以外のメンバーに、サウンドのコンセプトを徹底させられなかったこと。 真骨頂はアトランティック移籍を待たなくてはなりません。 資料的には、数少ないピアノ入りの作品であります。 |
Tomorrow Is the Question評価:★★★★
ギギンが良いです。パーカーに通じるものを感じます。 |
Virgin Beauty評価:★★★★
グレイトフル・デッドのJ.ガルシア(g)が参加したことでも有名なO.コールマン(sax)の'87年作品。 O.コールマンとくればフリージャズと枕詞のように付きまといますが、少なくとも本作はフリージャズというよりも非常に洒落たロックとして捉える方が(私には)しっくりときます。C.ブレイ辺りもそうなのですが、私のような初心者は”フリージャズは解る人しか聴いてはいけない”というような暗黙の了解に前に門前払いされているかのような意識があります(考え過ぎですかね)。 しかし、いい作品、面白い作品というものを聴くと、そんな事は杞憂であることが解ります。 ”理論が解ってこそジャズは面白い”と知人は言います。無論、最低限の知識のようなものが解った方が(より)面白く聴けるのだとは思います。しかし、突き詰めればただの音楽です。子供がおつかいの道すがら口ずさむ鼻歌と同じはずなんです。 [[閑話休題]] 気ままでいて、すっと耳に馴染むO.コールマンのメロディーライン、躍動するベースライン、時にロック的な臭いもするギター。いいじゃないですか。全体的に軽く施されているエフェクトも嫌味がなく、多くのリスナーにも受け入れ易くする為の妙薬として効いているかのように思われます。 |
Shape of Jazz to Come評価:★★★★★
パッと聴いた感じでは、とても心地よい音楽なのです。深く聴いて、深く考えた時、あなたは初めてその革新性に戦慄をおぼえることでしょう。 |
Free Jazz (A Collective Improvisation)評価:★★★★
録音は1960,12/21.Orentte Coleman(as),Don Cherry(Pocket t),Scott La Faro(b),Billy Higgins(d),Eric Dolphy(b cle),Freddie Hubbard(t),Charlie Haden(b),Ed Blackwell(d) |
Change of the Century評価:★★★★
オーネットが評価されるきっかけとなった「ジャズ来るべきもの」に続くアトランティック・レーベル第二弾アルバム。 ドン・チェリー(cor)、チャーリー・ヘイデン(b)とのコンビーネーションは更に緊密化し、オーネット流「宙ぶらりん」ビバップを自在に表現しています。 パーカーをコピーすることが、真のパーカーの継承ではない、とばかりの「ランブリン」「バード・フード」の「5cmズレた」スウィング感がここちよい。 アルトの音色はキリキリした「ジャズ来」にくらべ、気持ちまろやか。 |
The Art of the Improvisers評価:★★★★
アトランティック・レーベルでのアウトテイク集。 聴き所は、珍しいメロウなバラード(オーネットのバラードは通常あまりメロウじゃないので)2、 スコット・ラファロ(b)小爆発4、オーネットがテナーを吹く5など。 8,9は日本のみ発売され、単体では未CD化の「To whom who keeps a record」から。 アトランティックのオーネットを聴き尽くした方なら、当然買い! |
Beauty Is A Rare Thing: The Complete Atlantic Recordings評価:★★★★★
オーネットの原点ともいえるアトランティックレーベル時代の作品を、録音順に収録した6枚組のBOXセット。ブックレットもデータ、写真共に充実したもので、さすがライノといえるいい仕事です。 ファン的には日本でのみ発売された[To whom who keeps a record]の全曲が収録されているのに注目です。CDではここでしか聴くことができません。リーダーセッションのみならず、ジョン・ルイスの[Jazz Abstraction]でのドルフィーとの競演が、聴けるのも嬉しいですね。 |
Free Jazz (A Collective Improvisation)評価:★★★★
録音は1960,12/21.Orentte Coleman(as),Don Cherry(Pocket t),Scott La Faro(b),Billy Higgins(d),Eric Dolphy(b cle),Freddie Hubbard(t),Charlie Haden(b),Ed Blackwell(d) |
Tone Dialing評価:★★★★★
オーネット・コールマンの音楽には,自由に飛び回るような軽やかさがあります。バッハのメロディまで使いながら,この軽やかさをスタイルごと十全に表現した,近年のコールマン作品としては最重要傑作です。レーベル名にもなった,コールマンの音楽観である「ハーモロディック」が難解ではなく,こうして様々な曲の演奏に応用できるものだと示しています。「フリー・ジャズ」一般の重いイメージからは遠く離れた,とにかく聴いて楽しめる音楽です。 |
Sound Museum (Three Women)評価:★★★★★
このCDは、14曲中13曲が、”HIDDEN MAN"と同じ曲です。もちろん演奏(アレンジ)は、違います。オーネットコールマンというと”暗い”、難解”と思っている人にこそ、この作品を聞いて欲しいです。オーネットだけでなく、ジェリアレン(ピアノ)、チャーネットモフェット(ベース)、デナードコールマン(ドラム)、全員が、楽しそうに、自由に演奏しています。(その意味では、まさに”フリージャズ”)芸術家の宿命かもしれませんが、死んでから評価される人が多いですが、オーネットが死んだらきっと凄い事になるのでは、、。(私は、泣きます)10年くらい新譜を出していないオーネットなので、このCDをみんなで買って、オーネットをその気にさせましょう。 |
Sound Museum (Hidden Man)評価:★★★★★
オーネットが(その音楽性を確立させたと言われている) アトランティックレコード移籍後では初めてとなる ピアノ入りのグループでの作品「サウンド・ミュージアム」二部作の一枚である。 問題のピアノはジェリ・アレン。 ジェリはセシル・テイラー系のフリー・スタイルは、あえて(?)とらず、 チャーネット・モフェットのベース、デナルド・コールマンのドラム、そしてオーネットのアルトと 有機的に渾然一体となり、独特の浮遊感のあるサウンドの一部として、非常に重要な役割を担っている。 このアルバムは、非常にヴァーサタイルなスタイルを持つ 彼女だからこそ成立させえた作品といえるかもしれない。
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Body Meta評価:★★★★★
オーネットはジャズミュ-じシャンでなく現代音楽家ではないか。ジャマラディーンもさすが。シャノン・ジャクソンも周りの音全然聞いてないみたいでちゃんと聞いてるし。二人のギターはちゃんと役割わかってるし。ここまでむちゃくちゃな、でも知的?なまとまりはこのあと80年代からのプライムタイムに続く。まさにプライムタイムも原型。と感じる。別物といえば別物だが。ちなみにダンシング・イン・ユア・ヘッドと同日録音らしい。 |
Soapsuds Soapsuds評価:★★★★★
これは傑作といわれる「ゴールデンサークル」、「サイエンスフィクション」など、オーネット・コールマンの方法の本質を表現している力強いアルバムではありません。テナーを使い、sensitiveに語りかけるような声が聞こえます。これが生のオーネットの声じゃないのかな。ジョー・ヘンリーの「Scar」でのオーネットのソロが気に入った方は是非聞いてください。 |
In All Languages評価:★★★★★
オーネット・コールマンのデビュー30周年を記念して、往年のカルテット(コールマン、ドン・チェリー、チャーリー・ヘイデン、ビリー・ヒギンズ)が再集結。前半はこの名カルテットによる演奏。全体的にはやはり「ジャズ来るべきもの」をはじめとする’62年までのアルバムで聴かれるサウンド(チェリーのトランペットの音になぜか深いリバーブがかかっているところが以前と明らかに違うが・・・)だが、やはり以前のようなキリキリするような緊迫感よりはむしろ余裕や貫禄のようなものが感じられ、安心して聴けてしまう。(もちろん演奏のクオリティーはやはり非常に高い。) ただ、今やチェリーもヒギンズも故人となっていることを思えば、’87年にこのカルテットでよくぞ録音しておいてくれたと思わざるを得ない。後半11曲目からは当時のバンド、プライムタイムによる演奏が爆発する。こちらは「ボディ・メタ」から「トーン・ダイアリング」までのあの感じの演奏がラストまで続く。 カルテットとの違いで最も顕著なのはヒギンズとデナード・コールマンのドラムであると思う一方、オーネット・コールマンのどちらのフォーマットであろうとあまり演奏が変わらないことが逆に興味深く感じられた。 これら2つのフォーマットで同じ曲を演奏するというところがこのアルバムのミソだが、思えば、かつてのアルバム「フリージャズ」でのダブルカルテットによる演奏といい、今回の、ギター×2、ベース×2、ドラム×2というプライムタイムの編成といい、後の、同じメンバーで同じ曲を2度演奏して制作された双子のアルバム「サウンド・ミュージアム」のコンセプトといい(そういえば、「ツインズ」というアルバムもありました)、コールマンの音楽にはこの「2」、あるいは「ダブル」というのが理解する上での鍵になっているような節がある。そのへんのところを解説した書物などがあれば是非読んでみたいものだ。 |
At the "Golden Circle" in Stockholm, Vol. 1評価:★★★★★
「双子」とまで称されたドン・チェリー(tp)、 最大の理解者であるチャーリー・ヘイデン(b)のカルテット離脱、 そして商業的な行き詰まりから、遂に引退にまで追い込まれたオーネットが、 3年のブランクを経て復活したそのツアーの記録です。
場所は厳しい黒人差別の現実から少し離れた北欧ストックホルム。
復活の喜びを歌い上げるかのように、幼なじみチャールス・モフェット(ds)と、 クラシック出身の白人ベーシスト、デーヴィッド・アイゼンソンを従え、 ワンホーンでなんとも伸びやかに、清々しくオーネットが徹頭徹尾吹きまくります。
時間も決めず散歩するときの口笛のような、 しかしよくよく聴くと幾何学模様のような美しさがあり、 なお土臭いブルースのような趣も持つ、希有な音楽。 |
New York Is Now!評価:★★★★
オーネット・コールマンを崇拝していることで有名なパット・メセニー。その中で特に推薦しているのがこのアルバム。他の有名作ほど個性的ではないがなるほどインスパイアされるものがある。 |
Love Call評価:★★★
録音:1968年4月29日、5月7日 メンバー:Ornette coleman(as,vil) Dewey Redman(ts) Jimmy Garrison(b) Elvin Jones(dr) |
クロイドン・コンサート評価:★★★★★
独自の奏法、独自の旋律。個性たっぷりの演奏が空気を震わす。 偉大なミュージシャンは、アメリカを嫌い一度は欧州に渡る。 そのときの1ページが本盤です。 どこを切っても必ずオーネットの素晴らしいフレーズが耳に襲いかかる。あまりにピュアなサウンドに涙します。 |
ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン Vol.1評価:★★★★★
「双子」とまで称されたドン・チェリー(tp)、 最大の理解者であるチャーリー・ヘイデン(b)のカルテット離脱、 そして商業的な行き詰まりから、遂に引退にまで追い込まれたオーネットが、 3年のブランクを経て復活したそのツアーの記録です。
場所は厳しい黒人差別の現実から少し離れた北欧ストックホルム。
復活の喜びを歌い上げるかのように、幼なじみチャールス・モフェット(ds)と、 クラシック出身の白人ベーシスト、デーヴィッド・アイゼンソンを従え、 ワンホーンでなんとも伸びやかに、清々しくオーネットが徹頭徹尾吹きまくります。
時間も決めず散歩するときの口笛のような、 しかしよくよく聴くと幾何学模様のような美しさがあり、 なお土臭いブルースのような趣も持つ、希有な音楽。 |
ニュー・アンド・オールド・ゴスペル評価:★★★★
オーネット・コールマンの影響の元、「レット・フリーダム・リング」、「ワン・ステップ・ビヨンド」などの意欲作を発表していたマクリーンが、遂にオーネット本人(トランペットのみですが)を迎えて制作したアルバム。飄々とした御大の演奏と比べて、マクリーン本人は、全編血管ブチギレ状態で、相当な気合いの入りよう。古いゴスペルと新しいゴスペルの2つに引き裂かれながらも、前進してゆくマクリーンがカッコいいです。 |
Dancing in Your Head評価:★★★★★
仕事中にエレベーターに籠もってサックスの練習をしていて解雇されただの,白人たちにリンチにあっても自らの音楽を演奏しただのと様々な伝説があるオーネット・コールマンですが,このCDは彼の求めた「自由」が十全な形で具現された初めての作品です。メロディーは一つで,ジャラマディーン・タクマ(ベース)やロナルド・シャノン・ジャクソン(ドラムス)などをバックに延々とソロを繰り広げる1曲目は,徹底してハーモロディクを実践した曲と言えるでしょう。聴く者に本物の開放感を与えてくれます。短い2曲目はストーンズのブライアン・ジョーンズも取り上げたモロッコのジャジューカのミュージシャンの演奏に飛び込んで,それでも紛れもなく自分の音楽を演奏するコールマンの姿の記録です。 |
Complete Science Fiction Sessions評価:★★★★★
トリオ演奏主体の60年代を経て、メジャーレーベルに移籍したオーネット・コールマンは、潤沢な資金を得て、ヴォーカルやポエトリー・リーディング、サウンドエフェクトを大胆に取り入れ、この"Science Fiction"を制作した。旧友ドン・チェリー、ボビー・ブラッドフォードとの久々の激しい競演、インドの歌手、アーシャ・プスリをフューチャーした美しいハーモロディックバラード1,6など聴き所の多い隠れた名作である。この盤は、かつて"Broken Shadows"としてリリースされていたアウトテイク集を含むコンプリート盤であり、CBSでのオーネットの録音の全貌を知ることができる。 |
ニュー・アンド・オールド・コスペル評価:★★★★
60年代のマクリーンがフリーと評されるのが判らない。何も難しいところなどない、誠に情熱的な作品群である(次作『バウト・ソウル』だけはフリー)。本盤も誠に情熱的、特に自作の組曲Lifelineは力入りまくり、物凄さ度屈指の演奏である。 そんななか、オーネットがペットが、いかにもノホホンと邪魔するのが絶妙。折角の共演なのにペットでがっかり、という評価ばかり目立つが、珍しいものが聴けたと広い心で楽しみたい。これも正にオーネット節以外の何物でもない。 一番いいのがオーネット作のOld Gospel。腰の据わったファンキーなナンバーで、実にロックしている。よく知らないラモント・ジョンソンさんのピアノが黒い。 |
ヴァージン・ビューティー評価:★★★★★
今からこのCDを手にする人は幸せです。このアート・ワークを見て,曲を聴いて「何じゃこりゃ」と驚くことができるはずだからです。もちろん,サイドのプライム・タイムは実力者集団で,オーネットはその中で自由に飛び回っています。「フリー・ジャズ」と分類されても,展開が読めないインプロビゼーションやジョン・コルトレーンの晩年の作品などの重さ,深刻さや単調さとは無縁の軽やかな曲たちが楽しませてくれます。 |
ジャズ来るべきもの評価:★★
フリージャズの家元・オーネットの有名盤。こう言う音楽が、モダンジャズの進化・深化に一役買ったんだろうなぁ … 程度の感慨は持つが、聴いていて楽しくなる様な盤ではない。 フリージャズと言ってもグギョグギョではないのだけど、どことなく調子の外れた実に淋しい気分にさせられるレコード。私は何度聴いても良さが分かりません。 ってな事を書くと、ジャズ求道者や似非ジャズ求道者から、「参考にならなかった」にたくさん投票されるだろうなぁ。 |
小説家を見つけたら評価:★★★★★
「虹の彼方に」と「この素晴らしき世界」が交互にしかも心地よく繋がれて歌われる、映画のエンディングテーマが最高に良いです。イズレエル・カマカヴィヴォオレの声が柔らかく優しく響きます。こんなに心地よい歌を聴くのは久しぶりでした。 |
At the "Golden Circle" in Stockholm, Vol. 1評価:★★★★★
ボーナス・トラックとリマスターされた音が聴きたくて買い直した1枚。この頃のオーネット・コールマンの演奏をクリアに蘇らせ、素晴らしいボーナス・トラックを世に送り出したRudy van Gelder の功績は大だと言わざるを得ない。クリアな音で聴けるゴールデン・サークルに一ファンはただ涙だ。 |
ダンシング・イン・ユア・ヘッド評価:★★★★★
ユニバーサルの[Jazz the BEST]シリーズの一枚としてのリイシューです。 この時期にリマスターでもなく、未発表テイクもなく、安くもなく 以前からのファンには特に興味を引くものではありません。 聴いたことのない方はこの機会に是非。究極のアンチマッチョ音楽、ハーモロディック音楽の代表的な作品です。 |
裸のランチ評価:★★★★★
デーヴィッド・クロネンバーグが、バロウズの伝説的な処女作を映画化した 「裸のランチ」のサウンドトラック。
クロネンバーグ作品ではおなじみのハワード・ショアが音楽を担当しているが、 特筆すべきはフリージャズの巨匠オーネット・コールマンの参加だろう。 現実と妄想を行き来する映画の世界観に、 幻惑的なストリングスにオーネットの鋭くも浮遊感のあるアルトが加わった音楽が、 ピッタリはまってサントラとしても成功していると思う。
オーネット自身の演奏は、息子デナルド(ds)、ジョン・サーマン・ザ・トリオのバール・フィリップス(b)とのトリオでのもの。 非常にスリリングで聴き応えのあるものだ。 共に来日公演も行った”ジャーナル・ヴァイオリン”バールとの競演はこのアルバムでしか聴くことができない。
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ゴールデン・サークルのオーネット・コールマン Vol.1評価:★★★★
他のレビューでフリージャズらしきことが書かれてますが、初心者でも全然大丈夫です。トリオということでオーネットのテナーが際立っていて楽しめます。ドラムとテナーの音だけになる瞬間もあり、ドラムもがんばっています。 おすすめはM-2ですね。最近のへヴィーローテーションはこれ。 |
ソングX:20thアニバーサリー評価:★★★★
近頃流行りの「リマスター&ボーナス」だと思っているんだったら、Patの事を全然わかってない!って言いたい!より良い音楽を世界に届ける事にのみ執着し、名誉にもお金にも虚飾にも興味が無い本物の音楽の寵児なのです。20年前にCDの収録曲数に制限されながら、数日で作り上げたアルバムをさらなる完成度の高みに引き上げたかった彼の「大志」が見事に結実しています。いわば「ディレクターズ・カット」新たな曲を収録し、リマスターする事に加え、時代の流れが、このアルバムをまったく新たな物に仕上げていると言って良いでしょう。Pat自身もこの20年間、ファンに向かって新たな音楽の広がりを問いかけていますし、私自身、20年前とはまったく違った新鮮な感覚で聴く事が出来ました。 さらに嬉しいお知らせとして、ゲフィン時代のマスターをこれから次々に「ディレクターズ・カット」としてリリースするそうです。「スティル・ライフ」や「レター・フロム・ホーム」が20年の時を超え、どんな新訳で我々に届けられるのか楽しみではありませんか!? 「アンビシャス・プロジェクト」と名付けられたこの計画、まさにPatの「大志」に期待したいです。(けど新譜も聴かせてね・・・) |
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